それくらい更新ペースが落ちてきました(汗)
「アバリシア……?」
鴻上の口から発せられた、新たな情報……それは、映司たちに襲いかかった怪物・モアーズやそれらを裏で糸を引く者たちに関するものだった。
「アバリシア……《強欲》を意味するスペイン語ですね」
「ええ」
映司と後藤が頭を捻り、真司がスマホで調べようとしたよりも早く、一条と大淀が言い当てた。
「提督……」
「うっ……そんな残念そうな顔しないでよ、五月雨ちゃん〜」
「真司先輩……」
「し、しょうがないだろ?スペイン語とか、英語以上に使わない外国語なんだから……」
それぞれのパートナーにジト目を向けられ、しょげる映司と真司。
そんな二人を他所に、アンクは鴻上に質問した。
「アイツらもメダルで形作っていることは理解している。だが、メダルと欲望から生まれたのは俺たちグリードだけの筈だ!」
そう……
古代に生み出されたオーメダルは、7つのカテゴリーに各3種類の10枚ずつのみ。
歴史書の何処を探っても、オーズに関するメダル以外の物は存在しない筈なのだ。
「そう……アンクの言う通り。オーメダルはオーズが関わった物のみ!それは事実だ!」
鴻上もそれについては肯定した。
しかし………
「しかし、だ………。仮に、800年前のあの時代………。初代オーズの知らない所で、別のメダルが何者かによって生み出されていたとしたら……?」
「なに……?」
鴻上の言葉に、アンクは耳を疑う。
その時。
鴻上鎮守府の艦娘の一人、朝潮が部屋に駆け込んできた。
「提督、緊急事態発生です!!街の広場に、蛇の様な怪物が出現したとの通報がありました!尚、被害は徐々に拡大中との事です!!」
「えっ!?」
「なんだって!?」
朝潮の報告を聞いて、映司と五月雨、吹雪が驚きの声をあげた。
「……今考えても仕方無い!その怪物が、もし
後藤の言葉に、今度は愛宕が驚きの表情になる。
「わ…私の欲って……そんな、大袈裟な……。大体、私だって怪物に襲われたのよ?」
現実味の無い話をしている様に感じたからか、愛宕は苦笑いするのみである。
そこへ、龍驤が前に出た。
「あたごん……ウチかて、こんな話は今だに信じられへんよ?でも!君の身に起きたことと、今回起こる事件は無関係やあらへんねん!提督やアンクから聞いたやろ?グリードやヤミーは、人の欲望を利用して自分の欲を満たそうとする……その為だけに、利用した人も関係無い人も平気で傷つけて、辛い目に遭わせてきたって!!」
そこまで言ったところで、今度は愛宕が声を荒げた。
「………だから何?私に非があるって言いたいの?」
「愛宕さん…それは……!」
弁護しようとする五月雨を、長門と隼鷹が止めた。
「散々、欲望まみれの手を伸ばして近付いてきたのは
「ずっと、歪んだ関係しか持てなかったせいで、異性との接し方が分からなくなってしまって………結局、自分自身が卑しいモノになっている事に………。そんな自分が堪らなく嫌だった……!少しでも良い……私の事を、一人の存在として心から愛してほしかった………」
顔を両手で覆い、愛宕は泣き出してしまった。
欲望の捌け口とか、戦うためだけの道具などではない。
一人の人間として愛情を向けて欲しかった―――それこそが、愛宕の想い……欲望の形なのだと、映司は理解した。
そこで
「一条さん。後藤さん……それから、吹雪ちゃんに長門さん。真司くんや五月雨ちゃんたちも、ちょっと聞いて?」
一同に呼びかけると、映司はとんでもない提案を出した。
「演習の事なんだけど………怪物退治の共同戦線に変更しても良いかな?」
「―――えっ?」
どんどん燃えていきますよ?どんどん!
太陽神が叫びに来そうですけど、私は負けない(イミフ)
次回もどうか、お楽しみに!!
人気投票その8
-
後藤慎太郎
-
龍驤
-
愛宕
-
山風