歌 ClariS
まどかが魔女に囚われる数時間前、病院の屋上でさやかはある決心を抱いていた。
さやか「本当に、どんな願いでも叶うんだね?」
キュゥべえ「大丈夫、君の祈りは間違いなく遂げられる。
・・・じゃあ、いいんだね?」
さやか「うん、やって。」
キュゥべえはさやかの胸に耳を伸ばし、ソウルジェムを作り出した。
さやか「うっ・・・!」
キュゥべえ「さあ、受け取るといい。それが君の運命だ。」
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さやかが魔法少女になってから翌日。みんな学校へと向かっていた。
仁美「ふあぁぁ・・・。あ、はしたない。ごめんあそばせ。」
悟飯「志筑さん、寝不足ですか?」
仁美「ええ、昨夜は病院やら警察やらで夜遅くまで。」
悟飯「何かあったんですか?」
仁美「何だか私、夢遊病っていうのか。それも同じような症状の方が大勢いて。気がついたら、みんなで同じ場所に倒れていたんですの。」
さやか 「はは、何それ?」
仁美「お医者様は集団幻覚だとか何とか・・・。今日も放課後に精密検査に行かなくてはなりませんの。はあ、面倒くさいわ・・・。」
さやか「そんな事なら、学校休んじゃえばいいのに。」
仁美「ダメですわ。それではまるで本当に病気みたいで、家の者がますます心配してしまいますもの。」
さやか「さっすが優等生!偉いわー。」
悟飯「・・・・・・。」
ほむら「《悟飯。聞こえる・・・?》」
悟飯「・・・!(暁美さん・・・!?一体どこか
ら?)」
まどか「悟飯くん?」
ほむら「《その反応、どうやら聞こえるみたいね。私はあなたたちのすこし後ろにいるわ・・・。》」
悟飯「(あ、頭の中から直接聞こえてくる・・・。これは一体・・・?)」
ほむら「《これはテレパシーよ。私たち魔法少女は、テレパシーで会話ができるの。どうやらあなたの言葉は聞き取れないみたいだから、用件だけを伝えるわね・・・。》」
悟飯「・・・・・・。」
ほむら「《今日の美樹さやかの魔女退治にあなたもついてあげて。万が一の時に備えてちょうだい。》」
悟飯「(・・・もちろんそのつもりですよ。)」
――――――――――――――――――――――
時がたち、夕方。さやかは魔女退治に出かけようとしていた。
さやか「よーし!いきますかぁー!」
悟飯「美樹さーん!!」
さやか「悟飯!どうしたの?」
悟飯「美樹さん、僕も魔女退治に連れてってください!僕も、誰かの役に立ちたいんです!」
さやか「わかった!あたしたちでこの見滝原の平和を守ろう!」
悟飯「はい!」
さやか「あと、あたしのことは、「さやか」でいいよ。」
悟飯「はい!さやかさん!」
~とある高台~
一人の少女とキュゥべえが話をしていた。その少女の名は、『佐倉杏子』。
杏子「ふぅん・・・。あれが新しくこの街で契約した魔法少女ねぇ・・・。」
キュゥべえ「本当に彼女と事を構える気かい?」
杏子「だってチョロそうじゃん。瞬殺っしょ、あんな奴。それとも何?文句あるっての?アンタ。」
キュゥべえ「すべて君の思い通りに行くとは限らないよ。この街にはマミの他にもう一人、魔法少女がいるからね。」
杏子「へぇぇ、何者なの?そいつ。」
キュゥべえ「僕にもよく分からない。」
杏子「はあ?どういうことさ。そいつだってアンタと契約して魔法少女になったんでしょ?」
キュゥべえ「そうとも言えるし、違うとも言える。あの子は極めつけのイレギュラーだ。どういう行動に出るか、僕にも予想できない。」
杏子「へっ、上等じゃないの。退屈過ぎてもなんだしさ。ちっとは面白味もないとね。」
キュゥべえ「そしてもう一人、この街にイレギュラーがいるんだ。」
杏子「はぁ?この街にはイレギュラーが二人もいるっていうのかよ?」
キュゥべえ「彼は素質がないにも関わらず、僕やグリーフシードが見えて、変身までするんだ。」
杏子「彼ってことは、ソイツは男なのか!?」
キュゥべえ「そうさ。マヤリト大陸からやってきた孫悟飯だ。」
杏子「・・・孫?その名前、どっかで聞いた気が・・・。」
――――――――――――――――――――――
~路地裏~
さやか「・・・ここだ。」
悟飯「気が魔女より小さい。もしかしたら使い魔かもしれませんね。グリーフシードもありませんし。」
さやか「楽に越した事ないよ。こちとらまだ初心者なんだし。」
悟飯「それでも、決して油断はしないでくださいね。」
さやか「分かってる。」
さやかと悟飯は使い魔の結界内に入っていった。
さやか「あれが。」
使い魔『キャハハハハ!!』
悟飯「逃げてく!」
さやか「任せて!」
さやかは即座に使い魔を追ったが、途中、何者かに邪魔された。
ガキィン
さやか「!?」
?「ちょっとちょっと。何やってんのさ、アンタたち。」
突然一人の少女が、さやかたちの前に立ちふさがった。
使い魔『キャアアアア!!!』
杏子「見てわかんないの?ありゃ魔女じゃなくて使い魔だよ。グリーフシードを持ってるわけないじゃん。」
さやか「だって、あれほっといたら誰かが殺されるのよ?」
杏子「だからさぁ、4~5人ばかり食って魔女になるまで待てっての。そうすりゃちゃんとグリーフシードも孕むんだからさ。アンタ、卵産む前の鶏シメてどうすんのさ。」
さやか「なっ!?魔女に襲われる人たちを・・・あんた、見殺しにするって言うの?」
杏子「アンタさぁ、何か大元から勘違いしてんじゃない?食物連鎖って知ってる?学校で習ったよねぇ。弱い人間を魔女が食う。その魔女をアタシたちが食う。これが当たり前のルールでしょ、そういう強さの順番なんだから。」
悟飯「・・・・・・。」
さやか「あんたは・・・。」
杏子「まさかとは思うけど。やれ人助けだの正義だの、その手のおチャラケた冗談かますために・・・アイツと契約したわけじゃないよね?アンタ。」
さやか「だったら、何だって言うのよ!」
杏子「ちょっとさ、やめてくれない?遊び半分で首突っ込まれるのってさ、ホントムカつくんだわ。」
さやか「・・・!」
怒りが頂点に達したさやかは、杏子に突撃していったが、杏子はそれをなんなく受け流し、さやかをはじき返した。
さやか「ガハッ・・・!」
悟飯「さやかさん!」
杏子「ふん、トーシロが。ちっとは頭冷やせっての・・・。」
さやかはゆっくりではあったが、再び立ち上がった。
杏子「おっかしいなぁ。全治3ヶ月ってぐらいにはかましてやったはずなんだけど・・・。」
悟飯「キズが・・・!」
キュゥべえ「彼女は癒しの祈りを契約にして魔法少女になったからね。ダメージの回復力は人一倍だ。」
悟飯「キュゥべえ。」
杏子「(・・・アイツ、キュゥべえが見えてんのか?そうか、アイツがイレギュラーの・・・。)」
さやか「誰が・・・あんたなんかに!あったみたいなヤツがいるから・・・この世界は!!」
悟飯「~~~!!」
杏子「ウゼェ・・・。超ウゼェ!
つうか何。そもそも口の利き方がなってないよね。先輩に向かってさぁ。」
さやか「黙れえええ!!!」
さやかは再び突進していったが、また防がれてしまい、逆にさやかが杏子の猛攻撃を受けてしまった。
杏子「チャラチャラ踊ってんじゃねぇよウスノロ!言って聞かせてわからねえ、殴ってもわからねえバカとなりゃあ・・・、後は殺しちゃうしかないよねッ!?」
さやか「負けない!負けるもんかあ!」
ガキィン
さやか「・・・!」
さやかの剣は、杏子の攻撃に耐えきれず、折れてしまった。
杏子「終わりだよ!」
悟飯「やめろおおお!!」
杏子「くらいやがれ!」
さやか「くっ・・・!」
悟飯「やめろって言ってんだろおおお!!」
杏子「!?」
ブチィ
悟飯「うわああああああああああ!!!」
杏子「な、なんだ!?」
さやか「ご、悟飯・・・?」
悟飯は押さえていた怒りが爆発した。
悟飯はついに、超サイヤ人を超えた姿、
『超サイヤ人2』に変身したのだ。
杏子「な、なんだよあれ!?」
さやか「(超サイヤ人・・・?でも、なにか違う・・・。もしかして、これがセルを倒したっていう・・・?)」
悟飯「貴様は、僕が倒す!」
杏子「な、なんだかわかんないけど、とりあえず・・・ぶっ潰してやるよ!」
杏子は悟飯に向かって槍を突き刺した。
さやか「ご、悟飯!にげて!!」
杏子「おりゃあああ!!!」
ガギィィン
さやか「悟飯!!」
さやかは、杏子の槍が悟飯に突き刺さったかに思えた。
杏子「なっ!?」
悟飯「・・・・・・。」
悟飯は、杏子の渾身の一撃を指で止めていた。
杏子「そんな・・・!ア、アタシの渾身の一撃を、指だけで・・・!ア、アンタ・・・一体何モンなんだ・・・!?」
悟飯「・・・僕は、サイヤ人と地球人との間に産まれた人間だ。」
杏子「サ、サイヤ人・・・?」
悟飯「貴様だけは・・・絶対に許さない・・・!!」
杏子「ヒッ・・・!」
圧倒的な実力の差を感じた杏子は、悟飯に対し完全に戦意を失っていた。
杏子「(こ、殺される・・・!)」
悟飯「・・・かぁー、めぇー、はぁー・・・!」
さやか「悟飯やめて!そいつは魔女じゃなくて魔法少女だよ!」
悟飯「めぇーーー・・・!!」
杏子「う、うわああああ!!」
?「やめろ悟飯!!」
悟飯「・・・!」
ED 心の羽根
歌 チームドラゴン from AKB48
杏子「次回、第6話
『杏子の過去とソウルジェムの真実』!」
「君が、あのときの子・・・?」