インフィニット・ストラトス〜つきのおとしもの〜 作:リバルリー
空を飛んでしばらくすると、白い人型が宙に浮かんでいるのが見えた。
あれは、僕が付けてるのと同じ……?
と考えてると、こっちを見てきた。
あれ?なんかヤバイ?
そう思う間もなく、白い人型は一瞬で目の前に移動してこう聞いてきた。
「貴様、何者だ?何故それを纏っている?」
あれ?この声まさか……。
そう思った僕は慌ててこう聞いた。
「千冬さん⁉︎なんで千冬さんがここに⁉︎いや、その前になんでそれを⁉︎」
あ、そういえばなんか今バイザー降りてるんだった。
上げなきゃ分からないよね。
僕がバイザーを上げたら、千冬さんも驚いたような顔をしていた。
そして、僕は千冬さんから色んなことを聞いた。
今千冬さんや僕が付けてるのは
だから、僕はすごい特例らしく、このことは内緒にしてほしいとのことだった。
あれ?じゃあなんで千冬さんは女の人にしか付けれないなんてことが分かるの?と思って聞いて見たけど、はぐらかされた。
むー……。納得いかない……。
と言っている間に、何かが爆発したような音がした。
ミサイルが発射されたみたいだ。
そのミサイルが近づいてくるのを見て、千冬さんは僕へ向けてこう叫んだ。
「私一人で片付けるからここで待ってろ」
その言葉に僕は怒りを覚え──
「そんなの許さない!千冬さんは一夏を置いて死にたいんですか⁉︎」
気が付いたらそんな言葉が口から出ていた。
すると千冬さんは困った顔をしてこう聞いてきた。
「だが、お前に何か出来るのか?」
確かに、僕には何もできない……。
そう落ち込んでると、アルヴィトがある提案をしてきた。
「マスターの安全を確保するのでしたら、オルトリンデを使いましょう」
オルト…リンデ……? 何、それ?
そう考える前に、アルヴィトが説明をしてくれた。
「要は自由に動く小さな飛行機みたいなものです」
うーむ……小さな飛行機かぁ……。
でもそれだとミサイルは……。
と思ってると、アルヴィトは僕の心の声に答えるかのようにこう言った。
「大丈夫です。オルトリンデは遠くからビームを撃てます。ロボットアニメを見たことあるマスターならビームも理解できるかと」
なるほど!ビームならいけるかも!と思った。
ビームならたしか砲弾を爆発させることも出来たはず!
ミサイルを落とす方法もなんとなくわかってきた!
そう思っていた時、更にアルヴィトがこう説明を付け加えた。
「オルトリンデはその姿で敵を切り刻むことも出来るんですよ?」
え、何それさいきょーすぎる……。
……っと!これ以上考えてるのはまずそうなので、一旦アルヴィトとの通信をやめ、千冬さんに説明したけど、オルトリンデがよく分からないらしい。
どう伝えればいいのか悩んでると、アルヴィトがこう言った。
「出て来て!オルトリンデ!と念じてください」
言われた通りに念じると、僕の周りに六つの短い剣のようなものが現れ、浮いた。
これで千冬さんも理解したらしく、こう言った。
「なるほど、ビットか」
ビット?僕が見たビットはもう少し丸かったかな……。なんか胞子みたいな……。
とにかく、これで僕も何か出来そうだ!
そして、僕はバイザーを降ろし、ミサイルの撃墜作戦……とは言えないものが始まった。
千冬さんは前に出て、ミサイルをスパスパ斬り裂いて爆発させていた。
よく見ると、爆発する前に高速でそのミサイルから離れてる。
人がやると簡単に見えるけど実際には難しいってこのことなのかなぁと思った。
すると、千冬さんがミサイルを取りこぼしたのか、後ろを振り向き、僕へ向けてこう叫んだ。
「忍!ビットを飛ばせ!」
僕は、多分念じるんだろうなと思い、
「あのミサイルを落として!」
と念じた。
すると、オルトリンデのうちの三機が僕から離れ、ミサイルの一つにビームを発射した。
ミサイルは、ビームの熱量に耐えられなかったのか爆発した。
やった!僕にも出来た!この調子でどんどん……と喜んでいたら、気付かぬ間に、下にいる大きな船が一つ煙を上げながら沈んでいるのが見えた。
……ごめんなさい……。守れなかった……。
船の中の人達を守れなかったことに後悔していると、千冬さんが僕を叱った。
「忍!まだ来るぞ!ボケッとするな!」
……っ!僕はオルトリンデを自分の周りを囲むように集め、一斉にビームを放った。
見事に上手くいった。かなりの数を落とした。
そう喜んでいる時、アルヴィトからこう告げられる。
「マスター!これ以上ビームを放つと、エネルギーが持ちません!」
そんな……これからなのに……あれがいけなかったのかなぁ……。
すると、千冬さんから電話から出るような声で優しくこう言った。
「忍、よくやった。あとは任せろ」
あの厳しい千冬さんからよくやったと言われた喜びと役に立てない悔しさを噛み締めつつ、僕はオルトリンデをしまった。
結局、残りは千冬さんが片付けてしまった。
(この時、軍艦の乗員たちは、何が起きているのか分からず、呆然とするしかなかったと、後日話している)
後日、軍艦一隻を犠牲に、謎の二機の人型がミサイルを撃墜したこの事件は「白騎士と堕天使事件」と呼ばれるようになった。
そして、僕は何も起きないまま一夏と同じ学校に通うことになった。
クラスは違うけど、一夏やその幼馴染である篠ノ之箒と一緒に通うのは楽しかった。
通うのは、だ。
僕の学校の一日は、女子に黒板消しを投げつけられることから始まる。
白騎士と堕天使事件の後、箒のお姉さんである篠ノ之束により、ISが発表された。
ISは、女性しか扱えず、ISを倒せるのはISだけと言ったので、女尊男卑の風潮が広まり、今、僕に起きているような理不尽ないじめが起きている。
次に、画鋲だらけの椅子。
剥がすための道具も無く、仕方ないので、椅子をどかし、空気椅子で座り、勉強することになった。
4時間目が終わり、給食の時間になってもいじめは終わらない。
今日はカレーライス、ポテチ入りのサラダ、オレンジだったのだが、そのうちのカレーの係の女子が、僕にカレーをかけてきた。
熱い……。熱くてヒリヒリした。この後は、体操服で過ごすことになった。
一夏や箒が心配してくれたのが幸いだった。
だが、5年生になり、箒が転校したので、不安が増した。
箒と入れ替わるようにして転校してきた
こんな感じのいじめがずっと続き、中学生になっても、いじめは終わらず、さらに千冬さんの試合を見るために一夏まで一時的とはいえいなくなってしまった。
しかも一夏は決勝戦の日に攫われ、一夏を助けるために、千冬さんは決勝戦を棄権し、情報を教えたドイツ軍の教官になってしまい、うちに姿を見せないようになってしまった。
そして、中2の頃には鈴もいなくなってしまった。
鈴がいなくなってからいじめはさらにエスカレートしていき、とある日、集団で暴力を振るわれた。
背中と腕に大量の痣ができ、とても痛かった。
理由を聞いて見ると、
「男のくせに女より綺麗とかふざけるな」
と言ってきた。意味が分からない。
担任の先生に助けを求めても、先生は何もしてくれず、このいじめを黙認しているだけだった。
その先生も女性だった。
そして、僕は理解した。
「ああ……女性はこんなにも汚いんだ……」
いかがでしたか?途中から走り書きになってしまいました…。もうめちゃくちゃだよ…。誰か文才をオラにくれー…。次回からは3人称視点にしてみようかと考えてます!