英雄戦士ドラゴ☆マギカ【完結】   作:kuropon

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OP Dragon Soul

歌 谷本貴義



第6話 杏子の過去とソウルジェムの真実

 

悟飯「・・・かぁー、めぇー、はぁー・・・!」

 

さやか「悟飯やめて!そいつは魔女じゃなくて魔法少女だよ!」

 

悟飯「めぇーーー・・・!!」

 

杏子「う、うわああああ!!」

 

?「やめろ悟飯!!」

 

悟飯「・・・!」

 

杏子「・・・!?」

 

さやか「な、なに・・・?」

 

 

三人が上を見上げると、建物の屋上に一人の男が立っていた。男は静かに三人の元へと降りていった。

 

 

杏子「だ、誰だ!?それに今、空を飛んで・・・!?」

 

?「・・・悟飯。この程度で精神が乱れるとは、まだまだだな。」

 

悟飯「ピ、ピッコロさん・・・?」

 

 

三人の前に現れたのは、ナメック星人の戦士であり、悟飯の師匠であるピッコロだった。悟飯の巨大な気を感知し、ここまでやってきたのだ。

 

 

悟飯「止めないでくださいピッコロさん!こいつは僕が・・・!」

 

まどか「悟飯くーん!!」

 

悟飯「・・・!?」

 

まどか「はあ・・・はあ・・・。」

ほむら「探したわよ・・・。」

 

悟飯「まどかさんに、暁美さん・・・?」

 

マミ「近くで魔力がぶつかり合っていると思ったら、これはなんの騒ぎなのかしら?」

 

悟飯「マミさんまで・・・!?」

 

 

ピッコロに続いて、まどか、ほむら、マミの三人がやってきた。

 

 

ほむら「・・・・・・。

(美樹さやかに佐倉杏子・・・。どうやら、二人がぶつかり合ったみたいね・・・。)」

 

まどか「ご、悟飯・・・くん・・・?」

マミ「その姿って、まさか・・・!」

 

悟飯「・・・・・・。」ギロッ

 

杏子「ヒッ・・・!」

 

悟飯「はあああああ!!!」

ボォオオオ

 

 

悟飯は再び気を解放し、杏子に襲いかかろうとしていた。

 

 

ほむら「いけない・・・!」

 

ピッコロ「・・・・・・。」シュン

 

悟飯「~~!!」

ガッ

悟飯「がっ、あ・・・!」バタン

 

 

ピッコロは悟飯の後頭部にチョップし、気絶させた。それと同時に悟飯の変身も解けた。

 

 

ピッコロ「こいつのこと、頼めるか?」

 

まどか「えっ・・・?」

ほむら「え、ええ・・・。」

 

ピッコロ「・・・じゃあな。」

 

 

そう言うとピッコロは、どこかへ飛び去っていった。

 

 

マミ「な、なんだったのかしら・・・?」

 

ほむら「(悟飯といい、今の人といい、この時間軸にはイレギュラーが多いわね・・・。)」

 

まどか「・・・ハッ!さやかちゃん!大丈夫!?」

さやか「え?あ、ああ。あたしは大丈夫・・・。」

 

杏子「・・・チッ!しらけちまったな。今日のところは降りさせてもらうよ。」

 

ほむら「賢明ね。佐倉杏子・・・。」

 

杏子「・・・!てめぇは、どこかで会ったか?」

 

ほむら「さあ、どうかしらね?」

 

杏子「・・・フン!」

 

 

杏子はビルを飛び越え、どこかへと去って行った。

 

 

ほむら「・・・とりあえず、悟飯をどこかへ運びましょうか。」

マミ「私の家にいきましょう!」

 

 

 

キュゥべえ「・・・・・・。」

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

マミとほむらは、二人で悟飯を担ぎ、マミの家まで運んだ。悟飯は今ベッドで寝かされている状態である。

 

 

悟飯「う、うーん・・・。」

 

まどか「悟飯くん!」

 

悟飯「ここは・・・?」

 

まどか「マミさんの家だよ。私、みんなを呼んでくるね!」

 

悟飯「・・・・・・。」

 

 

悟飯は、ピッコロに言われたことを思い出していた。

 

 

ピッコロ『この程度で精神が乱れるとは、まだまだだな。』

 

 

悟飯「っ・・・!」

ガチャ

悟飯「・・・!」

 

ほむら「悟飯。」

 

悟飯「暁美さん・・・。」

 

 

部屋に入ってきたのはほむらだけだった。

 

 

悟飯「みんなは?」

ほむら「二人で話をしたくて、待ってもらっているわ。あのときあなた、前とは少し違う姿をしていたわね。あれはなんなの?」

悟飯「恐らくですけど、あれが超サイヤ人を超えた超サイヤ人・・・セルを倒した力だと思います。」

ほむら「・・・・・・。」

悟飯「あいつだけは許さない・・・!あいつはさやかさんを殺そうとしたんだ!」

ほむら「悟飯、気持ちはわかるけど、まずは落ち着きなさい。それに、彼女もワルプルギスの夜を倒すのに必要な魔法少女なの・・・。」

悟飯「え・・・?」

ほむら「彼女の名は佐倉杏子。」

悟飯「佐倉、杏子・・・?

(あれ?その名前、ずいぶん昔に聞いたことがあるような・・・?)」

ほむら「どうしたの・・・?」

悟飯「えっ?い、いや!なんでもないです!」

ほむら「私はこれから、佐倉杏子に接触するつもりよ。」

悟飯「僕もいきます!個人的に気になることもあるので!」

ほむら「・・・わかったわ。」

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

ほむらと悟飯は、杏子を探しにゲームセンターに来ていた。

 

 

悟飯「どうしてゲームセンターに?」

ほむら「ここに佐倉杏子がいるのよ。」

悟飯「・・・たしかに昨日の魔法少女の気を感じますね。」

 

 

中に入ると、ダンスゲームに杏子はいた。

 

 

杏子「・・・よう、今度は何さ。・・・!」

 

悟飯「ど、どうも・・・。」

 

杏子「お、お前!アタシを殺しにきたのか!?」

 

悟飯「ち、違います!話し合いにきたんです!」

 

杏子「話し合いだと・・・?」

 

ほむら「ここでは人目につくわ・・・。場所を変えましょう。」

 

 

 

~ほむらの家~

 

 

 

杏子「す、すげえ・・・!これ全部魔女か!?」

 

ほむら「ええ・・・。」

 

 

杏子と悟飯はソファーに座り、ほむらはお茶を入れるため、部屋の奥へと向かっていった。

 

 

杏子「んで?話ってのはなんなのさ?」

 

悟飯「まず僕の個人的な質問なんですが・・・。」

 

杏子「・・・?」

 

悟飯「佐倉さん・・・僕たち、昔どこかでお会いしませんでしたか?」

 

杏子「・・・!」

 

悟飯「昔、マヤリト大陸にいったことはありますか?」

 

杏子「あ、ああ。小さい頃に親の関係で少しな。」

 

悟飯「で、では、パオズ山というところはご存じですか!?」

 

杏子「パオズ山・・・。・・・!孫・・・お前と同じ苗字!アンタまさか!あのとき悟空って人といたチビか!?」

 

悟飯「お、お父さんを知ってるんですか!?」

 

杏子「知ってるも何もアタシの恩人だ!」

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

~回想 数年前のパオズ山~

 

※時間はガーリックJr.の後くらい

 

 

幼年杏子『とうさーん!かあさーん!どこー!?』

ガサガサッ

幼年杏子『・・・!?』ビクッ

 

?『ん?おめぇ、こんなとこでなにやってんだ?』

 

幼年杏子『だ、だれ・・・?』

 

悟空『オラか?オラは孫悟空っちゅうんだ。そんでこっちが息子の悟飯だ。』

幼年悟飯『こ、こんにちは。孫悟飯です。』

悟空『そんでおめぇ、ここで何してたんだ?』

 

幼年杏子『ア、アタシ、とうさんたちとはぐれちゃって・・・。ここはどこなの・・・?』

 

悟空『ここはパオズ山っちゅうとこだ。じゃあおめぇ、迷子なんだな?よし!オラがおめぇの家族のとこに連れてってやるよ!』

 

幼年杏子『え・・・?』

 

幼年悟飯『大丈夫です。お父さんはめちゃくちゃ強いですから。』

 

ガサガサガサッ

 

幼年悟飯&杏子『・・・!?』ビクッ

悟空『・・・!』

 

『グオオオオオオ!!!』

 

幼年杏子『ヒッ!』

幼年悟飯『こ、怖いよう・・・。』

悟空『・・・・・・。』

 

 

突如悟空たちの前に恐竜が現れ、襲いかかってきた。

 

 

『ガアアアアアアアアアア!!!』

 

幼年杏子『うわああ!!』

 

悟空『・・・はあ!!』

ドカァ

 

 

悟空はパンチを一発かまし、恐竜を気絶させた。

 

 

幼年杏子『し、死んだの・・・?』

悟空『いや、気絶しただけさ。とりあえず、この山からおりっか!筋斗雲よーい!!』

 

 

悟空が叫ぶと、黄色い雲が悟空の前にやってきた。

 

 

幼年杏子『うわあ!』

悟空『そんじゃ、いくか!』

 

 

悟空は悟飯と杏子を膝の上に乗せ、筋斗雲で空高く山のふもとまで飛んでいった。

そしてふもとに到着した。

 

 

悟空『うーん。このへんにいるかなあ?おめぇの家族。』

 

杏子父『杏子!!』

 

幼年杏子『・・・!とうさん!』

 

杏子父『探したぞ杏子!』

幼年杏子『うわーん!とうさーん!』

杏子父『よしよし。もう大丈夫だ。』

 

悟空『ハハハ!見つかってよかったなあ!』

 

杏子父『あなたがうちの杏子をここまで連れてきてくれたのですか!』

悟空『おう!森ん中で迷ってたみてえだったからよ、ここまで連れてきたんだ!』

杏子父『ありがとうございます!なんとお礼をしたら・・・!』

悟空『オラ別に礼なんか要らねえぞ。困ってるヤツがいたら助けねえとな!』

幼年悟飯『お父さんに会えてよかったですね!』

幼年杏子『うん!アタシ、佐倉杏子!よろしくね!』

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

~現在 ほむらの家~

 

 

杏子「しっかし、あのチビがよくここまで強くなったよな!アタシの全力を指だけで止めやがったんだからな!」

 

悟飯「ハハハ・・・。まあ、こっちもいろいろありましたから。」

 

杏子「それで、悟空さんは元気なのか?」

 

悟飯「・・・お父さんはセルとの戦いで死にました。」

 

杏子「な、なんだと・・・?悟空さんが・・・死んだ・・・?」

 

 

ほむら「・・・・・・。

(孫悟空・・・それが悟飯の父親の名前?佐倉杏子はすでに悟飯と会ったことがあったのね・・・。驚いたわ・・・。)」

 

 

お茶を出しに戻ってきたほむらは、偶然話を聞いていた。

 

 

ほむら「二人とも、お茶を持ってきたわよ・・・。」

 

悟飯「・・・!」

 

杏子「お、おう・・・。」

 

 

ほむらは二人にお茶を差し出すと、ここに招いた本来の目的の話をしだした。

 

 

ほむら「それでは本題に移るわね。二週間後、この街にワルプルギスの夜が来る。」

 

杏子「・・・なぜわかる?」

 

ほむら「それはひみt・・・。」

悟飯「暁美さん。」

ほむら「・・・!」

悟飯「正直に言いましょう。」

ほむら「(・・・ものは試しね。)

私は、未来からこの時間軸にやってきた魔法少女よ。」

 

杏子「・・・信じれると思うか?」

 

ほむら「ならば証拠を見せてあげる。私につかまって。」

 

 

杏子はほむらの肩をつかむと、ほむらは変身し、時間を止めた。

 

 

杏子「な、なんだこれ!?」

ほむら「私の魔法は時間を操るの。この力で何度も時間を遡行してきたわ。もう数えるのも忘れる位にね・・・。」

杏子「・・・わかったよ。アンタを信じる。」

 

 

杏子がそういうと、ほむらは時間停止を解除した。

 

 

杏子「・・・しかしワルプルギスの夜ね。確かに一人じゃ手強いが・・・。」

 

悟飯「一人じゃありません!僕や暁美さん!それにマミさんたちがいます!」

 

杏子「・・・!」

 

ほむら「悟飯・・・。」

 

杏子「ちょっとまて!巴マミやあのヒヨッコも一緒に戦うのか!?」

 

悟飯「え?そうですけど?」

 

杏子「あんな甘ちゃんたちと共闘なんてゴメンだね。それに、アタシにはなんのメリットもねえし、第一あのヒヨッコは魔法少女になりたてだ。ワルプルギスの夜と戦うには経験が浅すぎる。正直言って足手まといだ。」

 

悟飯「さやかさんの件は僕に任せてください!」

ほむら「どうする気・・・?」

悟飯「話は僕がつけますし、僕は近距離でも遠距離でも攻撃ができますから、さやかさんは僕が修行させます!」

 

杏子「まあ、ヒヨッコはいいとしてさ、マミと一緒なのはゴメンだ。」

 

悟飯「ヒソヒソ

佐倉さんとマミさんって、お知り合いなんですか・・・?」

ほむら「ヒソヒソ

昔にいろいろあったみたいみたいだけど、詳しくは知らないわ・・・。」

悟飯「・・・佐倉さん。」

 

杏子「・・・?」

 

悟飯「ちょっと行きましょうか。」

 

杏子「はあ?どこにいくんだy・・・!」

 

悟飯「行・き・ま・しょ・う・か。」ニコニコ

 

ほむら「!?」ビクッ

 

杏子「・・・!?は、はい・・・。」ビクビク

 

 

悟飯は杏子を抱え、どこかへ飛び去っていった。

 

 

杏子「うわああああ!!空を飛んでるううぅぅぅぅ・・・!!!」

 

 

ほむら「・・・悟飯はあまり怒らせない方がいいわね・・・。」

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

杏子「ぅゎぁああああああ!!!」

スタッ

悟飯「さあ、着きましたよ。」

 

 

悟飯が着地した場所は、マミが住んでるマンションの前だった。

 

 

杏子「ぜえ・・・ぜえ・・・!お、お前、空飛べるんだったら先に言えよ・・・!」

悟飯「あっ、すみません!これから気をつけますね!」ニコニコ

杏子「(こいつ絶対わざとだ・・・!)」

悟飯「さて、行きましょうか。」

 

 

~マミの部屋の前~

 

 

悟飯「さあ、インターホンを押してください。」

 

杏子「お、おい・・・!ここってまさか・・・!」

ピンポーン

杏子「なっ!?」

 

 

マミ「はーい!今いきまーす!」

 

 

ガチャ

 

悟飯「こんにちはマミさん!」

 

マミ「あら、悟飯くん。それに、佐倉さん!?」

 

杏子「よ、よう・・・。」

 

マミ「・・・とりあえず、中に入りましょうか。どうぞ。」

 

悟飯「お邪魔します。」

杏子「お、お邪魔します・・・。」

 

 

悟飯と杏子はマミの部屋に入っていった。

 

 

 

 

 

悟飯「ふう・・・。やっぱりマミさんの紅茶はおいしいです。」

杏子「・・・・・・。

(何言っていいのかわかんねええええ・・・!!)」ポリポリ

 

 

杏子もクッキーを食べていたが、何を言ったらいいのかがわからなく、何の味が感じられなかった。

 

 

マミ「ふふ、ありがとう悟飯くん。それで、私になにか用事?」

 

悟飯「いえ、僕じゃなくて佐倉さんがマミさんに話があるみたいなんです。」

杏子「ブッ!!」

 

マミ「え?佐倉さんが?」

 

杏子「ヒソヒソ

おい悟飯・・・!なに勝手なこと言ってんだ・・・!アタシは話なんてなにも・・・!」

悟飯「ヒソヒソ

佐倉さん、マミさんとなにかあって喧嘩しちゃってるんでしょう・・・?だったら仲直りしましょう・・・!」

 

マミ「・・・?」

 

杏子「ヒソヒソ

はあ・・・!?できるわけねえだろ・・・!それに、アタシはもう大切な物を、家族を失っちまったんだ・・・。それが原因でマミとも中違いしちまったのさ・・・。失ったモンは、もう取り戻せねえ・・・。」

悟飯「・・・それは僕だって同じです・・・。」

杏子「・・・え?」

悟飯「僕のお父さんが死んだのは、僕のせいですから・・・。」

杏子「・・・!?」

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

~回想~

 

 

セル『ぐ、が、ああ、ああああああ・・・!』

 

悟飯『フッ・・・。』ニヤ

 

 

悟空『悟飯!なにやってんだ!トドメだ!!すぐにトドメをさせーーー!!!』

 

悟飯『・・・もうトドメを?

まだ早いよお父さん。ああいうやつはもっと苦しめなくちゃ・・・。』

 

 

 

セル『ギィーハハハハハハ!!貴様らはもう終わりだぁ!!!

オレはもうじき自爆する!オレも死ぬが貴様らも全部死ぬ!地球丸ごと全部、巻き添えだああああ!!』

 

悟飯『なに!?』

 

 

 

悟空『ここまでよくやったな悟飯。』

 

悟飯『お、お父さん・・・?』

 

悟空『母さんに、すまねえって言っといてくれ。いっつも勝手なことしちまって。』

 

悟飯『・・・!』

 

悟空『・・・グッバイ!悟飯!』

シュン

 

悟飯『お父さーーーん!!!』

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

杏子「・・・・・・。」

悟飯「佐倉さん、僕はもう謝りたくてもできない。けど、あなたは生きてる!マミさんも生きてる!ちゃんと前を見てください!勇気を出してください!!」

杏子「・・・!(何事も、前進あるのみ・・・か・・・。)

あ、あのさ、マミ・・・。」

 

マミ「・・・?」

杏子「あの、そのー・・・あ、あの時は、わ、悪かったよ・・・。」

マミ「・・・!」

杏子「あの時マミは、アタシの事を本気で心配してくれてたのに・・・アタシを励まそうと色々気遣ってくれてたのに・・・。それなのにアタシは、お前にひどいこと言っちまった・・・。挙句の果てにあたしの勝手な都合で、お前を・・・一人ぼっちにさせちまった。

本当にごめんな。・・・いや、ごめんなさい!」

マミ「・・・・・・。」

 

悟飯「・・・。」

 

杏子「あの時の事、謝りたかった。ただそれだけなんだ。へへっ・・・。今更謝ったっておせえのにな・・・。何やってんだろうなアタシ・・・。それじゃあな・・・マミ・・・。」クルッ

 

 

杏子は真っ直ぐ玄関に向かおうとした。しかし・・・。

 

 

ギュッ

杏子「・・・!」

マミ「佐倉さん・・・!本当に・・・心配したんだから・・・!!」

杏子「・・・!マミ・・・!」

マミ「よかったわ・・・!あなたが無事で・・・本当によかった・・・!グスッ」

杏子「う、ううっ・・・!ウワアアアアアアア!!ごめんよマミ!ごめんよおおお!!!」ボロボロ

マミ「ありがとう・・・!謝りに来てくれて・・・!ウッ、ウワァァァァァン!!!」

ボロボロ

 

悟飯「(よかった・・・。二人が仲直りできて・・・。・・・お父さん。僕、この国にきてから少しは人の役に立てたかな・・・?)」

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

マミと杏子が一頻り泣いた後、杏子はワルプルギスの夜討伐に協力することなり、悟飯は報告のため、ほむらの家に飛んで向かっていた。

 

 

悟飯「もうすっかり暗くなっちゃってる。急がなくちゃ!」

 

 

「さやかちゃん!!」

 

 

悟飯「・・・!今のは、まどかさんの声!?すぐ下だ!」

 

 

悟飯は、真下にいたまどかたちの元へと向かった。

 

 

悟飯「まどかさん!」

 

まどか「・・・!悟飯くん!さやかちゃんが・・・さやかちゃんが・・・!」

 

 

さやかは倒れたままピクリとも動かなくなっていた。

 

 

悟飯「・・・!?

(さやかさんから気を感じ取れない・・・!一体なぜ急に・・・!)」

 

よく見てみると、さやかのソウルジェムが無くなっていることに気がついた。

 

 

悟飯「・・・!

(さやかさんのソウルジェムがない・・・!)

・・・!

(ソウルジェム・・・ソウル・・・魂・・・!まさか・・・!)」

 

 

悟飯はなんとなくではあるが、ソウルジェムがなんなのか感づいた。

 

 

悟飯「まどかさん!暁美さんとマミさんの連絡先聞いてますか!?」

まどか「う、うん!」

悟飯「まずは暁美さんに連絡を・・・!」

 

ほむら「その必要はないわ・・・。」

 

悟飯「・・・!」

まどか「ほむらちゃん!」

 

ほむら「まどか、巴さんに連絡を取りなさい。これから魔法少女にとって大事な話をするわ・・・。」

 

 

まどかはマミと連絡を取り、しばらくするとマミと杏子がやってきた。杏子はさやかの首に触れると、あることに確信した。

 

 

杏子「どういうことだオイ・・・。コイツ死んでるじゃねぇかよ!」

まどか「えっ?さやかちゃん?・・・ね?さやかちゃん?起きて・・・ねぇ、ねぇちょっと、どうしたの?ねぇ!嫌だよこんなの、さやかちゃん!!」

杏子「何がどうなってやがんだ・・・オイッ・・・!」

 

 

ほむらは事前に見つけていたさやかのソウルジェムをさやかの手に握らせた。

 

 

さやか「・・・はっ!」

 

ほむら以外「!!」

 

悟飯「息を、吹き返した・・・?」

 

さやか「・・・なに?なんなの?」

 

ほむら「・・・魔法少女にとってソウルジェムは、私たちの魂そのもの・・・。」

 

悟飯「・・・!」

杏子「な、なにを言ってんだ・・・?」

 

キュゥべえ「君たち魔法少女が身体をコントロールできるのは、せいぜい100m圏内が限度だからね。」

 

マミ「キュゥべえ・・・!」

杏子「100メートル?何のことだ、どういう意味だ!?」

 

キュゥべえ「ただの人間と同じ、壊れやすい身体のままで、魔女と戦ってくれなんて、とてもお願い出来ないよ。

君たち魔法少女にとって、元の身体なんていうのは、外付けのハードウェアでしかないんだ。君たちの本体としての魂には、魔力をより効率よく運用できる、コンパクトで、安全な姿が与えられているんだ。」

 

悟飯「~~~!!」ググッ

マミ「・・・!」プルプル

 

キュゥべえ「魔法少女との契約を取り結ぶ、僕の役目はね。君たちの魂を抜き取って、ソウルジェムに変える事なのさ。」

 

杏子「テメェは、何てことを・・・!ふざけんじゃねぇ!!それじゃアタシたち、ゾンビにされたようなもんじゃないか!!」

 

キュゥべえ「むしろ便利だろう?心臓が破れても、ありったけの血を抜かれても、その身体は魔力で修理すれば、すぐまた動くようになる。ソウルジェムさえ砕かれない限り、君たちは無敵だよ。弱点だらけの人体よりも、余程戦いでは有利じゃないか。」

 

まどか「ひどいよ・・・。そんなのあんまりだよ・・・。」

 

キュゥべえ「君たちはいつもそうだね。事実をありのままに伝えると、決まって同じ反応をする。訳が分からないよ。どうして人間はそんなに、魂の在処にこだわるんだい?」

 

悟飯「キュゥべえ・・・!貴様ぁ!!」

 

ほむら「・・・・・・。」

 





ED Magia

歌 Kalafina



悟飯「次回、第7話
『絶望と後悔』!」

「やめてくれ・・・さやかさん・・・!」
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