恋の方程式   作:アインシュタイン

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こんにちは!

感想を一件もらえました♪
ありがとうございます!

本当に嬉しいです!!

今後もお待ちしております!


恋の方程式#2

 

↑恋の方程式#2%↓

 

 

 

「今井さん。悪いけど、ここで食べて何を得る

ことが出来るのか説明してもらえますか?」

 

「君と仲良くなれる♪」

 

「すみません。僕は誰とも仲良くなる気は全く

と言って良いほどありません。」

 

「え~!!」

 

今僕、石原詠一の目の前で向い合わせで弁当を

食べているギャルっぽい人。

 

今井リサは何故か僕と仲良くなろうとしている。

 

だが何度も言わせてもらうけど、僕は誰とも

仲良くする気はない。

 

「何で?友達できて嬉しくないの?」

 

「はい。当たり前の事ですが人は100%人を理解

する事は出来ません。しかし、人は相手に理解

してもらおうとします。友達や家族、先生など…

ですが僕はその時間は無駄だと思います。

あくまでも自分は自分なのですから、人に理解

されなくても良いじゃないですか。

という訳で、僕は友達を作る必要性がないので、

つくりません。」

 

「ふーん。でもさ、私は何となく石原くんのこと

分かるよ?すごく真面目だけど、本当は皆と同じ

凡人になりたいってことも、とっても面白い人だ

ってことも。」

 

「そうですか。」

 

今井という女は突然さらっと恥ずかしいことを

言うから、かなり苦手だ。

 

まあ、こんな容姿だが、優しい性格ということは

分かった。

 

「それに、誰かに愛されたいと思ってることも。

そうでしょ?」

 

「君は何を言っているんですか?」

 

「だって弁当、コンビニ弁当じゃん。入学して

からずっとそうだよ。となると、何らかの都合で

親が作ってくれないんだよね。」

 

「イコール…

家族からの愛が足りてないんでしょ?」

 

「まあ、僕が分かりやすいように数式のように

説明した点は誉めましょう。しかし、答えは

思いっきり間違っています。」

 

「嘘!自信あったんだけど…」

 

さて、僕はこのことを彼女に告げようか。

 

今までの流れでいくと、告げても大丈夫そうだ。

しかし、それを告げることでもし彼女に悪印象

を与えてしまったらどうしようか。

 

「今井さん。コンビニ弁当に着目したまでは

良かったんです。しかし、親が作ってくれない

以外の理由は考えられませんか?」

 

「?」

 

正直言うと僕は誰かにこれを打ち明けたかった

んだろう。

 

自分でも気づかないうちにかなり詳しく事情を

話してしまった。

 

「それは……

家族がいないという可能性です。」

 

「えっ?う、嘘でしょ…」

 

「僕は7歳、小学二年生の時に両親を…

亡くしました。」

 

「ご、ごめん。そんなこと言わせる気は…」

 

「良いんです。僕は元々両親と仲良くありません

でした。いつも部屋に閉じこもって研究ばかり

してたからです。4歳の時は三ヶ月部屋から

出ませんでした。」

 

「……」

 

やはり引かれただろうか。

 

「両親はそんな僕の事を人間じゃないと言い、

姉のことばかり可愛がりました。」

 

「う、うん。」

 

「昔は少しそれが寂しかったのですが、それを

決して表には出しませんでした。そして、6歳の

時にはもう寂しいという思いも無くなりました。

ここまでは大丈夫ですか?」

 

「……」

 

彼女からの返事はなかった。

 

だからむやみに僕と関わらなければ良いのだ。

 

「そうして7歳の時に夢の国に行くことになり、

車は両親が前、僕と姉が後ろに座りました。」

 

「……」

 

彼女はずっと下を向いている。

 

すまない。だけどもう少し聞いてくれ…

 

「もうこの先は分かりますよね?」

 

「うん…」

 

「こんな話をしてしまい申し訳ございません

でした。どうぞ、忘れてください。」

 

「石原くん…その…私…」

 

すると今井さんがポロポロと雫を流し始めた。

 

「すみません。そんなに責任を感じる必要は

ありませんよ。話したのは僕ですから。」

 

「グスッ…」

 

「ほら、笑ってください。」

 

僕はそっとハンカチを差し出した。

 

「ありがとう…グスッ」

 

「そのハンカチ、必ず洗って返して下さいね。」

 

「グスッ…石原君、こんな時まで冷たいこと

言うんだね…さっきのセリフは優しかったのに」

 

彼女はそう言っていつも通り微笑んだ。

 

「ほら。その笑顔の方が良いですよ?」

 

「ッ!」

 

「話をこんなにも真剣に聞いてくれたので

まあ友達になってあげても……」

バタン!

 

「ほ、本当!」

 

彼女はすごい勢いで机を叩き、聞いてきた。

 

「は、はい。先程は友達なんていらないと

言いましたが、話し相手はいるとかなり良いこと

が分かりました。」

 

「今まで話し相手いなかったもんね」

 

「はい。」

 

「大丈夫。これからは私にドンと話してごらん。

絶対に見捨てたりしないからさ♪」

 

彼女はそう言って両腕を伸ばした。

 

これって…

 

ハグのポーズだろうか……

 

「すみません。それはお断りします。」

 

「何で?友達の証でしょうが!」

 

「いや、恥ずかしすぎます///」

 

「照れてる~ 石原君可愛いな~♪」

 

友達にならない方が良かったかもしれない。

 

「これからよろしく♪石原君!」

 

彼女はそう言って満面の笑みを僕に向けた。

 

 

 

 

彼女の涙も笑顔もとても綺麗だった。

 

 

 

 

~See you again~

 

 

 

 

 

 




ここまで読んで下さり有難うございます。
今回は少しシリアスでした。

感想お待ちしております!

またお会いしましょう♪
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