着任先の新提督が色々とマトモじゃない。   作:夏夜月怪像

106 / 152
今回のサブタイトル……

ワードの一つは迷う事無くコレに決まりました!!


You count the medals One, two and three.

Life goes on Anything goes Coming up OOO!!!


94話 : 勇将と名将と作戦開始

鴻上鎮守府 出撃ドック 11:42 a.m.

 

 

鴻上鎮守府所属の艦娘・愛宕の『人から愛されたい』という欲望に目をつけて、新たなメダルの怪物・アバリシアの一体、クルイがモアーズを生み出し、人々を襲い始めた。

 

 

演習を予定していた、鴻上鎮守府提督・火野映司中佐率いる火野艦隊と石ノ森鎮守府提督兼警視庁鎮守府所属の一条 薫大佐率いる一条艦隊は、モアーズの討伐及びアバリシアの撃退を目的とした連合艦隊を結成。

 

急遽、作戦会議が始まった。

 

 

 

尚、連合艦隊の編成メンバーは以下の通りである。

 

 

 

 

 

《一条艦隊》

 

駆逐艦 吹雪(旗艦)

 

 

(以下、随伴艦)

 

戦艦 長門

 

駆逐艦 雷

 

重雷装巡洋艦 北上

 

重雷装巡洋艦 大井

 

正規空母 加賀

 

 

 

《火野艦隊》

 

駆逐艦 五月雨(旗艦)

 

 

(随伴艦)

 

軽空母 隼鷹

 

軽巡洋艦 阿武隈

 

軽空母 龍驤

 

重巡洋艦 愛宕

 

駆逐艦 山風

 

 

 

 

「すっげぇ……!これが、大規模作戦でしか見られないってゆー連合艦隊……!!」

 

 

「先輩!カメラ、カメラ!!」

 

 

壮観な眺めに見入っていた真司は、青葉に急かされながらフィルムに収める。

 

 

しかし、半人前と言われても真司や青葉とてジャーナリストの一人。興奮するのも当然であった。

 

 

片や、《未確認生命体事件の英雄》と呼ばれる提督自らが前線に立ち、時には捨て身覚悟で艦隊を支え、勝利へ導く石ノ森艦隊。

 

 

彼の着任を境に、これまで鎮守府に刻まれてきた数々の悪評が払拭され、目覚ましい活躍と輝かしい戦果を挙げ続けたその激変ぶりを、不死鳥が甦った様に(なぞら)えて《火の鳥艦隊》と呼ばれ、多くの将校や大本営の幹部たちから尊敬の念や注目を集めている。

 

また、一条は提督として執務をこなす傍ら、本職である一人の警察官として揚陸侵艦を相手に立ち回るなど、その奔走ぶりから『神速の(つわもの)』とも呼ばれ、士官学校の候補生憧れの的ともなっていた。

 

 

 

「士官候補生憧れの提督、《神速の兵》の指揮が見られるなんて……青葉、感激です!」

 

「青葉ちゃん、気持ちはよぉ〜く分かる!でも……鴻上鎮守府だって魅力たっぷりだろ?」

 

「それは勿論!」

 

 

 

真司が語る、鴻上鎮守府が誇る火野艦隊の魅力。

 

その特徴は、艦娘の豊富さと資材の充実ぶり。そしてなんと言っても、創立から続いている《轟沈者ゼロ》の記録である。

 

 

底知れぬ財を惜しみ無く投資して、鎮守府を運営する創立者兼スポンサーの鴻上。

提督を任されている映司は、提督という軍職は勿論リーダー職その物が初めての為、着任当初は艦娘たちの扱いに慣れず、歩幅を上手く合わせられずにいた。

 

しかし、それも(ひとえ)に彼の人柄の良さが関係している。

 

 

『艦娘だって一人の人間だから』。

 

これを公言し、人と艦娘の距離や溝を積極的に埋めるための活動をしているのだ。

 

 

そんな彼には、部下である艦娘たちや、最近、提督の参謀として着任したとされる謎の男《アンク》のみが知る『秘密』があるらしいとの事………。

 

 

「人も艦娘も、出来れば深海棲艦も助けたい」―――。

 

その発言から、一部の間で《強欲提督》とあだ名されているのが火野映司という男なのだ。

 

 

 

「みんな。まずは、急な召集にも関わらず応じてくれたこと、心より感謝する。それに伴い、当初予定していた演習の中止については、誠に申し訳無い。この場を借りて、謝罪をさせて欲しい」

 

 

簡潔に述べると、一条は吹雪を始めとした部下一同に頭を下げた。

 

 

「司令官、顔を上げてください!」

 

そう言って、一条に呼びかける吹雪。

 

 

「吹雪の言う通りだよ〜。提督たちに取っても予想外のトラブルだったんでしょ?謝る必要無いって〜」

 

北上もひらひらと手を振り、気にするなと励ます。

 

 

「私も同意見です。敵に関してはまだ情報不足ではありますが、両提督に非は無いと断言出来ます」

 

 

加賀の意見に、大井と雷もウンウンと頷く。

 

 

 

「……で。今回の言い出しっぺでいらっしゃる映司提督からも、何か一言ヨロシク〜♪」

 

 

そんな一条たちのやり取りを見ていた隼鷹は、映司に話を振った。

 

 

「えっ!?あー…えっと…」

 

 

挨拶はするつもりでいたが、いきなり話を振られたため、映司は言葉が出てこない。

 

後藤に視線を移し、助けを乞うが後藤から贈られたのはたった一言。

 

 

「いつものお前らしくしろ。俺から言えるのはそれだけだ」

 

 

バッサリである。

 

 

「提督、早くしないと外が……」

 

 

五月雨からも促され、映司は意を決した。

 

 

「………よし!みんな、行くよ?出撃だーッ!!」

 

 

 

 

 

 

「……………え?そんだけ?」

 

隼鷹からポツリと一言、疑問の声が。

 

 

「………ダメ?」

 

 

苦笑いする映司。

 

そして、そんな映司に対して苦い顔をする龍驤や長門、後藤。

アンクに至っては鼻で笑う始末。

 

 

「提督……ちょっと、かっこ悪い……」

 

 

山風がポツリと呟いたところで、苦笑いではあるが愛宕も表情が柔らかくなった。

 

 

 

「えー……っと。それじゃあ、気を取り直して。一条さん、号令をお願いします!」

 

 

改めて、一条が号令をかけることになり。

 

 

「石ノ森、鴻上連合艦隊!総員、出撃ッ!!」

 

 

 

「了解ッ!!!」

 

 

艦娘一同が敬礼、出撃態勢に入る。

 

 

連合艦隊としては初の陸上戦……誰もがそう思っていた。

 

だが、この作戦は一条らの想像を超えた戦いとなるのである………。

 

 

 

「……さあ!先輩、青葉たちも行きましょう!」

 

「勿論!記者として……だろ?」

 

 

「でも先輩は、それだけじゃないです…よね?」

 

 

「そう言う青葉ちゃんも、だろ?」

 

 

 

連合艦隊が出撃した後、真司と青葉はカードデッキを取り出し、海面にかざすのだった。




嗚呼……やっぱり難しくなってるぅ(;´Д`)


連合編、正直見くびってました(;´Д`)

人気投票その8

  • 後藤慎太郎
  • 龍驤
  • 愛宕
  • 山風
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。