タイムスリップパンツァー・時をかける戦車少女たち   作:疾風海軍陸戦隊

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未来組、少しピンチです

若き日の母と出会い、そして私たちがこの時代に飛ばされてから早一週間たっていた。この一週間の中、元の時代に戻れる方法はまだ見つかっていない。一体、歴史は俺たちに なにをさせようとしているのか?なんてどこかタイムスリップの金字塔みたいな映画のキャッチコピーを思い浮かべてしまう時がある。だが、そんなことは私はおろかみんなにもわからない。そして現在私たちは・・・・・

 

「えっと・・・・・カップラーメンとフルーツとサバの缶詰にカロ〇ーメイ〇に飲料の天然水・・・・・ほとんど保存食ねリホーシャ」

 

「うん。私たちの住んでる部屋、冷蔵庫ないからね」

 

夕方、スーパーの中で私とアーニャは一週間分の食料を買いものをしていた。最近私はアーニャとともに行動をすることが多くなった。まあ、毎日というわけではないが一週間に4回はだいたいアーニャだ

 

「それはそうけど、たまにでいいからちゃんとした料理とか食べたいわね。ねえ、家庭科室とか使えないの?」

 

「う~ん。あそこは授業や部活以外の時は鍵かかっているから・・・・鍵も生徒会の部屋だし」

 

「そっか・・・残念。せっかくピロシキとかボルシチとか作ろうと思ったんだけどね~」

 

「え、アーニャ。料理できるの?」

 

「うん。だって私の趣味料理だし、将来の夢ロシア料理専門のコックになろうかなって思ってたもん」

 

「へ~そうなんだ」

 

と、私とアーニャはそのままリストに載ったものを買うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃ナポリとハルカは・・・・・

 

「チラリ・・・・・」

 

「キョロリ・・・・・」

 

校庭にある大きな倉庫らしきところできょろきょろとあたりを見渡しながらこそこそと倉庫の中に忍び込んでいた。その風景はまるでコソ泥。ピ〇クパ〇サーのBGMが流れてきそうな雰囲気であった。

 

「ここか。自動車部が使っているという倉庫は」

 

「そうみたいわね。自動車とかいっぱいあるし…‥あ、あれはコスモスポーツ!レア車だわ!それにあそこには三菱ジープにビートルまである!」

 

「ハルカ。詳しいんだな・・・・」

 

「父の実家が自動車整備工場なのよ」

 

「へ~そうなんだ。だから自動車系の整備上手かったんだ」

 

「前にも言ったような気がしたけど・・・・・・まあ、良いわ。あ、工具があるわ」

 

「でもいいのか?勝手に持ち出したりして?これって泥棒じゃ・・・・」

 

「違うわよこれは借りるだけ・・・そう借りるだけ。ちゃんと返すから・・・・・たぶん」

 

「たぶんって、それじゃあ、だめじゃないか!?見つかったら怒られるぞ!もっと他に良い手があるって!そうだ自動車工場の人に頼めば・・・」

 

「それだと請求とかで私たちのことバレちゃうわよ」

 

「ウっ・・・そうなんだけどな・・・・でもやっぱり黙って持っていくのはダメだよ。せめて一言言わないと・・・・・」

 

そう二人が話す中

 

「あの~さっきからなんの用?」

 

「「っ!?」」

 

急に声がし二人が驚くと二人の目の前にある車の下から一人の短い髪の少女が出てきた。

 

「やあ」

 

「あ、あの・・・・・・いつからいたんですか?」

 

「ん?朝からだよ?で、なに工具借りに来たの?それとも入部希望者?」」

 

「えっと・・・あのすみません!ほらハルカも謝れ!!」

 

「へぶっ!?」

 

ナポリは少女の前に土下座をしそしてナポリはハルカの頭を掴み、無理矢理頭を下げ鈍い音と共に、地面へと頭をぶつけてしまう。

 

「すみません!別に盗もうとかそう言うのじゃなくて、ただ借りたかったというか!!ですから警察に通報だけはご勘弁を~!!」

 

「な、ナポリ・・・・痛いてば・・・・・」

 

「あ~落ち着いて、落ち着いて。別に怒ってないから。ね。だから落ち着きなって」

 

パニック状態で土下座しながら言うナポリを自動車部のつなぎ服を着た少女はなだめるのだった。

 

 

数分後

 

「どう?落ち着いた?」

 

「は・・・・はい。ごめんハルカ。いたかった?」

 

「え、ええ…でも私も悪いからお互い様よ」

 

頭をさするハルカにナポリは申し訳なさそうに言うと自動車部の少女は

 

「仲直りできてよかったけど。で、うちになんの用?うちの工具使いたがっていたみたいだけど?」

 

「じ、実は・・・・整備したい車がありまして・・・・」

 

「車?どんなの?」

 

「えっと・・・ブルドーザーと言うかなんというか特殊車輌と言うか・・・・」

 

「私たち戦車の整備をするため工具を借りに来たんです」

 

「戦車?」

 

「ちょ、ナポリ」

 

「ハルカ。こういう時は変な嘘言わないで正直に言った方がいいよ」

 

「はあ、まったくアンツィオ出身はバカ正直ね」

 

「自分の気持ちに素直といってくれないかな?・・・・それでなんですけど。あたしたち実は戦車の整備をしているんですが細かいところは自動車の工具を使わないとできないので・・・・」

 

「それでうちの工具を借りに来たの?」

 

「は、はい・・・・すみません黙って持っていくつもりはなかったんです」

 

「う~ん・・・・・まあいいよ。使っても」

 

「え!?いいんですか!?」

 

「うん。ただし、その戦車の整備私にもやらせてね。何ならここに運んじゃってもいいからさ。ちょうど私もこの車の整備終わったところだし次はどんなのを整備しようか考えていたから」

 

「あ、ありがとうございます!あ、それとこれお願いなんですけど私たちと戦車のことなるべく秘密にしてくれますか?」

 

「え?なんで?」

 

「なんというか。秘密にしたいというか、ほかの人たちに見られるとまずいというか・・・・とにかくまずいんです」

 

「そっか・・・・・まあ、あまり追及はしないけど・・・・じゃあ、夜とかはどうかな?私たちたまにここに泊まり込みすることがあるから。で、君たちの戦車ってどこにあるの?」

 

「えっと・・・・・学校の森の中の大きな洞窟に・・・・」

 

「あ~あの洞窟か。それならそこのすぐそばに前の先輩たちが残した隠し自動車倉庫があるからそこでしよう」

 

「ありがとうございます!」

 

ナポリがお礼を言うとハルカが

 

「でも本当にいいの?あなたの部長に黙って?」

 

「ああ、それなら心配ないよ。そう言えばまだ自己紹介をしていなかったね」

 

そう言い少女はにこっと笑うと

 

「私はこの自動車部の部長のナカジマだ。よろしくね二人とも」

 

 

 

 

 

 

一方、リリーとジャスミンは

 

「ねえ、なんか誰かにつけられている気がしない?」

 

「そう言えばそうですわね?」

 

学園内を歩く中、二人はどこからか視線を感じていた。すると彼女らの傍にいる生徒たちの声が耳に入る。

 

「ねえ、ねえ聞いた?怪奇現象のこと?」

 

「聞いた聞いた。旧部室棟の幽霊でしょ?」

 

「そうそう。人魂が出たり。誰もいないはずなのに人影が見えたり」

 

「ほんと、不気味よね~なんか生徒会の人たちが調べているらしいよ~」

 

そんな声を聞くと二人は

 

「「(ま、まずい・・・・・このままでは非常にまずい))」」

 

他の人には悟られないように無表情でいる彼女たちだがその額は汗がだらだらと流れていた。そして二人は

 

「(ちょっと、どうするジャスミン。私たちのことバレそうになっているわよ)」

 

「(どうするもこうするも。困ったことになりましたわね・・・・生徒会にあそこを調べられたら完全にゲームオーバーですわ)」

 

「(そうね・・・生徒会連中が本格的に捜索する前に別の拠点を探さないと・・・・・ねえジャスミン。メールでりほたちにこのことを知らせて)」

 

「(わかりましたわ)」

 

そう目線だけで会話をし、ジャスミンはスマホを取り出しりほたちにメールを打つ。そしてリリーたちは生徒たちにバレないようにこっそりと歩くのだが・・・・

 

「なんかどんどん視線がこっちに向かっているような・・・・」

 

「当たり前でしょリリー。そんな泥棒コントのような歩き方をすれば誰だってこちらに注目します」

 

「じゃあ、髭ダンスの方が良かった?」

 

「いや、そう言う問題じゃないですわよ?」

 

「ごめん御免。冗談よ。でも、視線の原因はそれだけじゃないような・・・・・・」

 

「どういうこと?」

 

首をかしげるジャスミン。すると・・・・・

 

「あー!あそこにいたわよ!!」

 

「「っ!?」」

 

急に背後から声がし、二人が振り向くとそこには複数のおかっぱ軍団がいた。

 

「生徒会長の命によってあなたたちを拘束するわ!全員突撃!!」

 

そう言うのと同時におかっぱ軍団はこちらに向かってくる。

 

「え!?何!?何ですの!!」

 

「とにかくジャスミン。理由はわからないけど逃げよ!」

 

「そ、そうね!!」

 

「あ、逃げたわ!追いなさい!!」

 

そう言いおかっぱ軍団は二人を追いかける。そして二人が角を曲がるのを見てリーダーらしきおかっぱは

 

「しめたあそこは行き止まりよ!」

 

そう言い角を曲がると・・・・

 

「あれ?いない?」

 

角を曲がった先には行き止まりはあるのだが肝心の二人の姿はなかった。

 

「どこに行ったのかしら?」

 

そう言いおかっぱリーダーはきょろきょろと見渡すと隣に部屋がありそこには美術室と書かれていた。

 

「ここに隠れているわね・・・・・」

 

そう言い部室の扉に手をかけ勢い良く開ける。

 

「さぁ!観念しなさい!!」

 

「「ひゃい!?」」

 

「・・・・・あれ?」

 

てっきりあの金髪少女二人がいるのかと思ったリーダーだったが、部屋では二人の黒い髪と茶髪の長い髪をした少女が絵を描いていた。

 

「あ、あの・・・・ここに何か用ですか?」

 

「あ、いえ。ちょっと人を探して。ねえ、さっき金髪の生徒二人がここに来なかった?」

 

そう訊くと生徒のうち一人が窓の方を指さす。窓は空いていた。

 

「え?ああ。その人たちなら、急に部室に入ってきたかと思ったらすぐにあそこの窓から飛び出して行きましたよ?」

 

「なんですって!?」

 

「あの・・・・その二人がどうかしたんですか?」

 

「わからないわよ。ただ生徒会に連れてきてッて言われただけなんだから。後、正確には二人じゃなくて6人よ」

 

そういい、リーダーは小さなポスターを取り出し二人に見せる。そのポスターには

 

『指名手配。この6人の顔にピンときたら生徒会か風紀委員に連絡してください』

 

と、書かれていた。そしてそのポスターにはりほ、アーニャ、ジャスミン、ナポリ、ハルカ、リリーの写真が貼られていた。それを見た生徒二人はぎょっとした顔になるが、リーダーは二人に気付かず

 

「で、あなた達もさっきの二人以外人この生徒を見かけたら知らせてよね。いい?」

 

「わ、わかりました」

 

「い、イエスマム」

 

と苦笑いで返事をするとリーダーは

 

「ゴモヨ、パゾ美とその他。急いで追いかけるわよ!部活の邪魔してごめんなさいね。これも風紀委員の仕事だから!」

 

そう言いおかっぱ軍団こと風紀委員たちはその部屋から出て行くのであった。そして残された二人はと言うと・・・・・

 

「「ふうっ~~~~~」」

 

深いため息をつくと

 

「どうにか誤魔化せたわねジャスミン」

 

「ええ、そのようね」

 

そう言って二人は髪を掴むとその髪が外れ、金髪の髪が現れる。

 

「でもよかったわね。偶然、あそこに鬘があって」

 

「ええ、美術室になぜ置いてあるかわからないけど助かりましたわ」

 

そう言う。そうこの生徒たちの正体はジャスミンとリリーがそばにあった鬘を被って変装した姿であった。

 

「それにしても、ことは重大ね」

 

「そうですわね。これは早く戻ってりほさんたちと話し合わないと」

 

「なら旧部室棟に急ぎましょ。今ならまだ荷物を移動することができる」

 

「避難場は?」

 

「エーデルワイスがある洞窟にしましょ」

 

「そうね。一応そのことは、りほさんたちに伝えておくわ」

 

そう言い二人が頷き合い、そして再び鬘を被りその部室を出るのであった。

 

 

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