着任先の新提督が色々とマトモじゃない。   作:夏夜月怪像

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長いこと、シナリオの構築が思うようにいかず。

ボチボチと進めてまいります(-_-;)


※一部、訂正いたしますm(_ _)m


120話 : 暴走

千葉県 我孫子(あびこ)市内 11:23 p.m.

 

 

闇夜の中、1台のワゴン車が川沿いを走っていた。

 

「おら!大人しくしやがれってんだ!」

「イヤ!!イヤァァっ!!!」

 

乗っていたのは運転者を含めた20代前半ほどの男4人のグループと、それに捕まったらしい若い女性1人だった。

 

「おぉ?結構いいカラダしてんじゃん〜!」

「ウッホゥ、マジ?それなら朝までコース待った無しじゃね?」

「フゥーっ!」

 

会話などから察するに、手当たり次第に襲って暴行をすることを目的とした暴漢グループらしい。

 

 

「早いとこ適当な場所探そうぜ!車内(なか)ですんのも盛り上がるけど、やっぱムードは……」

「って、オイ!?前、前!!」

 

「へ?―――うっわ!?」

 

欲にまみれた会話で盛り上がっていた最中、道のど真ん中に、ガッシリとした体格の男が一人立っているのを発見。

慌ててブレーキをかけた。

 

「っち……!オイコラ、オッサン!!あっぶねえだろぉが!!?」

「………」

 

「聞こえねえのか!?さっさと退けよ!!ぶっ殺すぞコラァっ!!!」

 

その男は、若者たちの脅しが聞こえていないのか、微動だにしなかった。

 

やがて、痺れを切らした男たちは車から降りると、力ずくで退けようとした。

 

……しかし。

 

 

「………?…っ!?くっ!オイ!退けよ、オラッ!!」

 

一人でダメならと、二人がかりで押すが全く堪えない。

 

見た目は人間のハズなのに、まるで巨大な鉄の塊に触れているかの様だった。

 

「クッソ!!何なんだよ、コイツ……!」

 

流石に疲れたので、一息ついた……その時だった。

 

 

「ヅギパゴ・ヂヂンダン・ザザ!」

 

自分を押しに掛かった二人の顔面を、それぞれ片手で鷲掴み。

 

「フゥンンヌァッ!!」

 

勢い良く路面に叩きつけた。

 

 

グシャッ!!という鈍い音と共に、男たちの顔面はトマトのように潰されていた。

 

「うわぁ!!?ああぁぁぁあっ!!!」

「キャアアアァァァッ!!!」

 

残った男二人と女性は、車から飛び出すと逃げ出した。

 

女性は男たちからも逃げるために川辺の方へ、男たちは不審な殺人者に背を向ける形で元来た道を走っていく。

 

それに対し、殺人者の男は唸り声をあげながら、鬼の様な険しい形相と赤錆色の肌をした、カバの様な特徴を備えた怪物へと変身。

 

そして、乗り捨てられたワゴン車を抱き込むと、なんとそのまま持ち上げ……

 

「ヌウウゥアッ!!!」

 

 

男たちに向けて投げつけたのだ。

 

 

ガシャンッ!!!

 

 

投げ飛ばされたワゴン車は、逃げる男たちを押し潰し。

そのまま爆発した。

 

 

「ラズ…ズゴゴ・ビンザァ!!」

 

獲物を仕留めたことを誇るように、怪物は大声を張り上げた。

 

 

そして……運良く逃げ延びた女性は、度重なる恐怖を味わったことにより、声を出せなくなってしまったのだった………。

 

 

「フゥアアアアアアアアアアアアアァァッ!!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

そんな事件から一夜明けて。

 

 

文京区 ポレポレ 10:08 a.m.

 

「いらっしゃいー……あれ?一条さん!」

「しれぇ!長門さんに吹雪ちゃんも!」

 

警察並びに提督業務の両方で休暇を取れた為、一条は長門たちへの労いを込めて来店した。

 

「あらあら!一条さん、いつの間に結婚してたの!?しかも子供さんまで?ま〜〜〜!可愛らしいお嬢さんだこと……」

 

「すみません……彼女たちは、職場の部下です」

「……そう、なの?」

「……はい」

 

 

長門と一条のツーショットを初めて見た玉三郎の早とちりは、雄介を始めとした店内のメンバーに妙な空気をもたらした。




気になる話の続きは、CMの後!!
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