タイムスリップパンツァー・時をかける戦車少女たち   作:疾風海軍陸戦隊

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テルマエ・パンツァーです!

大洗女子大浴場

 

カポ~ン

 

「「「「「「はあぁ~生き返る~~~~」」」」」」

 

試合が終わった後、りほたちは大浴場で寛いでいた。

 

「いや~戦車を動かした後こうして大きな風呂に入るのはいいものね~」

 

「そうね~ドラム缶風呂もいいけど。こっちもいいよね~」

 

「確かに交代交代で火をたくのは大変だしね~。アーニャは焚火の煙で一酸化炭素中毒になりかけたしね」

 

「それは言わない約束でしょナポリ!まあ、確かにドラム缶もいいけどこういう大浴槽が使えるのはいいわよね。プラウダほど大きくはないけど、日本の文化って感じで私は好きよ」

 

「そうだね~。サンダースはテーマパークみたいな浴場だったけど私はこういう日本独自の古風な風呂のほうが好きだね」

 

「わたくしもそうですわ。英国風も風呂もいいけど、やっぱりこっちの風呂のほうが少し落ち着きますわ」

 

「確かにアンツィオのローマ風呂もいいがこっちもなかなかいい!やはり日本ならこうでなくちゃな!」

 

「いやいや、外国人風に言っているけど、あなたたちも日本人でしょ?」

 

「あははは・・・・・」

 

ハルカがジト目でそう突っ込むと、りほは苦笑する。するとリリーが、

 

「ん?アーニャ。もっとこっちに来なよ。何浅いところにいるのよ?」

 

「あのね。身長を考えなさいよ。これ以上進んだら、私顔の半分まで湯につかっちゃうじゃない」

 

「ああ、そうか。じゃあ、浮き輪でも持ってくる?レミリアお嬢様?」

 

「大きなお世話よ。てか誰が吸血鬼幼女よ!」

 

「ははは!ごめんごめん!アーニャって髪をそれっぽくしたら似ているからさ~。でも金髪ならフランドール?」

 

「誰が壊れた人形のマーチよ!」

 

「アーニャ?何を言ってますの?」

 

と、そう話している。いわれてみればこのメンバーはどことなく他のアニメの世界のキャラに少しだけ顔が似ていた。それがどんなキャラかはよくはわからないが何となく似ていた。

そしてその後そんな他愛のない話をしていると、ナポリは、

 

「にしても・・・・少し大変なことになったな・・・・私たちタイムスリップしたんだぞ?20年も昔に・・・・・・・・あれ?」

 

「どうしたのナポリ?」

 

「いや、ジャスミン。今更、気づいちゃったんだけどさ・・・・20年前。つまり今いる母さんたちって女子高校生だよな?」

 

「そうね。ちょっと不思議な感じだね?」

 

「いや、リリーそうじゃなくてさ。もし母さんたちが高校生だとすると、私たちを生んだのは20代ってことになるよな?」

 

「「「「「・・・・・・・・・・・あ!!!」」」」」

 

ナポリの言葉に皆は目を見開く。

 

「そう言えばそうですわね・・・・」

 

「今思うと、単純なことに気が付かなかったわ。私のマーマ、留学先でノンナおばさんの反対を押し切って駆け落ちして早婚したって話していたけど・・・・」

 

「わたくしのお母様は、留学先で出会った同じ留学の人と出会って結婚したって言っていました。ナポリは?」

 

「うちの場合大学で出会ったとか言っていたぞ?りほは?」

 

「うん。お父さんとは大学で出会ったんだって。お母さんが言うには『なんだかボコみたいな人だから』とかなんとか・・・・」

 

「何それ?」

 

と、そんなことを話していると

 

「・・・・あれ?エーデルワイスチームの皆さん?」

 

「「「っ!?」」」

 

風呂場の入り口のところから声がし、6人は振り向くとそこにはアンコウチームがいた。

 

「(お、おかあさん!?)」

 

『(げぇ!アンコウチーム!?)』

 

りほたちは驚く中、みほたちはそれに気づかず笑顔で、

 

「みんなも試合後の汗流しに来たんだ!実は私たちもなの!」

 

「あの~よろしければ一緒に入ってもよろしいですか?」

 

「あのよろしければあの五式について質問したいのですが・・・・・」

 

「zzz~」

 

と、そう言い、アンコウチーム五人は、6人のいる湯に入り、6人は顔を強張らせて緊張した顔をするのであった・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、

 

「そうなんですか。ジャスミンさんは紅茶を淹れるのが趣味なんですか?」

 

「はい。そうなんです。ほかにも英国式以外に中国式のお茶のれ方もできるのですよ、五十鈴さん」

 

「なるほど!なるほど!男子は肉じゃがが好きなのね!いいことを聞いたわ!メモメモと・・・・」

 

「いや、リリー。武部さんの言っている肉じゃがってそれは良妻賢母の象徴料理で会って、男子誰しも肉じゃがが好物てわけじゃ・・・・・」

 

「そんなことないもんアナスタシアちゃん!ちゃんと雑誌に書いてたもん!・・・と、いうよりアナスタシアちゃんって私より一つ年上だったんだね。てっきり小学生かと思った」

 

「余計なお世話よ!」

 

「zzz~いい湯だな・・・・」

 

「はいそうですね・・・・特に戦車の整備をした後の風呂は格別ですよ・・・・」

 

「へー!あの5式は88ミリ砲なんですか!!」

 

「そうよ。しかも日本製じゃなく本場ドイツの8.8 cm FlaK 18/36/37砲よ」

 

「おおー!あのティーガーの主砲の元となったあのアハト・アハトですか!!」

 

と、さっきまでの緊張感はどこへやら、みなすっかり打ち解けあって楽しく話し合っていた。

 

「みんな、すっかり仲良くなっちゃいましたね伊庭さん」

 

「う、うん・・・・」

 

みほの言葉に、りほはうなずく。そしてりほはアーニャたちと話している武部たちを見て、

 

「(お母さんたち・・・・高校生時代のころ、こんな感じだったんだ・・・・)」

 

と、不思議そうに見ていた。りほは母であるみほはもちろん、武部たちのことは小さいころからよく知っていた。まず武部沙織はまさに母性の塊というべき人であり、りほの時代ではりほの学校の担任の先生でもあり、生徒たちから『さおりん先生』なんて呼ばれて大人気の先生である。

そして五十鈴華さんはのちの二代目会長であり華道の名人であり、ほかの華道家たちと違いアクティブでそして芸術的な作品を手掛けてよくテレビに出ている。

そして風呂で転寝している冷泉麻子は、りほの時代では無敗を誇る弁護士なのだが、依頼者の依頼では夜限定しか活動しないという変わった人といわれている。ただし裁判内容が家族関係の場合、たとえ朝早くても駆けつけてくれる人だ。

そして最後に、りほが一番よく知っている秋山優花里さん。この人はりほにとって戦車知識の師匠的な人で、子供のころから彼女の戦車講座をよく聞いていた。そしてりほの時代では彼女は陸自の幹部自衛官であり、社会人戦車道チームの筆頭教官となっている。

 

「(今思うと本当に不思議な空間だな・・・・)」

 

「あ、あの・・・伊庭さん?」

 

「ひゃい!?」

 

みほに声を掛けられ、りほは驚いた表情をする。すると、

 

「あ、ごめんなさい。驚かせちゃって」

 

「い、いえ。いいんですよ・・・・・それで、お・・・西住さん。今日の試合本当にありがとうございました」

 

「いえ、私たちもいろいろと勉強になりました。伊庭さんの戦術。とてもすごかったです……あの・・・伊庭さん。変なこと訊くようなんだけど」

 

「なんですか?」

 

「あの・・・・伊庭さん、私とどこかで会ったことありますか?あ、一週間前のを除いてだよ?」

 

「っ!?・・・・・・い、いいえ・・・西住さんとは初対面ですよ。なんでそんなこと訊いたんですか?」

 

「あ、すみません。何だか伊庭さんって、他人とは違う・・・・まるで妹とか姉妹とかそういう感じに感じたんです。すみません。どうやら私の勘違いだったみたいです」

 

「(お母さん、鋭っ!?確かに私とお母さんは親子だけど・・・・)」

 

りほは苦笑すると、その後、若き母、みほと会話を続けていた。

 

「りほさんもボコが好きなんだ!」

 

「はい。ボコはやっぱりいいです。特に幻の第12話なんか!知ってます『ボコ星より愛をこめて』ていう話?」

 

「あ!知ってる!いろいろとクレームが出て今は永久欠番になっているんだよね!実は私その時のビデオ持っているの!」

 

「え!そうなんですか!?(初めて知った・・・・)ぜひ見てみたいです!」

 

と、りほとみほはボコ談義に夢中になっていたそしてそれを見ている武部たちは、

 

「異空間がありますね・・・・・」

 

「何を言っているのかわからない?ボコのどこがいいの?」

 

「まあ、マニアとはかくあるべしです。私もわかります」

 

と、首をかしげてみている。アーニャたちは、

 

「(リホーシャ楽しそうね)」

 

「(まあ、話の合う人ができてよかったんじゃない?相手はりほのお母さんだけど)」

 

「(でも微笑ましいですね~)」

 

と、微笑ましく二人を見ていた。するとみほは、

 

「伊庭さん」

 

と、りほのほうへ向くと、

 

「一緒に戦車道頑張ろうね」

 

と、笑顔でそう言い手を差し伸べる。りほは頷き、

 

「はい。こちらこそお願いします。西住さん」

 

とみほの手を取り握手をするのであった。

 

 

 

 

 

 

 

一方、新聞部では・・・・・

 

「編集長!文部長!!特ダネ!特ダネ持ってきました!!」

 

「おおっ!王ちゃん!なに?今回はどんな特ダネを見つけたの!?」

 

と王の言葉に新聞部部長である射命丸文が嬉しそうに言うと、

 

「はい!今回の特ダネはあの例の謎の6人組の正体です!」

 

そう言い、王が文にレポートを渡し、彼女はそのレポートを見ると・・・

 

「これは!・・・ふふふ!これは確かに特ダネです!王さん!すぐにこれ明日の学園新聞に載せるように!!」

 

「はい!!かしこまりました!!」

 

文の言葉に王は敬礼をし、部室を出ていく。そして文は、

 

「さて!これは久しぶりの特ダネです!思いっきり大きく表紙に飾らないと!」

 

と、張り切って王の書いたレポートを編集するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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