ある日、君に一目惚れした。   作:深き森のペンギン

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皆さん!明けましておめでとうございます。

今年も頑張って執筆していきますので、どうぞお楽しみにしてて下さい!

よろしくお願いいたします。


2章
第6話 変化


ついに長年の想いが叶って付き合う事ができた。

 

僕には釣り合わない。そう思っているのは今も変わらない。

 

でも、それで諦めようとはもう思わない。

 

僕は釣り合う男になろうと思う。

 

そのためには何をすれば良いだろうか。

 

普段からマスクを着けているから、まずマスクを外そう。

 

でも、僕の平凡な顔は隠していた方がいい、と言うよりは他人に素顔を見られるのが怖い…と言うのが正直なところだ。

 

でも、怖がってちゃ駄目だ。

 

そのままじゃいつまでも僕はヘタレのままだ。

 

変わらないと。

 

そういったことがあり、僕はマスクの着用をやめて学校に向かった。

 

「誰だ。アイツ。」

 

「知らないけど。」

 

「ねえねえ、あのイケメン誰?」

 

「聞いてきてよ!」

 

「しょうがないな~」

 

女子生徒が僕の所に来た。

 

「ねえねえ、君誰?」

 

「桐島だけど?そっちこそ誰?」

 

「え!桐島って嘘でしょ。あんな何もしゃべらない陰キャが、こんなイケメンなわけ無いじゃん!」

 

「僕の質問に答えてくれないかな?君は誰なんだ?」

 

「酷いなぁ、高槻だよ。」

 

「わかったよ。高槻さん。覚えておくよ。」

 

「おはよう。燐子。」

 

「優…君。おはよう。」

 

呼び方を替えた。

 

何故なら、これまでと関係が変わったのだから、呼び方も変えよう。

 

と燐子から提案された。

 

燐子と少し話していたら始業のベルがなった。

 

授業中、燐子とチラリと顔を合わせてお互いにクスリと笑ったり、退屈な授業すら幸せに感じた。

 

昼休みには、これまで教室で食べていたが、今日から二人で屋上で食べるようになった。

 

午後の授業では、とても眠そうな燐子を見て、やっぱり燐子はかわいいなぁと再認識させられたりと、こんな幸せな日々をこれからも大切にしたい。そう思った。

 

放課後、委員会の仕事の時は二人で話したり、今日NFOでどのクエストに行くか、次のアップデートでの新要素等を話していた。

 

委員会の仕事が終わり、二人での下校中。

 

燐子が頬を赤らめながら、

 

「優君。手…繋ごう?」

 

と言ってきて悶え死にかけた。

 

「ああ。いいよ。」

 

こうして燐子を家まで送っていった。

 

「僕、バイトでもしようかな?何処か求人無いかな~?」

 

と独り言を言っていると、突然女性に話しかけられた。

 

「君、バイト探してるの?よかったら、ウチで働かない?」

 

「あの…貴女は?」

 

「私は月島まりな!まりなさんって呼んでね?」

 

「で、どんな仕事なんですか?まりなさん。」

 

「CiRCLEっていうライブハウスなんだけど、今私一人だから、人手が足りなくて。」

 

「わかりました。いつ伺えばよろしいでしょうか。」

 

「明日の放課後は大丈夫?」

 

「大丈夫です。では、また明日。」

 

驚異的なスピードでバイト先が決まった。

 

僕は家に到着した。

 

「ただいま。」

 

「お帰り。優。つぐみちゃん来てるわよ。」

 

「わかった。すぐいく。」

 

僕はすぐに着替えてリビングに向かった。

 

「おまたせつぐちゃん。」

 

「あ、優お兄ちゃんお帰りなさい。あの…お願いがあるんだけど、私達のバンドのマネージャーになって下さい!」

 

え?

 

ドユコト?

 

「何で僕が?」

 

「駄目?」

 

つぐちゃんが涙目で言った。

 

おいおい。それは反則だろ。

 

可愛すぎる。

 

だがしかし!

 

僕の中では燐子が一番だけどな!

 

「いや…別にいいけど。マネージャーっていっても僕は何をすればいいんだ?」

 

「優お兄ちゃんには演奏を聴いてもらって感想とかアドバイスをくれればいいから。」

 

「アドバイスと言っても僕音楽なんてわかんないけど。」

 

「優お兄ちゃんなら大丈夫だから!」

 

僕は小さい頃から「優お兄ちゃんなら大丈夫」とつぐちゃんに励まされてたなぁ。

 

ということを思い出す。

 

多分燐子に出会っていなかったらつぐちゃんに惚れていただろう。

 

「わかった。やってみるよ。いつ行けばいいんだ?」

 

「明日の放課後、かな。大丈夫?」

 

「いや、ごめんな。用事があるんだ。その次でいいか?」

 

「うん。大丈夫だよ。」

 

こうして話していると、母さんがやって来た。

 

「もう遅いし、つぐみちゃんも夕飯食べていって。」

 

「ありがとうございます。おばさん。」

 

今日の夕飯は、つぐちゃんも加わり、いつもより少し賑やかな食卓となった。

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