英雄戦士ドラゴ☆マギカ【完結】   作:kuropon

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OP コネクト

歌 ClariS



第5話 魔法少女同士の戦い

まどかが魔女に囚われる数時間前、病院の屋上でさやかはある決心を抱いていた。

 

 

さやか「本当に、どんな願いでも叶うんだね?」

 

キュゥべえ「大丈夫、君の祈りは間違いなく遂げられる。

・・・じゃあ、いいんだね?」

さやか「うん、やって。」

 

 

キュゥべえはさやかの胸に耳を伸ばし、ソウルジェムを作り出した。

 

 

さやか「うっ・・・!」

 

キュゥべえ「さあ、受け取るといい。それが君の運命だ。」

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

さやかが魔法少女になってから翌日。みんな学校へと向かっていた。

 

 

仁美「ふあぁぁ・・・。あ、はしたない。ごめんあそばせ。」

悟飯「志筑さん、寝不足ですか?」

仁美「ええ、昨夜は病院やら警察やらで夜遅くまで。」

悟飯「何かあったんですか?」

仁美「何だか私、夢遊病っていうのか。それも同じような症状の方が大勢いて。気がついたら、みんなで同じ場所に倒れていたんですの。」

さやか 「はは、何それ?」

仁美「お医者様は集団幻覚だとか何とか・・・。今日も放課後に精密検査に行かなくてはなりませんの。はあ、面倒くさいわ・・・。」

さやか「そんな事なら、学校休んじゃえばいいのに。」

仁美「ダメですわ。それではまるで本当に病気みたいで、家の者がますます心配してしまいますもの。」

さやか「さっすが優等生!偉いわー。」

悟飯「・・・・・・。」

 

ほむら「《悟飯。聞こえる・・・?》」

 

悟飯「・・・!(暁美さん・・・!?一体どこか

ら?)」

まどか「悟飯くん?」

 

ほむら「《その反応、どうやら聞こえるみたいね。私はあなたたちのすこし後ろにいるわ・・・。》」

 

悟飯「(あ、頭の中から直接聞こえてくる・・・。これは一体・・・?)」

 

ほむら「《これはテレパシーよ。私たち魔法少女は、テレパシーで会話ができるの。どうやらあなたの言葉は聞き取れないみたいだから、用件だけを伝えるわね・・・。》」

 

悟飯「・・・・・・。」

 

ほむら「《今日の美樹さやかの魔女退治にあなたもついてあげて。万が一の時に備えてちょうだい。》」

 

悟飯「(・・・もちろんそのつもりですよ。)」

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

時がたち、夕方。さやかは魔女退治に出かけようとしていた。

 

 

さやか「よーし!いきますかぁー!」

 

悟飯「美樹さーん!!」

 

さやか「悟飯!どうしたの?」

悟飯「美樹さん、僕も魔女退治に連れてってください!僕も、誰かの役に立ちたいんです!」

さやか「わかった!あたしたちでこの見滝原の平和を守ろう!」

悟飯「はい!」

さやか「あと、あたしのことは、「さやか」でいいよ。」

悟飯「はい!さやかさん!」

 

 

~とある高台~

 

 

一人の少女とキュゥべえが話をしていた。その少女の名は、『佐倉杏子』。

 

 

 

杏子「ふぅん・・・。あれが新しくこの街で契約した魔法少女ねぇ・・・。」

キュゥべえ「本当に彼女と事を構える気かい?」

杏子「だってチョロそうじゃん。瞬殺っしょ、あんな奴。それとも何?文句あるっての?アンタ。」

キュゥべえ「すべて君の思い通りに行くとは限らないよ。この街にはマミの他にもう一人、魔法少女がいるからね。」

杏子「へぇぇ、何者なの?そいつ。」

キュゥべえ「僕にもよく分からない。」

杏子「はあ?どういうことさ。そいつだってアンタと契約して魔法少女になったんでしょ?」

キュゥべえ「そうとも言えるし、違うとも言える。あの子は極めつけのイレギュラーだ。どういう行動に出るか、僕にも予想できない。」

杏子「へっ、上等じゃないの。退屈過ぎてもなんだしさ。ちっとは面白味もないとね。」

キュゥべえ「そしてもう一人、この街にイレギュラーがいるんだ。」

杏子「はぁ?この街にはイレギュラーが二人もいるっていうのかよ?」

キュゥべえ「彼は素質がないにも関わらず、僕やグリーフシードが見えて、変身までするんだ。」

杏子「彼ってことは、ソイツは男なのか!?」

キュゥべえ「そうさ。マヤリト大陸からやってきた孫悟飯だ。」

杏子「・・・孫?その名前、どっかで聞いた気が・・・。」

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

~路地裏~

 

 

さやか「・・・ここだ。」

悟飯「気が魔女より小さい。もしかしたら使い魔かもしれませんね。グリーフシードもありませんし。」

さやか「楽に越した事ないよ。こちとらまだ初心者なんだし。」

悟飯「それでも、決して油断はしないでくださいね。」

さやか「分かってる。」

 

 

さやかと悟飯は使い魔の結界内に入っていった。

 

 

さやか「あれが。」

 

使い魔『キャハハハハ!!』

 

悟飯「逃げてく!」

さやか「任せて!」

 

 

さやかは即座に使い魔を追ったが、途中、何者かに邪魔された。

 

ガキィン

さやか「!?」

 

?「ちょっとちょっと。何やってんのさ、アンタたち。」

 

 

突然一人の少女が、さやかたちの前に立ちふさがった。

 

 

使い魔『キャアアアア!!!』

 

杏子「見てわかんないの?ありゃ魔女じゃなくて使い魔だよ。グリーフシードを持ってるわけないじゃん。」

 

さやか「だって、あれほっといたら誰かが殺されるのよ?」

 

杏子「だからさぁ、4~5人ばかり食って魔女になるまで待てっての。そうすりゃちゃんとグリーフシードも孕むんだからさ。アンタ、卵産む前の鶏シメてどうすんのさ。」

 

さやか「なっ!?魔女に襲われる人たちを・・・あんた、見殺しにするって言うの?」

 

杏子「アンタさぁ、何か大元から勘違いしてんじゃない?食物連鎖って知ってる?学校で習ったよねぇ。弱い人間を魔女が食う。その魔女をアタシたちが食う。これが当たり前のルールでしょ、そういう強さの順番なんだから。」

 

悟飯「・・・・・・。」

さやか「あんたは・・・。」

 

杏子「まさかとは思うけど。やれ人助けだの正義だの、その手のおチャラケた冗談かますために・・・アイツと契約したわけじゃないよね?アンタ。」

 

さやか「だったら、何だって言うのよ!」

 

杏子「ちょっとさ、やめてくれない?遊び半分で首突っ込まれるのってさ、ホントムカつくんだわ。」

 

さやか「・・・!」

 

 

怒りが頂点に達したさやかは、杏子に突撃していったが、杏子はそれをなんなく受け流し、さやかをはじき返した。

 

 

さやか「ガハッ・・・!」

 

悟飯「さやかさん!」

 

杏子「ふん、トーシロが。ちっとは頭冷やせっての・・・。」

 

 

さやかはゆっくりではあったが、再び立ち上がった。

 

 

杏子「おっかしいなぁ。全治3ヶ月ってぐらいにはかましてやったはずなんだけど・・・。」

 

悟飯「キズが・・・!」

 

キュゥべえ「彼女は癒しの祈りを契約にして魔法少女になったからね。ダメージの回復力は人一倍だ。」

悟飯「キュゥべえ。」

 

杏子「(・・・アイツ、キュゥべえが見えてんのか?そうか、アイツがイレギュラーの・・・。)」

さやか「誰が・・・あんたなんかに!あったみたいなヤツがいるから・・・この世界は!!」

 

 

悟飯「~~~!!」

 

 

杏子「ウゼェ・・・。超ウゼェ!

つうか何。そもそも口の利き方がなってないよね。先輩に向かってさぁ。」

 

さやか「黙れえええ!!!」

 

 

さやかは再び突進していったが、また防がれてしまい、逆にさやかが杏子の猛攻撃を受けてしまった。

 

 

杏子「チャラチャラ踊ってんじゃねぇよウスノロ!言って聞かせてわからねえ、殴ってもわからねえバカとなりゃあ・・・、後は殺しちゃうしかないよねッ!?」

さやか「負けない!負けるもんかあ!」

ガキィン

さやか「・・・!」

 

 

さやかの剣は、杏子の攻撃に耐えきれず、折れてしまった。

 

杏子「終わりだよ!」

 

悟飯「やめろおおお!!」

 

杏子「くらいやがれ!」

さやか「くっ・・・!」

 

悟飯「やめろって言ってんだろおおお!!」

 

杏子「!?」

 

ブチィ

悟飯「うわああああああああああ!!!」

 

杏子「な、なんだ!?」

さやか「ご、悟飯・・・?」

 

 

悟飯は押さえていた怒りが爆発した。

悟飯はついに、超サイヤ人を超えた姿、

『超サイヤ人2』に変身したのだ。

 

 

【挿絵表示】

 

 

杏子「な、なんだよあれ!?」

さやか「(超サイヤ人・・・?でも、なにか違う・・・。もしかして、これがセルを倒したっていう・・・?)」

 

悟飯「貴様は、僕が倒す!」

 

杏子「な、なんだかわかんないけど、とりあえず・・・ぶっ潰してやるよ!」

 

 

杏子は悟飯に向かって槍を突き刺した。

 

 

さやか「ご、悟飯!にげて!!」

 

杏子「おりゃあああ!!!」

ガギィィン

 

さやか「悟飯!!」

 

 

さやかは、杏子の槍が悟飯に突き刺さったかに思えた。

 

 

杏子「なっ!?」

悟飯「・・・・・・。」

 

 

悟飯は、杏子の渾身の一撃を指で止めていた。

 

 

杏子「そんな・・・!ア、アタシの渾身の一撃を、指だけで・・・!ア、アンタ・・・一体何モンなんだ・・・!?」

悟飯「・・・僕は、サイヤ人と地球人との間に産まれた人間だ。」

杏子「サ、サイヤ人・・・?」

悟飯「貴様だけは・・・絶対に許さない・・・!!」

杏子「ヒッ・・・!」

 

 

圧倒的な実力の差を感じた杏子は、悟飯に対し完全に戦意を失っていた。

 

 

杏子「(こ、殺される・・・!)」

悟飯「・・・かぁー、めぇー、はぁー・・・!」

 

さやか「悟飯やめて!そいつは魔女じゃなくて魔法少女だよ!」

 

悟飯「めぇーーー・・・!!」

 

杏子「う、うわああああ!!」

 

?「やめろ悟飯!!」

 

悟飯「・・・!」

 




ED 心の羽根

歌 チームドラゴン from AKB48


杏子「次回、第6話
『杏子の過去とソウルジェムの真実』!」

「君が、あのときの子・・・?」
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