最新話、更新ですm(_ _;)m
神崎―――その名を聞いた雄介は、何処か明るい顔をしていた。
「うん!ちょっと待ってて?」
パタパタと駆け寄り、受話器を受け取った。
「はい!電話代わりました、五代雄介です!お久しぶりです!!」
その様子から、玉三郎と一条は電話の相手を察した。
「五代さんのお知り合い……ですかね?」
「ししょーのあんな嬉しそうな顔、雪風は初めて見ます」
話している様子から見ても、雄介にとっては喜ばしい相手であることは明白だった。
「ハイ!ハイ!じゃあ、今度の土曜日に!ハイ、分かりました!!」
「雄介、神崎先生は何て?」
「先生、新しい家族が出来たそうなんです!……で、俺やおやっさんたちに紹介したいってことで、今度の週末に遊びに来てくれるって!」
「先生って、ししょーのししょーですか?」
「んー、間違ってはないけど惜しいなぁ。俺が小学校の時の担任の先生なんだけど……もう、とにかくめっちゃくちゃステキな人なの!!俺に大事な事をたっくさん教えてくれた先生なんだ!」
「ほっほ〜」
「へえ〜」
雄介の熱意に、北上や雪風、吹雪たちも思わず感心した。
ここまで人間の出来た雄介が尊敬する教師とは、いったいどれ程の人物なのか。
「しれぇ!雪風、ししょーのせんせぇに会いたいです!」
「わ、私も!五代さんの恩師という方に、是非ご挨拶を!!」
「大井っち一人行かせるのもアレだからってのもあるけど……まっ、あたしも興味あるしねえ〜?雄ちゃんの先生に」
雪風を筆頭に、大井、北上が面会を立候補。
しかし……
「ちょっとちょっと!あんまり大所帯で行っちゃあ、神崎先生も困っちゃうだろうし……何より、店の従業員が居なくなっちゃうんだけど!?」
「あ……」
すると、ここで長門が提案を持ちかけた。
「……マスターと提督が良ければだが―――」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
長野県 石ノ森鎮守府 09:17 a.m.
現在、警視庁鎮守府へ出向中の艦隊とは別に残っていた艦娘たちは、本部へ送るための荷物を整理していた。
「ふう……」
当鎮守府の在籍艦の一人・阿賀野が、伸びをして体をほぐす。
「提督さんが東京に移ってから、もうすぐ2ヶ月かぁ………」
「早く帰ってくるといいなあ……」
すると
「阿賀野姉〜〜?」
「ゔっ、能代……」
姉妹艦・能代が、険しい表情で仁王立ちしていた。
「また仕事サボったわね!?もう……ちょっと目を離すと、すぐこれなんだから!」
「し…しょうがないでしょお?只でさえ人手が足りないんだから〜」
「それは分かるけど、サボって良い言い訳にはなりませんっ!」
「やぁ〜んっ」
腕を掴まれ、阿賀野は能代に連行されて行った。
一方、提督である一条が不在の中にあっても、変わらずに職務に励む艦娘も居た。
「よし……仕分けはとりあえず、これでお終いかな?」
駆逐艦・朝雲。
吹雪の同期であり、雄介と一条の背中を見て、生きるための目標に定めた艦娘の一人である。
「提督と五代さん……また会いに来てくれるかな……」
次回、暴走を開始したカバの揚陸侵艦・ガバリがついに、長野付近に!!
雄介と一条たちは、果たして対処出来るのか!?
そして、恩師との再会は!?