果たして、誰がこんなにも続くと思っていたでありんしょう?(`;ω;´)
オーズ編第2章、張り切って参ります!!
鴻上鎮守府にて、火野映司と石ノ森鎮守府提督・一条 薫による合同演習の打ち合わせの最中、鴻上鎮守府に在籍する二人の艦娘―――龍驤と愛宕が、遠征より帰還した。
「あっ…龍驤ちゃんに愛宕さん。おかえり♪」
「うん、ただいま……って、その“ちゃん”付けはなんとかならへんの?君が呼び易い呼び方で良い言うたんはウチやけど……流石にこそばいわぁ」
映司の呼び方に、少しばかり照れの表情を見せる龍驤。
「提督、ひょっとして……そちらの方々が、今度の演習の相手?」
愛宕の質問に、一条は一礼する。
「初めまして。石ノ森鎮守府の提督を任されている、一条です。火野中佐同様、新参者ですので、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします」
「石ノ森………。ふぅん……」
「あたごん?」
「愛宕さん、どうかしました?」
一瞬、考え込んでいた愛宕は、龍驤と吹雪に呼びかけられ、はっと我に返る。
「ううん♪なんでもないわ」
首を横に振ると、愛宕は一条らに向き直ると
「一条提督。演習だからって、手加減しちゃイヤよ?」
不意打ち。
なんと、一条の右頬にキスを落とした。
「んなっ!!?」
「あっ……ぇ、あっ!?」
長門、吹雪の順に驚きの声があがる。
「………初対面の人間、それも異性に対して、気安くするものではないぞ?」
しかし、一条は動揺するどころか眉一つ動かさず、冷静に愛宕の挨拶を指摘した。
「うふふ♪ごめんなさい?あんまり可愛らしいものだから、つい♪」
クスクス笑いながら、愛宕は謝った。
「あはは…………」
「それじゃ、補給を済ませてきますねー?んー、でもちょっと汗かいちゃったし…シャワーでも浴びちゃおうかしら?」
「ごめんね?いつも遠出してもらって……」
「良いのよ、それも艦娘の仕事なんだし。………あ」
ドックへ行きかけ、愛宕は振り返った。
「提督たち……覗かないでね?♡」
「ちょっ!?」
愛宕の色っぽい誘惑に、映司は顔を真っ赤にしながらビクッと反応する。
それに対し、一条は至って平静だった。
「それについてはご心配無く。覗きが発生しないように、我々が見張りますので」
「あ……ど、どうも〜…」
一条のブレない姿勢に、愛宕は礼を伝えるが、その直後。
「来てくれなきゃ、意味が無いのよ………」
小声でそう呟き、補給に向かった。
「し、司令官……本当、ですよね?愛宕さんの入渠シーンを覗いたりしないですよね!?」
「?…ああ、そうだが……それがどうかしたのか、吹雪?」
吹雪の質問の意図がいまいち読めなかった為、一条は聞き返す。
「ふぇ!?い…いえ!違うなら、良いんです……違うなら…ハイ………」
そう言って顔を真っ赤にしながら、吹雪は俯いてしまう。
「…龍驤ちゃん。愛宕さん……どうかしたの?」
次に、落ち着きを取り戻した映司が龍驤に尋ねた。
「あたごん……いや、愛宕はな………。昔、石ノ森の艦娘やったんよ」
その頃。
先日、オーズと鴻上艦隊が戦ったメダルの怪物―――《モアーズ》を生み出した存在・《アバリシア》たちが話し合いをしていた。
『間違いない……。あの気配、あの力……!オーズだ……!!』
赤い怪人・クルイは断言する。
自分たちと深い関わりを持ち、モアーズに対抗し得る唯一の存在を感じ取ったのだから、否定の余地は無い。
クルイの意見に対し、青い怪人・アザムも共感した。
『なれば、尚更行動を早めに起こすべきでしょう。我々の目的のために……』
隣で知恵の輪らしき小道具をいじっていた茶色の怪人・ガイスも無言ながら頷き、だらけながら話を聞いていた女の怪人・マドゥは「しょうがないわね〜……」と面倒臭げながらも反対はしなかった。
『では………今度も私にやらせてもらおう。この私が……はぐれ者のオリジナル如きに、二度も苦汁を舐めさせられる訳が無いのだからな………!!』
そう言って、1枚のセルメダル・虚魔銭を取り出すのだった………。
次回、演習の準備とあたごんの昔についてちょっぴり触れます。
一条艦隊、抜錨せよ!
出撃開始!!火野艦隊!
演習、開始なるか!?
人気投票その8
-
後藤慎太郎
-
龍驤
-
愛宕
-
山風