着任先の新提督が色々とマトモじゃない。   作:夏夜月怪像

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随分とお待たせしました。

久しぶりの最新話更新です。


102話 : 船人(ふなびと)

城南大学 沢渡桜子考古学研究所 10:21 a.m.

 

 

単ちゃんたち解読班と共に、カイリの遺した碑文の解読を進めていた桜子と大淀。

そこには、五代雄介の弟子となった雪風の他に、『揚陸侵艦第15号』の事件にて雄介らと出会い、心を通わせた艦娘《瑞鳳(ずいほう)》と《日向(ひゅうが)》の姿があった。

 

 

「桜子さん、この資料は何処に仕舞うの?」

 

「あー、それはね…」

 

 

すると、雪風と単ちゃん、そして艦載機の操縦を担う妖精の一人である《探理(さぐり)ちゃん》がハッとしたように動きを止める。

 

「どうした、お前たち?」

 

日向が尋ねるよりも先に、雪風がドアへ駆け寄り、来訪者を出迎えた。

 

 

「ししょー!」

 

「やぁ、雪風ちゃん。桜子さんたちもオハヨ♪」

 

単ちゃんや探理ちゃんも、雪風と一緒になって雄介の周りを飛び廻る。

 

 

「おはよう、五代。……ん?そのマーク、昨日まで見なかったような?」

 

日向は、雄介が着ているTシャツの胸元にある『戦士(クウガ)』のマークと別に、羽織ったチェック柄のシャツに付いた錨マークのアップリケに気付いた。

 

 

「五代さん、それ……ひょっとしてカイリの?」

 

「オシャレだろ〜?」

 

大淀の質問に対し、得意気に答える雄介。

 

 

「……まぁ、それなりに」

 

「ししょー、流石です!」

 

「フフ、君らしいとは思うかな?」

 

 

いつも通りの雄介に対し、桜子や大淀、日向たちは笑い、雪風は尊敬の眼差しを向ける。

 

 

「―――あ!そうそう、石板の古代文字なんだけど…どんな感じ?」

 

「それなんだけどね……ちょっと来て?」

 

「うんうん!」

 

 

桜子に呼ばれ、パソコンの画面を覗き込む。

一応、一条の下から連絡員としての役目も任されているため、大淀や日向たちも雄介と共に詰め寄った。

 

 

その内容は―――まっさらだった。

 

「………まだ分かんない♪」

 

「あらら…」

 

お茶目な言い方をする桜子に、雄介たちは軽くズッコケる。

 

 

「……でも、紫のクウガみたいに剣を持ってるみたいよ」

 

「剣?」

 

 

 

桜子が言うには、石板に書かれている新たな『戦士』のもう一つの姿は《紫のクウガ》に似て、剣を持っているらしいという。

 

「何とかの如く、斬り付けるみたいに書いてあるんだけど……」

 

「………あれ?桜子さん、ちょっと待って?」

 

すると、瑞鳳が何かに気付いたらしく、桜子に呼びかけた。

 

「どうしたの?瑞鳳ちゃん」

 

「この部分……なんとなくだけど、【繋ぎ止める】って読めませんか?」

 

 

「繋ぎ止める……?」

 

 

瑞鳳が指差した古代文字は、『船に乗った人が、縄状の物で船を柱に繋ぐ』姿を象っていた。




クウガのオリジナルフォーム、フラグ立つか?


次回、新たな揚陸侵艦現る!

人気投票その9

  • 後藤みのり(旧姓 : 五代)
  • 鹿島
  • 夕張
  • 探里ちゃん
  • 瑞鳳
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