終暦62年。俺と言う存在が生まれた。その昔俺が生まれる前にラグナロクと言う悲劇で1度地球は滅びかけたのだが、地球は滅ぶ寸前で踏みとどまった。それから文明は滅びて人類はわずかに残った食料と資源と領土を奪い合い戦争が始まった。
終暦66年。四年前俺の親は俺を捨てて死んだ。赤ん坊だった俺は「紅のサソリ」と言う傭兵団に育てられた。俺はその傭兵達に物心つく前から銃を待たされて戦争に駆り出されていた。
「いいか!?お前らこの車を降りた瞬間には目の前に映る敵を撃ち殺せ!」
傭兵団に拾われて4年俺は揺れる車の中で銃を抱えてゆらゆらと揺られていた。車の走る音以外に爆発物の音がなりやまなかった。戦場中を突き進んでいたのだ。当時の俺はこの爆発音が何かわかっていなかった。
「やり方は簡単だ!銃を相手に向けて引き金を引くだけだ!猿でもわかる簡単なことだ!お前らがもしこの戦争に生きられていたら飯を食わしてやる!」
車の荷台で男が何か説明してたけど、当時の俺はお腹が空いたことしか考えていなかった。戦争やら何やら言ってたが、子供だった俺にはよくわからなかった。そんな事を考えてきたら前を走っていた車が爆発したらしく、車は停止して大人の男が「降りろ!降りろ!」と慌てて叫んでいた。俺達はよくわからないまま車を降ろされた。そして、降りた先に俺が見たものは、銃弾やら爆発やらでドカドカ鳴っていた。俺はうるさいなと思いつつとりあえず前に進んだ。
「痛い!痛いよ!」
「ママー!」
「死にたくない!」
そして、そこには俺とそんなに歳の変わらない子供達が泣いていた。当時の俺は何で泣いているのか理解できてなかった。よくわからない俺はこのうるさい空間を早く抜けようとしてしばらく歩いていた。
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翌日の朝歩き疲れた俺はいつのまにか寝ていた。今思えば俺は運が良かったのだろう。爆弾の嵐の中で俺は怪我一つなかったのだ。
「腹減ったな…」
寝ていた俺はお腹が空きすぎて起きてしまった。ろくに飯を食っていないせいか身体はすっかりとガリガリで骨が浮かび上がっていた。この時の俺は死ぬと言うものが知らなかったおかげで、空腹で死ぬと言うことがわからなかったため、死への恐怖、そもそも死というものがわからなかった。とにかく俺はお腹空いたと呟いていたら、どこからか呻き声聞こえ聞こえた。俺は呻き声がする方へ向かった。
「…うっ、うぅ」
そこには血だらけの大男が怪我して倒れていた。今にも死にそうだった。男は俺の存在に気づいて助けを求めてきた。そんな男に俺は銃の引き金を引いた。
「…痛い」
うった反動が強くて子供だった俺には反動が受け止めれきれずに銃を落としてしまったが、何とか男に当たって男は死んでしまった。そして、この時の俺は初めて人を殺した。まあ、当時の俺は死というものがわからなかった。俺は男がもともと静かだったけど、もっと静かになった。それぐらにしか考えていなかった。男を殺したことより当時の俺は銃の反動の方が驚いていた。銃の衝撃が痛いと言う方しか考えていなかった。
「お腹すいた…」
なぜこんな事をしたかと言うと、言われたからだ。車から降りる前に男が言っていたからだ。銃を向けて引き金を引けと、当時の俺は言われたことしかできない子供だったのだ。そして、子供の俺は死んだ男のポーチを探り出したのだ。俺は単純に食べ物を探していたのだ。当時の俺は死というものはわからなかったが、食べれば空腹が治るのは知っていた。だから子供俺は食い物を探して男のポーチから食い物を探して、そして、俺は男のポーチからあるものを取り出した。それは茶色の板状のもので表面が凹凸していた。それは俗に言うチョコレートと呼ばれるものだった。俺は初めて見るそれを恐る恐る口に入れる。そして、俺はそのチョコレートのあまりの美味しさにビックリした。俺はチョコレートを食べるために次の人を探した。
「何だこのガキ!やめやがれ!」
「痛!」
次に見つけた男は下半身が瓦礫に挟まって動けなくなっていたが、腕は動かせた。男は俺をまさぐろうとすると、男は俺を手で突き放した。押された俺は尻餅をついた。そして、俺は痛いと思いながら考えた。どうやったら男からチョコレートを取れるのかなと思った。そして、俺は思い出した。銃で撃ったら大人しくなるかもと考えた俺は先程チョコレートを食べていた所に銃を置いてしまったので、俺は銃を取りに戻った。そして、戻った俺は男に銃を突きつけた。すると男は青ざめて叫び出した。「やめろ!このクソガキ!」と言っていたが、俺は完全に無視して再び引き金を引いた。そして、男はまた、大人しくなった。そして、俺はこの人を殺す武器を何を勘違いしたのか、人を大人しくさせる魔法の杖だと思い始めた。そして、俺は戦争が終了した焼け野原でチョコレートを求めて人を殺しさんかいし始めた。
「ふふ〜 」
この時の俺はチョコレートを美味しそうに食べる子供だったが、殺した彼らには殺人鬼が笑うように見えたのだろう。
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「お〜い。何か使えそうなものあったか?」
「いや、何にも残ってねぇよ」
コイツらは傭兵紅のサソリで戦争に行かなかった連中だ。連中は戦争が終わった後に戦争の残りカスを集めて生計を立ててる薄汚いハイエナどもだ。男達が楽しそうに話しているとどこからか銃声が鳴り響いた。男達が突然の音にビックリしたが、銃声がなった方へ向かった。そして、恐る恐る見てみるとそこには、死んだ男に死体をまさぐってる子供がいた。そう、俺だ。男達は俺を見て驚いていた。
「おい。アレはウチのガキだぜ!」
「まさか生き残りがいたのか!?コイツは驚いた」
「どうする?こんなの初めてだぜ、まさか生き残る奴が出てくるとはな」
「どうするも何も連れて帰るだよ。次の戦争でも使うんだよリサイクルって奴だ」
そして、男達は俺を捕まえるために物陰から出てきた。そんな男達に俺は気がついた。2人の男はこれまでと違って普通に元気そうに立っていた。今まであった男達は今にもに仕掛けの奴らだった。まあ、それすらも考えていなかった俺は銃を男達に向けて引き金を引いた。すると、銃は今までと違いカチカチ音を鳴らすだけだった。簡単な話弾切れという事だ。しかし、子供の俺には弾切れというものがわかっていなかった。ただ壊れただけだと思った。
「このクソガキ!」
「ぐっ!?」
「驚かせやがって…」
俺は男に思っ切り殴られて気を失ってしまった。そして、それからは戦争にひたすら参加する日々が続いた。
終暦76年。俺が属していた傭兵団は戦争に敗れて壊滅した。そして、俺も死にかけていた時だった。俺はシルヴィア・斑鳩・ミスルギと言う、ミスルギ皇国の第2王女の婆さんに拾われキラと名付けられた。それからはひたすらミスルギ皇国の兵士としてパラメイルに乗って戦争をしていた。
終暦80年。圧倒的に軍事力をほこるガリア帝国から、今は使い物にならない異世界につながると言うゲートを守るために戦争をしていた。そして、ミツルギ軍はゲートの維持は無理なため破壊することにした。そして、俺はゲートを破壊するために、パラメイルでゲートに突撃したのだが…。
「…知らない天井だ」
自分でも死んだと思っていたが、丁寧に治療をほどかされて、治療室らしきところで眠っていた。意識がもうろうとするなか、まず目に入ってきたのが、設備が充実している医務室だった。ここの時点で自分の国の医務室ではないことがわかった。
ミスルギ皇国の医務室はここまで充実していない。確実に他の国のものだ。ここまで充実な設備が管理されてるとしたらガリア帝国の物だと考えるのが妥当だろう。俺は捕虜とされたと考えて、ここから逃げ出した。この時なぜ自分は拘束されていないのかわからなかった。いや、血が足りなくてそんな事も考えられていなかった。
そして、部屋を出た数分後に放送が鳴り出した。患者が逃亡して直ちに見つけ次第捕獲と言うこと、俺は警備が厳重になりながらも何とか脱獄の糸口を探っていたところパラメイルが置かれている空母にたどり着いた。俺はパラメイルでの逃走をはかったのだが。
「いた!捕まえるわよ!」
見つかってしまった俺はすぐにパラメイルに乗ってエンジンをかけるがうんともすんとも言わない。俺がこの時に乗っていたのはパラメイルではなくラグナメイルと言われてるヴィルキスだった。ヴィルキスはアンジュしか動かせなものだということはもちろん俺は知らなかった。俺なすぐに違うパラメイル乗り換えようとしたが、怪我で思うように動けなくあっさりとセミロングの金髪の女アンジェに捕まってしまった瞬間だった。
「えっ!?」
「!?」
突然とヴィルキスが光り出して、この場からアンジュと俺連れて消えてしまったのだ。その時「アンジュ!」と呼ぶ声が聞こえたような気がしていきなり目の前が真っ暗になってしまった。
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「いたたた…もう、どっうなって、きゃあ!?」
「大人しくしろさもないと殺す」
いきなりだが、室内にいたはずの俺らだが、なぜか樹海の中にいた。何がなんなのかわからなず困惑しているが、俺はとりあえず横にいた女を取り押さえた。
「さて、いろいろと説明してもらうぞ女」
「その女って私?私にはアンジュって名前があるの女、女て呼ばないでくれる?不愉快だわ」
第一印象は最悪だった。コレが俺とアンジュが初めて出会った時の出来事だった。
読んで下さりありごとうございます。感想など待ってます。