着任先の新提督が色々とマトモじゃない。   作:夏夜月怪像

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仕事の現在のシフトが昼から夜間にかけてのため、チェックや執筆の時間が限られております夏夜月です。

今回、「紫のクウガ編」中盤にかかります!


108話 : 防戦

「変身ッ!!」

 

 

揚陸侵艦21号の猛攻を受け、窮地に立たされていた天龍たちの前に現れたのは、《戦士クウガ》となる男・五代雄介。

 

 

「五代さん!」

「え……電、4号と知り合いだったの!?」

「暁、電は足柄さんと一緒に《陸上奇襲鬼》との戦闘で4号に遭遇していたんだ。知っていて当然だし、雷も前の事件で共闘しているよ?私も、間近で見るのはこれが初めてだけど……」

 

電の歓喜の声から始まって、第六駆逐隊の三姉妹たちは急に4号の話題で盛り上がり始める。

 

 

「お前ら、くっちゃべってる場合かよっ!」

 

それを天龍が一喝して切り上げ、意識を戦闘に呼び戻した。

 

 

 

「クウガ………。バリ・ランラジョ・メ・ベギマ・ギビ・バデスバ・ギサ?」

 

 

マンタの特徴を備えた揚陸侵艦―――《メ・ベギマ・ギ》の挑発と思しき言葉を受けながら、クウガは心揺るがぬよう構え、警戒を怠らない。

 

 

「4号………あれが……」

 

相対する両者を見て、刀を握りしめる天龍の手に力がこもった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

豊島区内 わかば保育園 01:22 p.m.

 

立ち寄って、そのまま帰るのも悪いと思った鹿島は、同僚の艦娘《榛名(はるな)》に声をかけて、休日出勤として仕事を手伝うことにした。

 

「お疲れ様です、鹿島さん…じゃなくて鹿島()()

「うふふ、お互いに呼び慣れませんね?榛名()()

 

 

この時、丁度園児たちのお昼寝の時間を含めた休憩時間だったため、二人はお茶を飲みながらニュースを見ることにした。

 

「そう言えば……また揚陸侵艦が出たそうですね?」

「ええ……まったく物騒ですよね」

 

すると、タイミング良く速報が入った。

 

 

「まあ……!また4号が出たんですね!場所は東京湾付近……なら、この辺は一応大丈夫ですね?」

「………そう、ですね……」

 

 

4号が現れ、揚陸侵艦と交戦している………

 

それは、鹿島にとって素直に喜べる情報ではなかった。

 

 

 

何故なら

 

「フン!フゥンッ!!」

 

その4号とは

 

 

「おおりゃあぁぁっ!!!」

 

 

戦って欲しくない、誰よりも優しい人だから。

 

 

 

東京湾付近 01:25 p.m.

 

 

砲撃をさせまいと、クウガはベギマの背後に周り、艤装の隙間を狙って肘鉄や膝蹴りを食らわせるが……

 

「フフ……クスクス……」

 

「っ!?」

 

その体は、かつての《未確認生命体第21号》のように軟体質で、打撃系統の衝撃を緩和・吸収、完全に無効化していた。

 

 

「効いてないっ!?」

 

クウガや暁たちが気付くよりも一歩早く。

 

ベギマは、その重厚な艤装を纏った体でクウガに押し迫り

 

「っ!?うあっ!!」

 

斬りかかろうとしていた天龍を巻き込んで、海中に落とそうとした。

 

 

「くっ……!超変身!!」

 

 

水面に叩きつけられる直前、クウガは《青い艤装》を纏ったクウガことトリトンフォームへ超変身。

天龍を抱きかかえ、守りながら、至近距離での砲撃を敢行。

 

「グッ!」

 

「天龍さん!?」

「すごい……あんな至近距離から砲撃するなんて!大潮でも、あそこまで攻めた撃ち方は出来ませんっ!!」

 

クウガの艤装の使い方に驚きつつも感激する大潮と、天龍の無事を案じる暁。

 

無論、クウガは天龍をしっかりと守った。

 

 

「………っ!?ば、バカヤロー!!離しやがれ、何勝手に(ひと)を抱えてんだよ!!」

 

男勝りな性格に加え、足柄程ではないものの戦闘狂の気がある天龍であるが、それを抜きにすれば、凛々しい顔立ちにモデル顔負けのスタイルの良さから、男女問わず人気は高い。

しかし、異性との交流経験がほとんど無いため、直接触れられたりすることに対して強い抵抗感を示してしまい、それが元で杉田警部を殴りそうになってしまったことがある。

 

 

「フフ……ドンドビパ・バギギレ」

 

ニタァ……と笑いながら、ベギマは主砲の照準をクウガと天龍に

 

……ではなく。

 

 

「え……」

「はわっ!?」

「あ……」

 

無防備な暁、響、大潮、電に向けて砲撃。

 

駆逐イ級のような形状の、生きた弾頭を放った。

 

 

「あ…あのヤロォオっ!!!」

 

怒りに任せ、暁たちを守ろうと飛び出す天龍。

 

 

……しかし。

 

「ッグ!!ウアア…っ!!!」

 

 

それよりも早く動き、その身を盾にして守ったのはクウガだった。

 

 

「五代さんッ!!!」




久々にノッてきました、クウガ編!

はてさて、どぉなるのか!?

人気投票その10

  • 天龍
  • 大潮
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