「最初は……そうだな、ペンギンから行く?」
僕と燐子は今水族館に来ている。
最初にどこから行こうか考えていると、僕の好きな生き物のひとつであるペンギンから行くことにした。
ちょうど最近、この水族館でペンギンの子供が生まれたらしいのだ。
僕はこの赤ちゃんペンギンが目的のひとつである。
「うん。そうしようか。」
こうして僕達はペンギンの所にたどり着いた。
「今から、エサやり体験やりま~す!参加いかがですか~?お、そこのお二人さん、ペンギンのエサやり体験、どうですか?」
ペンギンのエサやり体験か~。ちょうどいいところに来たな。
「燐子、どうする?」
「優君がやるなら、やるよ?」
「オーケー、なら決まりだな。」
こうして、僕達のペンギンへのエサやり体験が始まった。
僕がエサを持っていると、ペンギン達が寄ってくる。
スゲーかわいい。
ペンギンってやっぱりかわいい。
燐子の方はというと、少し緊張しているようだが、なんとかエサやりをできているようだ。
ペンギンになりたい。
僕もペンギンになって燐子にエサを貰いたい。
さて、僕の方もやるとするか。
ペンギン達が我先にと顔をあげてクチバシをつきだす様はとてもかわいらしい。
僕達のエサやり体験が終了した。
「次、どうする?」
「そうだな~。イルカショーでも行くか?」
こうして、僕達はイルカショーへと向かった。
「僕、小さい頃からここのイルカショーが大好きなんだ。小さい頃はイルカショー見たいって、母さんによくいってたな~。」
「そうなんだね。やっぱり優君ってかわいい。そんなかわいい優君も、私は好きだよ。」
なんか照れるな。でも最近、なんか燐子が積極的な気がする。
帰るときとかに手を繋ぐ時も燐子からだし。あと少し前の僕みたいに事あるごとに好きって言ってくれる。
「僕も燐子の事好きだよ。さて、そろそろ始まるから座るか。」
「そうだね。」
僕達は席に座ってイルカショーの開始を待った。
久々に見たイルカショーの感想は、やはり最高。それに尽きると思う。
あとは隣で見ていた燐子が終始笑顔だったのがそれ以上に嬉しかった。
「このイルカショー、面白かったね。優君が小さい頃から好きっていうのも分かる気がする。」
「喜んでくれて、何よりだよ。あとはクラゲの所行こうか。」
「優君ってそんなにクラゲが好きなの?」
「ああ。クラゲってあのふわふわしたフォルムでゆらゆらと優雅に泳ぐんだ。美しいし、かわいい生き物だよ。」
「そうなんだ。じゃあ、行こうか。」
「そうだな。」
こうして、僕達はクラゲの所に向かった。
やはり水槽のなかをゆらゆらと泳ぐクラゲは美しい。
さらにふわふわしたフォルムがその美しさを引き立たせている。
「綺麗……」
燐子もそう言ってくれている。
「どうだった?燐子。クラゲもなかなか良いだろう?」
「うん。クラゲってすごく綺麗だった。」
最後に、僕達はコラボ装備のコードを入手して出口に向かった。
「優君、水族館楽しかったね。またこようね?」
「もちろんだよ。また来よう。」
帰りの電車の中で寝ている燐子の寝顔が、とても天使のような寝顔で見とれてしまったのは秘密だ。
また来よう。この言葉にとても幸せを感じる、そんな至福の一時だった。