着任先の新提督が色々とマトモじゃない。   作:夏夜月怪像

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第4の壁から、映司たちにスライディング土下座をして謝りたい……(;´Д`)


それくらい更新ペースが落ちてきました(汗)


93話 : 失われたメダルと求めるモノと連合艦隊

「アバリシア……?」

 

 

鴻上の口から発せられた、新たな情報……それは、映司たちに襲いかかった怪物・モアーズやそれらを裏で糸を引く者たちに関するものだった。

 

 

「アバリシア……《強欲》を意味するスペイン語ですね」

 

「ええ」

 

映司と後藤が頭を捻り、真司がスマホで調べようとしたよりも早く、一条と大淀が言い当てた。

 

 

「提督……」

 

「うっ……そんな残念そうな顔しないでよ、五月雨ちゃん〜」

 

 

「真司先輩……」

 

「し、しょうがないだろ?スペイン語とか、英語以上に使わない外国語なんだから……」

 

 

それぞれのパートナーにジト目を向けられ、しょげる映司と真司。

 

 

 

そんな二人を他所に、アンクは鴻上に質問した。

 

 

「アイツらもメダルで形作っていることは理解している。だが、メダルと欲望から生まれたのは俺たちグリードだけの筈だ!」

 

 

そう……

 

古代に生み出されたオーメダルは、7つのカテゴリーに各3種類の10枚ずつのみ。

 

歴史書の何処を探っても、オーズに関するメダル以外の物は存在しない筈なのだ。

 

 

 

「そう……アンクの言う通り。オーメダルはオーズが関わった物のみ!それは事実だ!」

 

 

鴻上もそれについては肯定した。

 

 

しかし………

 

 

 

「しかし、だ………。仮に、800年前のあの時代………。初代オーズの知らない所で、別のメダルが何者かによって生み出されていたとしたら……?」

 

「なに……?」

 

鴻上の言葉に、アンクは耳を疑う。

 

 

その時。

 

鴻上鎮守府の艦娘の一人、朝潮が部屋に駆け込んできた。

 

「提督、緊急事態発生です!!街の広場に、蛇の様な怪物が出現したとの通報がありました!尚、被害は徐々に拡大中との事です!!」

 

「えっ!?」

 

「なんだって!?」

 

 

朝潮の報告を聞いて、映司と五月雨、吹雪が驚きの声をあげた。

 

 

「……今考えても仕方無い!その怪物が、もし愛宕(かのじょ)の欲望から生まれたものであれば、市民に甚大な被害が及ぶ危険性がある!!」

 

 

後藤の言葉に、今度は愛宕が驚きの表情になる。

 

 

「わ…私の欲って……そんな、大袈裟な……。大体、私だって怪物に襲われたのよ?」

 

 

現実味の無い話をしている様に感じたからか、愛宕は苦笑いするのみである。

 

 

そこへ、龍驤が前に出た。

 

 

「あたごん……ウチかて、こんな話は今だに信じられへんよ?でも!君の身に起きたことと、今回起こる事件は無関係やあらへんねん!提督やアンクから聞いたやろ?グリードやヤミーは、人の欲望を利用して自分の欲を満たそうとする……その為だけに、利用した人も関係無い人も平気で傷つけて、辛い目に遭わせてきたって!!」

 

 

そこまで言ったところで、今度は愛宕が声を荒げた。

 

 

「………だから何?私に非があるって言いたいの?」

 

「愛宕さん…それは……!」

 

 

弁護しようとする五月雨を、長門と隼鷹が止めた。

 

 

「散々、欲望まみれの手を伸ばして近付いてきたのは人間の男(そっち)じゃない!!したくもない行為を強要されて…艦娘としての人権も、何もかもを奪われて!汚されて!!此処に来たことで、女として生まれたことを怨み続ける地獄からやっと開放されたけど……でも、アンクちゃんや火野提督に会って、思い知らされたの」

 

 

「ずっと、歪んだ関係しか持てなかったせいで、異性との接し方が分からなくなってしまって………結局、自分自身が卑しいモノになっている事に………。そんな自分が堪らなく嫌だった……!少しでも良い……私の事を、一人の存在として心から愛してほしかった………」

 

 

顔を両手で覆い、愛宕は泣き出してしまった。

 

欲望の捌け口とか、戦うためだけの道具などではない。

一人の人間として愛情を向けて欲しかった―――それこそが、愛宕の想い……欲望の形なのだと、映司は理解した。

 

 

そこで

 

 

「一条さん。後藤さん……それから、吹雪ちゃんに長門さん。真司くんや五月雨ちゃんたちも、ちょっと聞いて?」

 

 

一同に呼びかけると、映司はとんでもない提案を出した。

 

 

「演習の事なんだけど………怪物退治の共同戦線に変更しても良いかな?」

 

 

 

「―――えっ?」




どんどん燃えていきますよ?どんどん!


太陽神が叫びに来そうですけど、私は負けない(イミフ)


次回もどうか、お楽しみに!!

人気投票その8

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