タイムスリップパンツァー・時をかける戦車少女たち   作:疾風海軍陸戦隊

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捕まります

「あ、あの・・・・・会長。なんで私たちを呼んだのですか?」

 

放課後、みほたち4人は生徒会室に呼ばれた。そして呼ばれた理由もわからずみほが首をかしげていると杏は、

 

「やあやあ、西住ちゃんたち。わざわざ来てもらってごめんね。実はこの前西住ちゃんたちは動く5式中戦車を見たって言ったよね?」

 

「え?あ、はい」

 

「実はさ、その戦車に乗っていた子なんだけど・・・・・」

 

杏が河嶋に何か言うと河嶋は一枚のポスターを出す。それは手配書と書かれたポスターで、その文字の下に6人の女子の写真が貼られていた。そして杏は、

 

「この子なんだけどさ、西住ちゃんに似ているんだけど、親戚だったりする?」

 

と、6人の中の内、一人の少女を指を指す。それを見た沙織たちは・・・・

 

「あれ?確かにこの子、みぽりんに似てる・・・・・」

 

「目は凛々しいですけど。確かに似ておられますね?」

 

「本当です・・・・・」

 

三人がそう言う中、みほは、

 

「(あれ?この子どこかで・・・・・確か前に学校であったような?)」

 

「西住。どうかしたのか?」

 

「え?いいえ。なんでもありません。それとこの子なんですが、私の親戚にこの人はいません・・・・・あの・・・この人たちがどうかしたんですか?」

 

「最近、この学校内をうろついている謎の生徒だ」

 

「謎の生徒?名前とかわからないの?生徒会だから知っていると思ってたんだけど?」

 

沙織が訊くと柚子は首を横に振り、

 

「ううん。実はね。調べたらこの6人はこの学校の生徒じゃないことがわかったの。それでね。今生徒会と風紀委員のみんなでこの6人のことを探しているの」

 

「それで、見つかったのですか?」

 

「いや~それが見つかんなくてね~。数日前、風紀委員たちがその6人のうち二人を見つけて捕まえる寸前までいったらしいんだけどさ、結局逃げられたって」

 

「でも、顔がわかっているならすぐにでも捕まえることができるんじゃないですか?」

 

優花里はそう言うが、

 

「それがさ~その6人。変装しているみたいなんだよ」

 

「変装ってどうやって?」

 

「この前、美術室のスケッチ用のマネキンの鬘が大量に盗まれたの」

 

「なるほど、その鬘を被ってこの校内に潜んでいるというわけですね?」

 

「その通りだ。そして数時間前、お前たちが戦車とともにこの生徒たちを見つけたというわけだ。恐らくこの6人はあの山林の中に潜んでいるはずだ」

 

「山林の中って・・・・・住宅街とかじゃないの?」

 

「いや、あの6人は絶対にあの山林のどこかに潜んでいるはずだよ」

 

「どうしてそこまで言えるんですか、会長?」

 

「ん~なんていうかな?まあ、勘と言うやつかな?それで西住ちゃんたちは山林に行ってこの6人を見つけてここに連れてきて欲しいんだよ~」

 

「え?私たちがですか?」

 

「うん。河嶋や風紀委員たちにも協力させるから。よろしくね~」

 

「いや、よろしくって言っても山林て結構広いんだよ!?潜んでいる場所とか、わかっているんですか?」

 

「うん。その場所は大体わかってきてはいるんだけど・・・・まあ、学園艦内だからすぐに見つかるでしょ。それじゃあ、お願いね~」

 

そう言う杏であった。そしてみほたちは山林に潜んでいるという謎の6人組を探すことになってしまったのであった。

 

 

 

 

 

「・・・・・会長。なぜ西住さんたちも捜査に協力させたのですか?」

 

「う~んなんていうかな?さっき西住ちゃんに訊いたこの子のことなんだけど、なんか西住ちゃんと関係があると思ってね~」

 

「でも本人は知り合いじゃないと言っていましたが・・・・まさか西住が嘘を?」

 

「いいや、彼女を見る限り嘘は言ってないよ」

 

「じゃあ・・・・・」

 

「これは私の勘なんだけどさ。その子は絶対に西住ちゃんと深い関わりがある・・・・・そう思ったんだよ」

 

そう言うと、生徒会の一人が入ってきて、

 

「会長。すみません。自動車部の人を連れてきました」

 

 

 

 

 

 

 

一方、りほたちのいる山林の戦車倉庫では・・・・

 

「ねえ、なんか、ここをうろつき始めてきている人たち多すぎない?」

 

「そうね・・・・・もしかしてバレたかしら?」

 

「それならもう、ここに踏み込まれているよ。でもナポリすごいわね。こんな短時間で倉庫をカモフラージュできるなんて」

 

「短時間でのカモフラージュは歴史が証明している。墨俣の一夜城しかり、ロンメル将軍のペンキを塗り替えて戦車の大軍団がいるという錯覚を起こさせる作戦しかりだ。しかもここいら辺は少し薄暗いから見つかりにくい。名付けて『マカロニ作戦スペシャル』よ」

 

と、顔がペンキまみれになっているナポリがそう言う。そう今彼女たちが住む戦車倉庫は周りじゅう、木の絵が描かれた看板やジャングル迷彩色で色塗られた布をかぶせられていて、ぱっと見では見分けがつかないほど完璧に周囲に溶け込んでいた。

 

「・・・で、ハルカ、リリー。中に入られたときの罠はどう?」

 

「こっちも今終わったよ。ベトナムみたいな罠を張り巡らしといたわ。これで、エーデルワイスに近づこうものなら、一気に罠の餌食よ」

 

「別にいいけど、自分でかからないようにね?」

 

「わかっているよハルカ。あ、コーラ飲む?」

 

「もらうわ。ナポリも飲む?」

 

「ああ、ちょうど喉が渇いていたしね。あ、そうだ部屋の冷蔵庫にプリンがあったけ。一緒に食べよう」

 

「賛成だけど、りほたちの分も残さないとね」

 

「わかっているって。りほたちも早く戻ってこないかな~」

 

「そう言うなって、りほたちは今パソコン室に潜入して、賞金が出る試合とタイムスリップについて調べてくれているんだから」

 

と、そう言い三人は倉庫の傍の部屋へと行くのであった。

 

 

 

場所は戻り生徒会室では、会長たちの前に自動車部の4人がソファーに座っていたが、

 

「何度も言いますけど。その6人のことは本当に知りません」

 

「なっ!お前たちしらばっくれても無駄だぞ!お前たちがちょくちょく山林の方へ行く姿を見たという生徒の目撃情報があるんだぞ!それに聞いた話ではこの6人らしき生徒を自動車部で見たという生徒だっているんだぞ!」

 

「だから、どうだというのですか河嶋さん?僕たち自動車部が自動車倉庫以外のところに行っちゃいけないというんですか?それにその部室でその子たちを見たという証言も本当なんですか?もしかしたらいたずらの可能性だってあるし、もしかしたら入部希望体験者をその6人と見間違えたということだってあるでしょ?」

 

ナカジマとツチヤが河嶋に何度も尋問されるが知らぬ存ぜぬという態度を示した。

 

「き、貴様ら~。生徒会にたてつくとはどういう了見だ!正直に言わないなら部費を下げてもいいんだぞ!!」

 

「それは困りますけど。部費がさがったら戦車の整備ができなくなりますよ?」

 

「うっ・・・・貴様ら・・・・」

 

「まあまあ河嶋。落ち着きなって。ごめんね~。河嶋はちょっと短気だから」

 

癇癪を起す河嶋を杏がなだめて、自動車部に謝る。

 

「とにかく。要件がそれだけなら私たちは部室に戻りますよ。まだ戦車の整備が残っているので」

 

「今夜は徹夜しないと明日までにはできそうにないですから・・・・・」

 

ホシノ、スズキもそう言うと杏は、

 

「そっか・・・・・でも困ったね~早くあの6人を見つけないと、あの6人が危ない目にあっちゃうかもよ~」

 

「どういうこと?」

 

「実はさ~さっき警察の人が来てね。この学園艦に怪しい通り魔らしき目撃情報があってね~」

 

「「「「通り魔!?」」」」

 

杏の言葉に自動車部が驚く。そんな中、杏は、

 

「警察の人の話によればその通り魔はいまだ逃走中、他の生徒に危害を加える可能性があるから一人一人に注意を呼び掛けているんだけど。あと6人。そう肝心のこの6人はまだそのことを知らないんだよ。噂だとその通り魔は山林にいるって話だけど・・・・・ナカジマちゃん。私はこの6人を早く安全な場所へ保護したいんだよ。場所知ってたら教えてくれない?」

 

と、そう言うとナカジマは冷や汗を流し、

 

「学園の山林の東奥の旧自動車部倉庫です!」

 

「旧自動車部倉庫だね」

 

「そこにあの6人が住んでいます!だから会長!」

 

「うん。わかった。ちゃんと保護するよ」

 

そう言うと自動車部は他の生徒会役員に連れられ部屋を出ようとする。ナカジマは杏の方へ振り向き、

 

「会長・・・・・本当にあの子たちに危害は加えないんでしょうね?」

 

じっと、真剣なまなざしで見るナカジマに杏は、

 

「ああ、信用してくれ。ナカジマちゃん」

 

と頷くと、ナカジマは黙って出て行く。杏は、

 

「やっぱりあの山中に潜んでいたのか・・・・・・河嶋」

 

「はい。すぐに西住や風紀委員たちに連絡します。後、警察にも連絡します」

 

「警察?なんで?」

 

「え?だって通り魔が・・・・・」

 

「あ~あれは嘘だよ。情報聞き出すためにね」

 

「えっ!?嘘だったんですか会長!?」

 

杏の嘘に河嶋と小山が驚き、

 

「まあ、ナカジマちゃんにはバレていたみたいだけどね・・・・・・さてと」

 

そう言うと杏は立ち上がる。

 

「会長。どこに行くんですか?」

 

「ん?干し芋が切れたから購買部で買いに行ってくる」

 

「それなら私が・・・・」

 

「いいって、いいって。たまには自分で買いたいしね。じゃあ後よろしくね~」

 

そう言うと杏は二人を置いてどこかに行ってしまうのだった。

 

 

 

 

 

 

山林の中、未来組を探すみほたち。すると沙織の携帯が鳴り、沙織が携帯を見ると、

 

「あ、今、生徒会からメールが来た。え~と・・・・・その6人が潜んでいる場所がわかったって」

 

「どこなんですか?」

 

「東の方の山奥に倉庫があるんだって」

 

「とにかくそこに行ってみましょう」

 

そう言って4人は送られたメールに書かれている場所へ向かい、数分後・・・・・

 

「ここいら辺のはずなんだけど・・・・・・」

 

「倉庫なんて見えませんね?」

 

「うん・・・・・・」

 

指定の場所についた4人だが、そこには倉庫らしき建造物はなかった。すると・・・・・

 

「あら?どこからか、ペンキの匂いが・・・・・・・」

 

そう言いうと華はまたどこかへ歩いていき3人は追いかけると・・・・・

 

「ここからですね・・・・・・」

 

そう言い華が立ち止まった目線の先には迷彩塗装や看板で隠された倉庫があった。

 

「これって・・・・倉庫だね・・・・」

 

「なんか、斑模様とか緑色に塗られていますけど?・・・・・ここからペンキの匂いがしますね?」

 

「これは迷彩塗装ですね!」

 

と、みほたちがそう言うと沙織が、

 

「あ、あそこから入れるよ」

 

と、沙織が指さしたほうにはドアがあり、4人はそこに入る。そして4人が最初に目にしたものは・・・・・

 

「うわぁ~!!五式中戦車チリですよ!!」

 

まず優花里は目を輝かせてそう言う。彼女らの前にあるのは五式中戦車であった。

 

「ねえ、ゆかりん。この戦車そんなにすごいの?」

 

「はい!五式中戦車と言えば、日本陸軍が生み出した試作車輌で最後の戦車と言われる戦車です!しかもたった一輌しか作られなかった。幻の戦車ですよ!!」

 

「そんなにすごい戦車なんですか・・・・・」

 

「でも・・・・この五式。なんか違う・・・・」

 

みほは五式中戦車を見てそう呟くと優花里も頷き、

 

「確かに、この五式はちょっと違いますね・・・・・」

 

「何が違うの?」

 

沙織が訊くと優花里は携帯に一枚の写真を出して、

 

「これが五式中戦車の写真なんですが、この五式中戦車、前面が傾斜装甲になっていますし、何より主砲が大きいです」

 

「そうでしょうか?」

 

「私、違いがよく判らないよ」

 

華と沙織が首をかしげる中、沙織が五式中戦車に触ろうとしたその瞬間。急に彼女の体が宙に飛ぶ。

 

「うわぁ!?」

 

「武部殿!?」

 

「沙織さん!?」

 

「やだもー。なにこれ~!!!

 

みんなは驚く。そしてよく見ると沙織の足にロープが付いており、それによって吊るされる形で空を飛んだのだ。そして三人が驚くのもつかの間、次の瞬間、四方八方から、水風船が飛んでくる。

 

「うわっ!?何ですかこれ!?」

 

「冷たいです!?」

 

「これって水風船!?」

 

三人がそう言った瞬間、上から網が落ちてきて三人の動きを封じる。そしてその瞬間、

 

「動くな!!」

 

「何者!?」

 

「Hands up!!!」

 

と、そこらから三人の少女が出てきて手にはモップやらフライパン、中にはスリッパを持っていた。そして銀髪の少女がみほたちを睨んで、

 

「あなた達・・・・・何者?もしかして私たちのエーデルワイスを盗みに来たの?」

 

「え、エーデルワイス?」

 

「この五式のことだよ」

 

みほの問いに金髪の少女が答える。そして銀髪ポニーテイルのこの方へ顔を向き、

 

「ハルカ、どうするこの子たち?監禁するのか?」

 

「そうね・・・・・・でも、監禁するにしてもいろいろ面倒だし・・・・・ナポリ。あんたはどうする?」

 

「う~ん。ハルカ、リリー。とりあえずパスタを茹でてから考えていい?夕飯の支度とかもあるし・・・・・あ、何なら口止めとしてこの人たちに」

 

「ナポリ。あんたね・・・・・」

 

呆れながらジト目で見るハルカ。すると・・・・

 

「あの・・・・降ろしてほしいんだけど?」

 

逆さに宙吊りになっている沙織が言うとハルカは、

 

「ああ、そうだったわね。・・・・・・リリー」

 

「わかってるよ。このままだとこの人頭に血が上っちゃって大変なことになるからね。ちょっと待てて今降ろすから。あ、ナポリ。念のために真下にマット置いてくれる?」

 

「わかった」

 

そう言いナポリは沙織が吊るされているところの真下にマットを敷き、リリーは鞄からサバイバルナイフを取り出し、はしごをかけて登り、

 

「はい。今、ロープ切ってあげるから、動かないでね。暴れたら足が傷付いちゃうから。あ、それと降りたら、悪いけど両手は縛らせてもらうからね」

 

と、そう言いロープを切り、沙織はマットの上に落ちる。そして、リリーたちはみほたちの両手を縛り、

 

「・・・・で、どうするの?」

 

「そうだね・・・・・これはりほたちに相談しないと・・・・・・ここで縛っとくのも可哀そうだし・・・」

 

と、リリーがそう言いかけた時、

 

「あ、あの・・・・・」

 

「なに?あ、ここまで来るの大変だったでしょ?喉も乾いていると思うからコーラでも飲む?」

 

そう言うとリリーはどこから出したのかコーラ四本を渡す。無論両手を縛っている縄は解いている。代わりに今度は足を縛っていた。

 

「あ、ありがとう・・・・」

 

「どういたしまして。で、なに?」

 

「あなたたちは・・・・・だれ?」

 

「そうよ。あなた達は誰なの?なぜ生徒会に追われているのよ」

 

「それになぜ、こんな寂しいところにいるのですか?」

 

「それにあの五式中戦車はなんでありますか?」

 

「それは・・・・・・」

 

四人の問いにリリーはどう返答しようか困惑した時、

 

「突入!!!」

 

『『『『『『『っ!!!!?????』』』』』』』

 

掛け声とともに倉庫に無数のおかっぱ少女軍団が突入してきた。

 

「うわっ!?何!!座敷童軍団!?」

 

「ふ、風紀委員の連中だ!?なぜバレたんだ!?」

 

リリーたちが驚いていると風紀委員のリーダーが、

 

「拘束!!」

 

と言った瞬間数十人以上のおかっぱ軍団がリリーにタックルをし、リリーたちが倒れた瞬間その上から別の子たちが乗っかり、リリーたちは目を回し動けない状態になってしまった。そしてリーダーは携帯を取り出し、

 

「こちら風紀委員。例の生徒、六人中三人を捕獲しました」

 

 

 

 

 

 

一方とある場所

 

「ちょっと遅くなっちゃったね」

 

「そうね。早く戻らないとリリーたちが待っているわ」

 

「でも残念でしたね・・・・・インターネットを調べても試合が見つかりませんでした」

 

「そうね・・・・・この時期、全国大会が近いから中止になっているのかな?」

 

「と、言うより、りほ。この通路狭いわよ」

 

「まあ、通気口ですから・・・・・りほさん。ここも秘密の通路と言うやつなんですか?」

 

「うん。これも干し芋お姉ちゃんから教えてもらったんだけど、この道、一見は通気口みたいなんだけど。それはフェイクで本当は生徒会の緊急避難口用に作られたものなんだって」

 

「へ~それは面白い情報だね~。その干し芋お姉ちゃんって、誰かな?」

 

「えっと・・・・・この学校のOGで三年間生徒会長をしていた人なんだけど、干し芋が好物なのかいつも干し芋片手に持っていた人で、子供のころは来てくれた時、よく遊んでくれた人なんだ」

 

「へ~それはいいお姉さんだね。その人の名前とかわかる?」

 

「え?確か名前は、か・・・・」

 

とその人の名を言おうとしたとき、

 

「りほ、りほ」

 

「え?何アーニャ?」

 

「誰に、話しているの?」

 

「え?だってアーニャ。私に何か質問したでしょ?」

 

「私じゃないわよ。ジャスミンじゃない?」

 

「わたくしじゃありません。それにその声りほさんの前から聞こえたようなんだけど?」

 

「・・・・・・え?じゃあ、今の声って・・・・」

 

そう言うと前の方から何かの気配がし、りほが前を向くと・・・・・・

 

「やあやあ。謎の生徒ちゃんたち。待ってたよ~♪」

 

りほたちの目の前には杏が怖いくらいににっこりと笑っていた。その顔を見たりほは顔を青ざめ、

 

「前方に生徒会!!みんな、急いで後退!!」

 

「っ!?ジャスミン!!」

 

「うん!」

 

そう言い、ジャスミンは後退しようとするが、背後に道はなく、代わりにシャッターがあった。

 

「シャッターで閉まって後退できない!?」

 

「ええ!?」

 

「ああ、そのお姉さん君に教えていなかったの?ここの通路はね、万が一泥棒や不審者が偶然この道を発見して入られた時、その人捕まえるため、ある所にシャッターが設置されていてこのボタン押すと閉って、閉じ込めるようになってるんだよね~」

 

と、杏はリモコンを見せて笑い、

 

「さて・・・・・ちょっと生徒会に来てもらおうかな?」

 

こうして未来六人組の一週間の潜伏生活は終わり、全員捕まるのであった。

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