あと、UA数もとうとう60000を突破しました!
ポレポレにて、みのりや鹿島たちが、2000年当時の『未確認生命体事件』のスクラップ集を見ていた所。
「ただいま〜」
「おっ」
「おかえりなさい、雄介さん」
桜子たちの研究室から雄介が帰ってきた。
「研究の進捗状況はどうでした?」
「んー……今のところは、まだ進んでないみたい」
大井の質問に、ちょっと残念そうに応える雄介だったが。
「ん……?うーわ、懐かしい〜!これ、アレだろ?おやっさんがスクラップにしてた!」
「雄ちゃん、嬉しそうだね〜」
「まあね?……あぁ、そうそう!これとか、ホントよく撮れてるよなぁ〜」
その無邪気な様子に、みのりは当時の雄介の姿を重ねた。
そして、そんな彼女の気持ちを察している鹿島もまた、雄介に対して不安を抱かずにいられなかった。
「……雄介さん」
「ん?」
「2ヶ月くらいになりますよね?私たちにクウガのことを話してくれてから……」
「うん……そう、だね」
「もう……戦うの、平気になっちゃいましたか……?」
「………」
その質問に、みのりや北上、大井もハッとなる。
と、そこに1本の電話が。
「はい〜、オリエンタルな味とかお……あ、はい!ちょっとお待ちを〜。―――雄介、一条さんから」
玉三郎から受話器を受け取り、電話に出た。
「俺です。………21号が!?ハイ!浅草の……ハイ、分かりました!」
「雄ちゃん、行くの?」
「うん!それじゃ、後はよろしくな?」
一条から場所を教えてもらい、雄介は飛び出していこうとする。
「お兄ちゃん!今日、誕生日だよ!」
……が、その直前に、みのりに呼び止められた。
「え?……あ!そうだっけ?」
「今日、お祝いするから早く帰ってきてね?」
「なるべくな?」
サムズアップ。
家族に笑顔を向けて、雄介は店をあとにするのだった。
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一方。
揚陸侵艦たちのアジトを捜すべく、桜井は対揚陸侵艦用に訓練された警察犬ハヤテ号と訓練士の
そこに、一条艦隊の艦娘《
『こちら筑摩。桜井さん、揚陸侵艦の行方は見つかりましたか?』
「いや……ただ、ハヤテが何かを嗅ぎつけたようなんだ!今、匂いの元を追っている!」
『了解しました。提督たちにもお伝えしておきます!』
「よろしく頼む!」
短めの通信ながらも、桜井は一条の一人の警察官としてのみならず、提督という組織のリーダーとしての信頼の厚さと力量を感じ取り、改めて尊敬の念を抱いた。
練馬区内 12:08 p.m.
「ゴメンね〜?遅くなるって分かってたら、こんな待たせなくて済んだんだけど…」
仕事帰り早々、家族での外食の約束をしていながらも待ち合わせに遅れてしまった榎田ひかりは、母・篤子と息子の
「亜里沙、楽しみにしてたんだよ?」
「ほら、亜里沙?お母さんと手繋ぎな?」
幼い頃の自分を思い出しながら、篤子と共に亜里沙に呼びかける冴。
しかし、当の亜里沙はふてくされたままで。
「おばあちゃんとおにぃちゃんがいるから、いい…」
母であるひかりに手を伸ばさない。
「参ったなあ……」
「冴も、亜里沙ぐらいの時はこんなだったんだよ?」
「
篤子から思い出話を聞かされ、苦笑いする冴。
「あっ、そうだ!アイス食べよっか!こないだテレビでやってたお店の!」
ひかりの提案に冴はオォ!と感心する。
「そっか!アレな!」
「そうそう!お詫びにさ、ダブル頼んでいいよ〜?」
「……ほんと?」
やはり、おやつは子供の心を溶かす魔法の品であるらしい。
「ホントホント!」
「じゃあ……いいよ?」
「ヨッシャ!」
「良かったなあ、亜里沙?」
遠慮がちに伸びた愛娘の手を取り、ひかりは微笑む。
家族団欒、その筈だったのだが……
「また襲撃だって……」
「マジかよ……いったい、いつまで出るんだろうな…揚陸侵艦の奴ら」
「………」
道中、道行く人たちの会話が耳に入り、思わずひかりの足が止まった。
「ママ?どぉしたの?」
亜里沙に呼びかけられながらも、ひかりは気持ちが揺らぎ始めていたのだった。
豊島区内 わかば保育園 12:14 p.m.
言いようの無い思いを抱えたまま、鹿島は保育園へと足を運んでいた。
「………」
2ヶ月前……久しぶりに再会をしてすぐ、同僚にして先輩であるみのりの兄・雄介から明かされた『2000番目の技』の秘密……それは、本来人を護るために戦う存在・艦娘である鹿島から見ても、想像を絶するものだった。
それでも、あの心優しい雄介は、自らの決断に後悔も迷いも無いというのだから、鹿島は驚きを隠せなかった。
でも……
「あ!かしませんせーだ!」
「どーしたの?いつも、どよーびはいないのに」
「いけないんだよ?きちゃいけないひにきちゃ」
拭えない不安を隠すように、園児たちに笑顔を見せる鹿島。
「んー……なんとなく来ちゃった♪」
「わかった!デート、ダメだったんでしょ?」
それに対して、二人の園児の内一人が、おませな事を発言。
「そーゆー事を言う子は……こうだ!」
「きゃー!やめてやめて!くすぐったーい!」
くすぐり攻撃をして、じゃれ合っていると、今度は二人の男の子が駆け寄ってきた。
「ねー、かしませんせー!4ごーって、イーやつだよね?」
「4号?―――未確認生命体の?」
「そうにきまってるでしょー?」
「ワルいヤツだよぉ……みかくにんたいせーめーだもん」
男の子の一人・道隆に対し、鹿島と最初に話をしていた園児のもう一人が口を挟んだ。
「おまえにはきいてないよ!」
「あー!おまえっていっちゃいけないんだよー?」
キラキラした、純粋な眼で答えを待つ園児たちを見ながら、鹿島はうーん…と人差し指を口元に当てながら考える。
「そうだなぁ…」
「いーからいって?」
「イーやつだよね?だって、ママがよんでるほんにね?かいてあったもん!」
子どもたちの期待に応えたい気持ちは勿論ある。
「良い人で居てほしいよね……ずっと」
でも、それは
「そうだ!みんなで、ジャグリングの練習しよっか!」
「やったー!!」
「よーし!それじゃ、出発ー!」
自分自身の願望でもあるのかもしれない。
長らくお待たせしました。
またボチボチ、更新を進めていく予定です(^_^;)
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