ある日、君に一目惚れした。   作:深き森のペンギン

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第2話 委員会

本日、学校でとある事がある。そう、委員会決めだ。

 

僕は今回白金さんと同じ委員会に入る…訳ではなく図書委員会に入ろうと思う。

 

何故なら昨日白金さんと話していた通り読書が大好きなのである。

 

図書委員会に入ることで図書室を自由に開けられるようになる、これは僕にとって2番目に嬉しいことだ。まあ1番は白金さんと話せることだけど。

 

期待に胸を膨らませながら学校に向かった。

 

「おはよう…ございます。桐島君。」

 

「おはよう、白金さん。」

 

まだ僕は夢の中に居るのかな?白金さんと朝からいきなり話せるなんて。

 

僕は自分の頬を思いっきり引っ張る。

 

うん。痛い。普通に痛かった。

 

やっぱりこれは現実だ。

 

昨日の件で以前よりは距離も縮まったかな?

 

いや、考えすぎだろ。

 

自分の席に着く。

 

今さらだが名簿順に席が割り振られているので僕の隣に座っているのは白金さんだ。

 

なんだ。僕は前世にどれだけいいことを繰り返してきたんだ?

 

どうやら、前世の僕はとんでもない善人だったようだ。

 

授業中にチラリと白金さんの方をみると、なんとガッツリ目が合ってしまった。

 

白金さんは少し微笑みかけてくれた。

 

ただそれだけで天にも昇る感覚だ。

 

退屈でめんどくさいだけの授業がそれだけで大分やる気が出た。

 

もう僕はヤバイのかも知れない。

 

白金さんが好きすぎる。

 

こうして昼休みになった。

 

僕はいつも通り自分の席で食べようとした時だった。

 

白金さんが、

 

「お弁当、一緒に…食べませんか?」

 

と聞いてきた。

 

「ああ、一緒に食べようか。」

 

僕は今日死ぬのかも知れない。

 

こうして僕の人生で最も幸せな昼食が始まった。

 

「桐島君って…授業中チラリと見てましたよね?」

 

クソッ、これは嫌われた。今日死ぬのかも知れないって言うのは本当だったみたいだな。

 

「でも…おあいこですね。私も…桐島君のこと…少し見てたから//。」

 

え?

 

夢の中だよなここ?

 

まさか死後の世界か?ここが天国って奴なのか?

 

いや違う。

 

現実だ。

 

此所は現実だ。

 

まあ見てるっつってもうわ~なんか変な奴いるわ。さっきからチラチラ見てるんだけど、キモ。

 

とかそんな感じだろどうせ。

 

この白金さんの爆弾発言からなんか気まずくなって会話が大分減った。

 

こうして幸せ?な昼休みは終わった。

 

そして午後の授業も終わり、放課後となった。

 

そして委員会の仕事で図書室に向かった。

 

僕は自分の事に精一杯で気付かなかったんだ。

 

白金さんも図書委員会に入ったことに。

 

僕が図書室に入ってすぐに白金さんが入ってきたことでようやく気づいた。

 

つまりは、白金さんと二人っきりなんだよな?

 

もう一度言う。白金さんと二人っきりなんだよな?

 

うぉ~!

 

なんてシチュエーションだ。

 

頬の緩みが押さえきれない。

 

「あの~白金さん、トイレいってきていい?」

 

「はい。」

 

落ち着け、落ち着け、僕。

 

とりあえず僕は、頬の緩みを抑える事にした。

 

顔に水をぶっかけたりいろいろしてようやく抑える事ができた。

 

「ごめん白金さん。遅くなった。」

 

「別にいいよ。さて、始めよう?」

 

僕達は作業に取りかかった。

 

例えば、本の整理の時。

 

高い所の本棚に白金さんが片付けようとしていたときにバランスを崩してしまった。

 

僕が支えてあげようとしたら僕も一緒にバランスを崩してしまった。

 

更にその態勢が不味かった。

 

倒れている僕の上に白金さんが乗っている状態、つまりは白金さんが僕を押し倒しているような状態になっていた。

 

こんなところを見られでもしたら…

 

と思っていた矢先、委員長の先輩が入ってきた。

 

「あらあら。若い人らでごゆっくり~」

 

バッチリ勘違いされてる奴やんこれ。

 

「あ、あの…桐島君。もう少し…このままでいい?」

 

え?

 

え?

 

え?

 

ドユコト?

 

「え、何で?」

 

「その、突然の事で腰が抜けちゃって。」

 

「ああ、大丈夫?」

 

「うん、なんとか。」

 

少しの間僕の上に白金さんが乗っている事になった。

 

めちゃくちゃ恥ずかしかった。

 

多分お互いにそうだと思う。

 

少ししてなんとか白金さんが立てるようになった。

 

こんなハプニングがあったものの、今日の委員会は終わりを告げた。

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