着任先の新提督が色々とマトモじゃない。   作:夏夜月怪像

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先日より、とある方からのリクエストを受け、pixivでも本作を掲載することにしました。

pixivでの認知度はまだまだですが、常連さんに混じって新たな読者からいいね!をもらえて嬉しいです(^_^)


101話 : 会議

警視庁鎮守府 09:17 a.m.

 

 

この日も、揚陸侵艦に関する、現時点で明らかになっている情報の再確認と深海棲艦との関連性について会議が行われていた。

同時に、鴻上光生によって《アバリシア》と呼ばれる未知の怪物の情報がもたらされ、これまでの戦いからアバリシアを《第3の未確認生命体》として認知。

 

そこから派生するモアーズを生み出さないことは勿論、それ以上に市民の命と安全を守るために、より一層の警備の強化と各県警、各鎮守府の提督や艦娘との密な連携が求められることが、山県元帥より報告された。

 

 

「では…改めて、揚陸侵艦についての情報確認を。一条大佐」

 

「はい」

 

山県より呼ばれ、立ち上がる一条。

 

 

「これまでの一連の事件から、揚陸侵艦たちはかつての未確認生命体と同様、ある特定の場所に集団で集まる習性があることが判明しました。異なる特徴として挙げられるのは、揚陸侵艦の出現した場所や連中がアジトの様に利用して集まっている場所の近辺で、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()の姿が目撃されていることです」

 

「人型の深海棲艦たちと、特徴が似ていますね」

 

後藤の指摘に頷きながら、一条は報告を続ける。

 

 

「そして……これも過去の未確認生命体と似通った点ですが、奴らの存在に勘付き、近隣の住民が騒ぎ始めると、一切の抵抗を示さずに場所を移動しているのです。これらの点から、揚陸侵艦の中にも集団をまとめる存在が居ると考えられます」

 

 

長門に合図をして、揚陸侵艦たちがアジトとして使い、その後移動したり放棄した地域を表した地図をスクリーンに映し出す。

 

 

「あの未確認たち以上に手強い連中が、そんな真似をするとなると………今度の奴らも、殺人に対して何か目的があるってことか?」

 

「そこまでの情報は得られていませんが、可能性は十分にあると思われます」

 

 

杉田の問いに、一条は申し訳なさそうに答えた。

 

 

「これまでに出現した揚陸侵艦は20体。それによる被害の総数は、637名にまで拡大している!これ以上の被害を出さぬ為にも、敵を一網打尽にする必要がある!吹雪くん」

 

「はい!」

 

次に吹雪が起立、アタッシュケースから1本の筒状の道具を取り出した。

 

「こちらは、科警研と石ノ森鎮守府技術部に開発してもらった、特殊ガス弾です。詳しい内容は、お配りした資料に記載していますが、未確認生命体第6号や滑空奇襲鬼が苦手とするガス成分を、通常の5倍に濃縮したものが内蔵されています」

 

 

「…まさか、我々が艤装以外の物を使うことになるとはな」

 

資料を眺めながら呟く那智。

 

「上下に備わった安全装置を解除した後、一定の時間が経つと同時に爆発して、煙が拡がる仕組みです。……ただ、他の揚陸侵艦や他の未確認に対しても有効かどうかは、実際に使ってみないと何とも言えない…とのことです」

 

説明を終え、吹雪は一条と共に着席した。

 

 

「次に、敵の現在のアジトの特定についてだが……緑間(みどりま)くん」

 

「はい」

 

山県に呼ばれ、長身で眼鏡をかけた男性が起立した。

 

 

「警察犬訓練所の緑間です。揚陸侵艦及び深海棲艦への恐怖心から、強い抵抗を示していた犬たちですが、1ヶ月半に渡る訓練の末、(ようや)く警察犬34頭のうちハヤテ号だけが揚陸侵艦たちの放つ特殊なフェロモンを嗅ぎ分け、追跡出来るようになりました。後は、我々人間が人事を尽くすのみです」

 

 

「ウム。桜井くん、緑間くんと共に揚陸侵艦のアジト捜索にあたってくれ!」

 

「はい!」

 

 

最後に、山県が一同に声をかける。

 

 

「かつての悲劇を、これ以上繰り返してはならん!みんな、頼むぞ!!」

 

「はいッ!!!」




警察サイドだけで終わらせちゃいました(;´∀`)


あっちもこっちもって、やっぱ大変ですね(^_^;)

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