恋の方程式   作:アインシュタイン

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更新遅くなりました
待っていた方すみません。

お詫びと言っては何ですがお気に入り登録が
100,感想が15,評価が5件を越えたら特別企画を
実施しようと思っています。



恋の方程式#8

 

↑恋の方程式#8%↓

 

 

 

「これは僕がまだ4歳の頃の話だ。」

 

僕は覚悟を決めて話を始めた。

 

「僕は物心ついた頃から物理学が好きだった。

でも、幼い自分は自己制御が出来なくて、夢中に

なると飲み食いもせずに研究や論文の読み書きに

熱中したんだ。」

 

「stop!どうして君は物心ついたときから物理学

が好きだったんだい?」

 

すると石井がものすごくカッコつけて僕に質問

をしてきた。

 

顔も良い為、本当に王子様に見えるらしく、女子

は黄色い歓声をあげた。

 

「僕の先祖が物理学者なんだ。だから家には物理

学の資料が沢山あった。」

 

「なるほど。」

 

「話を進めるが、僕は読み書きは出来る。1歳の

時には読みはコンプリートして3歳で書くことが

出来た。しかし、僕は4歳になっても話すことは

出来なかった。」

 

すると周囲がどよめき始めた。

まあ当然の結果だろうな。予想はできてた。

 

「そんな訳で、僕は話せないことを理由に親と姉

から人間ではないように扱われた。僕はそれが

とても悔しかった。だから物理学が出来ることを

見せつけて、好きになってもらおうとした。でも

自分が物理学に熱中すればするほど、親は僕の

ことを化け物扱いするようになった。」

 

「僕は2歳には話せていたぞ。」

 

「今は君の話は聞いていない。僕の話をしている

んだ。黙ってくれ。」

 

かなりリサのことで精神的に不安定になってるの

だろう。僕はすごい勢いでキレた。

 

周りはシーンとし、リサは目をうるうるさせて

こっちを見ている。

 

「ひどい時は三ヶ月間部屋からほぼ出なかった。

外に出たのはトイレくらいだろう。」

 

「えっ?なに食べてたの?」

 

水色の髪が聞いてくる。

結構大事なところをついてくるな。

 

「1日一個のカップラーメンだ。部屋に箱単位で

30個ほど置いてある。あとは水だな。」

 

またもバス中がどよめく。

 

「もういい。早く親が亡くなった時の話をしろ」

 

石井はせっかちだ。

こんな性格でどこが王子様なんだよ。

 

って僕が性格は指摘できないか。

 

「分かった。そんなこんなで僕はまだ話すことの

出来ないまま、小学一年になり、7歳になった」

 

どこかで嘲笑う声が聞こえる。僕はいつも笑われ

てきた。誰も僕を分かってくれないんだ。

でもリサは違った。いや、違うと思っていた。

 

「学校でもバカにされて、親はかなり怒っていた

自分の名誉を汚されたくなかったんだろう。」

 

「そんな……グスッ…」

 

この時僕はやっとリサが泣いていることに気づい

た。僕はリサと友達になったと思った日、確かに

親が死んだことは伝えた。

 

でも僕は彼女の涙を見て、詳しい話をしなかった

のだ。そのときは。

 

「そしてそれに耐えきれなくなった両親は夢の国

に行くといって僕を無理矢理家から出し、殺そう

としたんだ。」

 

「どうやって?」

 

「親は夢の国に行くつもりじゃなかった。海に

向かってたんだ。」

 

「どういう事だい?」

 

今でも思い出しただけで背筋が凍る。

あの過去は…

 

「僕はプールにも海にも入ったことがなく、泳げ

ないんだ。だからそれを利用して…」

 

「ちょっと待て。なぜそれだけで殺そうとしたと

決めつけるんだ?」

 

「事故った後にスマホを見たんだ。親の。そこに

は水の中で人を確実に殺す方法を調べた履歴が

残っていた。」

 

「なるほど。だが、目的地に着く前に運悪く事故

にあったということか。」

 

「ああ。」

 

周りは暗いオーラが漂っていた。

しまった。つい…

 

僕は理性的な人間だ。感情的な人間ではない。

でも、リサに会ってから僕は理性的な人間では

なくなった。

 

こんな自分がものすごく恥ずかしい

 

「はーい!石原くんの話は終わりにします」

 

その暗いオーラを遮るような明るい声が響いた

 

先生の声だ。

 

「次は私がやっていいかしら。」

 

湊さんが珍しく自ら手を挙げた。

僕を気づかってくれたのだろうか。

 

何だかんだで優しいんだよな。湊さん。

 

「いや、俺がやる」

 

今度は水野かよ。こちらは優しさとかでは

なく、ただ単にしたいだけだろう。

 

30秒程の口論の結果、湊さんになった。

 

僕は湊さんの質問コーナーは気まづくて全く

聞いていなかった。

 

「え、詠一…何でお…怒ってるの?」

 

「……」

 

僕は返事をしなかった。

リサはずっと下を向いている。

 

結局僕らはバスに乗っている間、ずっと話すこと

はなかった。

 

----------------------

 

開会式終了後…

 

「はぁ…オリエンテーションで何らかの問題が

生じる確率が91,4%に上昇っと」

 

僕らの宿泊オリエンテーションはまだ始まった

ばかりだ。

 

~See you again~




沙綾の方の作品も読んでいただけると嬉しい
です。今後も感想待ってます♪
他のキャラのリクエストも欲しいなー

次回はヒロイン交代!?
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