私とフィムの日常(?)譚 ━━親馬鹿AGEはフィムが好き━━ 作:揚げたて茶飲みのハンバーグ
あと出すの遅れて申し訳ありませんでしたぁ!!
「……死んで…!」
現在、私の目の前では半月のような大きな神機、ヘヴィームーンを持った少女とコンゴウの戦いが繰り広げられていました。
コンゴウは顔の部分やら体の部分やらがズタズタになっていてもう少ししたら倒れそうです。
それに対して少女は……
「…早くっ!死んでっ!」
うん、怖い。
身体中返り血だらけで神機を振り回す姿はまるで死神ですね。しかも傷が一つもないときた。
もしかしてあの子私より強いんじゃないかしら…?
「グウァァァ…」
そんなことを考えていたら変な断末魔が聞こえてきて、気がつけばコンゴウは倒されてました。
そして少女はコンゴウが死んだことを確認するとこちらに駆け寄ってきました。
「…ねぇ倒した、ご褒美、ちょうだい?」
「よしよし、よく頑張ったね!」
「…んっ、頑張った…」
この今私に頭を撫でられて喜んでいる少女はフィム。
数日前、荒野に一人でいた所を私たちが拾ってしばらくの間ここで預かることにした子です。最初は私くらいにしか懐いてくれなかったんですが、今ではクリサンセマムのみんなと会話くらいは出来るようになっています。
まぁ、実は問題はもう一つあって…
「ここに第一回フィムの名前どうするの会議を開きます!」
そうです。
現在、我が船にはフィムと言う名前の子が二人いてWフィム状態になっているんです。つまりどういうことか。名前がややこしいということです。
「はいっ!」
最初に手を挙げたのはルルさんでした。
「はいルルさん」
「服で区別したらどうですか!」
「却下。名前の話で服を出さないでください」
どういうことでしょうか。
何故、名前なのに服を出すのか。ルルさんはファッションモンスターにでもなったんですかね…
「はい」
次に手を挙げたのはクレアさんでした。
「はいクレアさん!」
「フィムはフィムで、新しいフィムはフィーと呼べばいいかと」
突然だけど新しいフィムって何かあれですよね。エロい……げふんげふん。何もありません。決して何もありません。
「採用。よってこの会議を終了致します!」
早い。第一回とは何だったのか。
わざわざ回数制にする意味を感じられないほどの即・終・了!まぁ、長引くよりマシなんですけどね。
その時、
「……あの子たち何してるのかしら…」
部屋の入口の方で哀れみを含んだ目で見たいたイルダさんに私たちは気づくことはありませんでした。
「…ねぇ、どうしたの?」
あ、普通に回想に浸ってて現実世界を忘れてました。
心配そうに上目遣いで見てくるフィー。ほんのりと赤くなった頬に、何だかわかりませんがエロスを感じます。多分私が男だったら悩殺されてますね。間違いありません。
とりあえず何か抱きしめてそのままの流れで抱っこしたいよね。この子から溢れる守ってあげたい感というかなんというか。母性が溢れ出る。
変態ですって?ええ、変態ですとも。
とても純粋(?)な心を持っているロリ…もとい小さな女の子にエロスを感じている時点で変態と言わずなんと言うのでしょうか?
「ごめんね、ちょっと考え事してて」
素っ気ない返事で返す。というかそうでしか返せない。
今フィーに対してエロスを感じてたんだ〜、なんて言ったら嫌われますね。間違いなく。
「…そうなの…むぅ…」
ん?この子…もしかして拗ねてる…?
フィーの表情を窺うと、あからさまに頬を膨らませていてジト目でこちらを見ています。
何この子、私を殺す気かしら?
もしこれがそういう系統の本なら『…私より、気になることがあるの…?』とか言って強制ベットイン!からのえっちぃ展開になること間違いないんですけど…
「とりあえず…帰ろっか!」
「…ん」
…そんなことしたら私が社会的な制裁を受けるので今回は…今回は!自粛するとしましょう。
まぁ!次にこんな機会があったらどうなるか分からないんですけどね!
ふっ…次回もいつ出るかわからない…
許せ、サ○ケ…