インフィニット・ストラトス〜つきのおとしもの〜   作:リバルリー

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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
正月気分が抜けないので初投稿です。
今回も短いし難産でした。
それでは、どうぞ!


第3話.鈴の音一つ(8)

「それじゃあ一夏、二人を呼んできて」

「分かった。呼んでくるよ」

 

そう言って、一夏は部屋を出た。

 

「……あんまり人にペラペラ話すことじゃないんだけどなぁ……」

 

忍はため息をついた。

 


 

少しして、一夏がドアを開けた。

少し微睡んでいた忍はハッとして、鋭い目つきになった。

 

「お邪魔しまーす」

「お邪魔いたしますわ」

 

ドアの外から、鈴とセシリアが入ってきた。

 

「いらっしゃい」

「へー、結構片付いてるじゃん。って、忍もここの部屋なの?」

「うん。同じ男だしね。一夏から今回の件を聞いた。人のトラウマをそう簡単に掘り起こさないでよ……」

 

そう言って、忍はため息をついた。

 

「あー、ごめん」

「まぁいつかはバレるものだったろうし、仕方のない話だけどさ」

「あの、わたくしは忍さんにどんな過去があろうとも関係はないと思ってます。あんなこと言ったのは……、男に偏見を持っていただけですから」

 

セシリアのそんな言葉を聞いて、忍はセシリアに感謝しつつも、無駄足にして帰すわけにもいかないと思った。

 

「そう、ありがとう。でも、それを話すために二人が呼んだんでしょ?それでは無駄な時間をかけただけになっちゃう」

「ですが……」

「セシリアのさっきの言葉に嘘はないんでしょ?なら、知っておいた方が蟠りもなくなると思う」

「……はい、分かりました」

 

セシリアは頷いた。

 


 

「そんなことがわたくしの知らないところで起きてたなんて……」

 

セシリアは、話を聞いて、相当驚いていた。

 

「当然だよ。あくまでこれは僕の学校の中での話。ずっと外国にいたセシリアとは何の関わりのないお話だから」

「ですが、わたくし、何も知らずにあんなこと……」

「人は世論に流されるから仕方ない。でも、世論の波に隠された真実を掴めたのなら抗うことも出来るよ」

「お前妙に大人っぽいこと言うな」

「お爺ちゃんっぽいこと言う一夏には言われたくないでーす」

「なにをー⁉︎」

「やるかー?」

 

そう言って、忍と一夏は叩き合いを始めた。

 

「あ、忍さん、一夏さん!そんなことしたら……」

 

さっきの話を聞いたセシリアが焦る。

 

「大丈夫よ、ほら、あいつら楽しそうでしょ?」

 

二人をよく見ると、お互い笑いあっている。

 

「あの二人はあたしや箒よりも付き合い長いからね。だからお互い許すんだろうね。少し、忍に妬いちゃうな……

「あら?鈴さん、何か仰りました?」

「ううん、なんでもない。それよりも一夏に聞きたいことあったんだった」

 

そして、鈴は一夏に声を掛けた。

 

「ねえ、一夏」

 

一夏と忍は殴り合いとは程遠い喧嘩をやめ、鈴に目線を向けた。

 

「あの時の約束……覚えてる?」




いかがでしたか?正月ボケが治らずかなり遅くなってしまいましたが、見てくださると幸いです。こんな自分ですが、今年もよろしくお願いします!
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