9連撃を決めたくて   作:鋭利な刃

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2000〜3000文字辺りで週1〜2回投稿を目指したい今日この頃。
あとあけましておめでとうございます。


狩り後とその周辺

ドスジャギィを討伐し、集会所へと帰ってきてそのままの流れで加工屋へと足を運ぶ。

目的はソルジャーダガー。あわよくばそのままコマンドダガーまで強化できないかなぁとか思いつつ。

 

「とりあえずいらない武器は全部売って、コマンドダガーを作ったらセルタスフォールド作って……ああ、砥石とかそこら辺も調達しなきゃ」

 

お金、足りるかなぁ。

 

 

 

 

 

自分を語るのに、ごちゃごちゃと並び立てる人が嫌いだった。

だからまぁ、サラッと簡潔に自分の事を語ろうと思う。

自分今、モンハンの世界にいます。

 

 

 

 

 

「おお坊主。強化か? 生産か?」

 

「強化。これよろしく」

加工屋のおっちゃん。

4の加工屋は物静かな相棒だったけれど、我らの団所属じゃないし、後見当たらないのでこのおっちゃんにお世話になっている。

 

渡したのはハンターナイフ改。初期中の初期武器。

弱っちくて、この武器で続けていくなんてとてもじゃないが出来ない。

だからまぁ、武器を強化して強くしていかなきゃいけないわけで。

 

ハンターナイフ改を強化し、ソルジャーダガーに。

つまりドスジャギィの片手剣になる。

切れ味は黄色から緑へ。攻撃力はハンターナイフ改の1.5倍近く。

序盤の片手剣と言ったら、これかアサシンカリンガだと思う。

 

「おお素材も充分だな。そうだな、明日の夕方辺りには完成してるだろうよ」

 

「ありがと。……ちなみにあとこれだけ素材あるんだけど、さらに強化出来そう?」

 

これで足りてたら楽なんだけど……

 

「いや、皮が1枚足りないな」

 

出たな妖怪1足りない。

まあ仕方ない。もう一度ドスジャギィ行かなきゃね。

 

「そっか。まぁとりあえず、強化よろしくね」

 

「おう」

 

 

 

さて、明日まで暇な訳です。

ゲームと違い1回か2回叩いただけで武器やら防具やらが完成する訳もなく、早くても半日はかかるらしい。

お金の為に他の初期武器は全部売ったので、現在手持ち武器無し。

つまりクエストには出れません。闘技場なら行けるけど。

 

「いや、明日は1日グダグダしよう。そうしよう」

 

別に焦る必要は……いや、あるかもしれない。

元の世界に帰れるのなら、まあ帰りたい訳で。

……ああヤバい。なんか急に家が恋しくなってきた。

「……とりあえず飯食おう。んでもう寝ちまおう」

 

めんどくさい。なんかもうひたすらにめんどくさい。

こんな時は、美味いものを食うに限るはず。

……はず。

 

 

 

さて、そんな訳で飯を食うため集会所に戻って来ました。

ゲームではテーブルはひとつしかなかったけど、まあそんな訳はなく、結構な数のテーブルと、カウンターだってあります。

 

集会所内はハンター達で溢れてる。

とは言っても、精々2桁ちょいくらいの数だけど。

急に肩にポンと手が乗った。

 

「おいっす。今1人か?」

 

「ああうん」

 

「なら飯一緒に食おうぜ」

 

急に現れたのは『テッチ』。俺の数少ない知り合いです。

 

ちなみにテッチというのは本名ではなくハンターネームで、本名は知らない。

そういう俺も、『みたらし』というハンターネームを名乗り、本名は教えてない。

なんて言うか、ハンター間での伝統というかなんというか。まあそういう感じのやつらしい。

カウンター席に並んで座り『モスポークとドテカボチャの煮込み』を頼む。食事スキルは確か、攻撃アップに氷属性得意だった。

クエストに行くわけじゃないから意味無いけど。

 

ちなみに頼んだ数秒後に届きます。

……なんか中途半端にゲームっぽいね。

 

「んでどうよ、最近は」

 

「ボチボチかな。やっとドスジャギィの片手剣が作れた」

 

「おおやっとか、おめでとさん。順当に行くと、次はアルセルタスか、頑張れよ」

 

そういうテッチはHR6。つまり上位ハンターで割と上の方にいる。

知り合った時は5に上がったばっかりって言ってたけど、まだ知り合って2週間も経ってない。

なのにもう6に上がるとは……知り合えてほんと良かったかも。

 

「テッチは次何行くの」

 

「リオレウス亜種だな。閃光玉フィーバータイムだ」

 

ああうん、レウスだもんね。仕方ないね。

 

 

「じゃあなみたらし。頑張れよー」

 

ヒラヒラと手を振って、テッチはクエストへと出発して行った。

知らないハンターと喋りながらだったので、おそらくパーティーを組んでいるのだろう。

「俺もパーティー、組みたいなぁ」

 

でもパーティーを組むと、間違いなく盾コンはご法度だ。

協調性が大事な訳で。

 

「ガンナーでHR1の人とかいないかな……」

 

そんな事を呟きますが、そううまい話がある訳もなく。

1人寂しく、飯を食うのでした。

 

 

 

飯を食い終え、帰宅途中。というか家の目の前。1人のハンターとすれ違った。

ブレイブ1式にヘビィボウガンの青熊筒を担いだ女性ハンター。

そのハンターが、後に俺の相棒的な存在になるのだけど。

まぁしばらくの間は関係の無い、些細な話です。

 




みたらし団子がたまらなく好きなんです。あとテッチリ。
ヘビィボウガンのハンターさん。出したはいいけどまだ大して構想を練ってなかったり。

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