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今回は詠一ワールド炸裂です…
暖かい目でお読みください。
↑恋の方程式#5%↓
「平和だね~」
「うん。」
これは昼休みのこと。
僕とリサは窓から降り注ぐ暖かい日光のもと、
机に寝そべり、お互い好きなことをしていた。
リサは何色ものペンを使い、料理のメニューを
書いている。
僕は料理には興味ない。飯は全てインスタントか
コンビニ弁当だ。
一方僕は何をしているかというと…
絵を描いていた。猫の絵だ。
あ、安心してくれ。そういう趣味じゃない。
じゃあ何してるのかだって?
まだ途中だから待っててくれ。
おっと。リサがペンを止めた。
こっちをジーっと見ている。
「ねえ、何してるの?」
聞かれると思ってましたよ。
「ちょっとね。思考実験を。」
「猫の?」
「うん。」
「どんな?」
リサは気になったことをとことん追求してくる
性格だ。
それは良くも悪くもあるのだが…
「よし。説明しよう。リサはバターを塗ったパン
を落とすとかなりの高確率でバターを塗った側が
下になって落ちることを知っているかい?」
「知らない。」
「だと思ったよ。これはマーフィーの法則の最も
有名な物なんだけど、まあ選択的重力の法則と
言えば良いだろう。」
「う、うん…」
「ところで、猫も高確率で足を下にして落ちる
ことを知ってるかい?」
「それは知ってる。前に友希那から聞いたよ♪」
友希那さんか…意外なことを知っているものだ。
「なら話は早いな。猫の背中にバターを上向きに
してトーストを乗せる。そうして3メートル以下の
テーブルから落とすんだ。」
「え?それって…」
「そう。どっちから落ちるか分からないだろ?
猫の足から落ちるかもしれないし、バターが塗ら
れているトーストから落ちるかもしれない。」
「う、うん…」
これは確実にリサに引かれているな…
「ここでだ。あくまで理論上の話で聞いてくれ。
猫が地面に向かって落ちるとともに落下速度が
下がり、回転し始め、トーストのバターが塗られ
た面と猫の足の両方が着地しようとするため高速
で回転しながら地面から少し上で浮いたところで
安定状態になるだろうと提案する。しかしながら
これは、それらを回転させ浮遊させておくエネル
ギーを系の外部のどこかから得なければならない
が、それではエネルギー保存の法則を破ることに
なるだろ?」
「うん。なんかすごいね…」
「しかし、猫とトーストがこれを達成する多数の
方法があり得るんだ。一つは、大気または日光
から熱を取り出し、それを直接の運動エネルギー
に変換すること。これは実現するのは困難だが、
理論上は可能だ。」
「へ、へ~」
どうしたのだろうか。リサがすごい汗をかいて
僕と僕の後ろを交互に見ている。
「別の想定結果は、猫が足を下にして着地し、
その後ただちにひっくり返るだろうという物だ。
しかしながら、これは地面への誘引力において
猫の足がトーストのバターが塗られた面よりも
強いが、ひとたび地面に着地すると、バターが
塗られたトーストの誘引力が猫の足を上回ること
を意味する。これは、足を下にして着地するため
の猫の運動とトーストの地面へのバター側の
誘引力ではどちらがより強いのか、という新たな
疑問を生じさせることになるだろう?」
「う、うん…詠一、そろそろその話…」
「さらに逆もまた真になりえると思うんだ。まず
トーストがバターが塗られた面を下にして落ち、
それから猫が回転して足を下にして立つ。まあ
いずれにせよ、両方のシナリオは、足であれ背中
であれ猫が着地するときに怪我しないという想定
が必要だろう。」
「分かった分かった。だからさ~」
「もう一度言うが、これは理論上の話だ。常に
大事なのは実験で証明すること。という事で、
誰かの家の猫を借りて検証したいのだが…」
「詠一くん?」
その時、後ろから悪魔のような声が聞こえた。
先生だ。
「それ、動物愛護団体に訴えられたいのかな?」
リサが汗をかいていたのはこの事だったのか。
「はい…すみませんでした…」
僕は素直に謝った。先生とリサと、世界中の
猫好きの方々と動物愛護団体にだ。
「はーい。皆席について!」
先程まで騒がしかった教室も急に静かになった。
「皆に連絡があります。」
悪い予感しかしないのは僕だけだろうか…
「来週、宿泊オリエンテーションします!」
僕の平和はこうして一瞬にして
消え去ったのだった…
次回から宿泊オリエンテーションです!
お楽しみに!
あ、大変申し訳ないのですが…もしよろしければ
バンドリのこのキャラの小説書いて欲しいという
のがあったら連絡下さい。
新しい小説書くのに困ってます…
また次回お会いしましょう!