着任先の新提督が色々とマトモじゃない。   作:夏夜月怪像

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長きに渡り、お待たせしました。


最新話、更新ですm(_ _;)m


122話 : 約束

神崎―――その名を聞いた雄介は、何処か明るい顔をしていた。

 

「うん!ちょっと待ってて?」

 

パタパタと駆け寄り、受話器を受け取った。

 

 

「はい!電話代わりました、五代雄介です!お久しぶりです!!」

 

 

その様子から、玉三郎と一条は電話の相手を察した。

 

 

「五代さんのお知り合い……ですかね?」

「ししょーのあんな嬉しそうな顔、雪風は初めて見ます」

 

 

話している様子から見ても、雄介にとっては喜ばしい相手であることは明白だった。

 

 

「ハイ!ハイ!じゃあ、今度の土曜日に!ハイ、分かりました!!」

 

 

「雄介、神崎先生は何て?」

「先生、新しい家族が出来たそうなんです!……で、俺やおやっさんたちに紹介したいってことで、今度の週末に遊びに来てくれるって!」

 

「先生って、ししょーのししょーですか?」

 

「んー、間違ってはないけど惜しいなぁ。俺が小学校の時の担任の先生なんだけど……もう、とにかくめっちゃくちゃステキな人なの!!俺に大事な事をたっくさん教えてくれた先生なんだ!」

 

「ほっほ〜」

「へえ〜」

 

雄介の熱意に、北上や雪風、吹雪たちも思わず感心した。

 

ここまで人間の出来た雄介が尊敬する教師とは、いったいどれ程の人物なのか。

 

「しれぇ!雪風、ししょーのせんせぇに会いたいです!」

「わ、私も!五代さんの恩師という方に、是非ご挨拶を!!」

「大井っち一人行かせるのもアレだからってのもあるけど……まっ、あたしも興味あるしねえ〜?雄ちゃんの先生に」

 

 

雪風を筆頭に、大井、北上が面会を立候補。

 

 

しかし……

 

「ちょっとちょっと!あんまり大所帯で行っちゃあ、神崎先生も困っちゃうだろうし……何より、店の従業員が居なくなっちゃうんだけど!?」

 

「あ……」

 

すると、ここで長門が提案を持ちかけた。

 

 

「……マスターと提督が良ければだが―――」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

長野県 石ノ森鎮守府 09:17 a.m.

 

 

現在、警視庁鎮守府へ出向中の艦隊とは別に残っていた艦娘たちは、本部へ送るための荷物を整理していた。

 

 

「ふう……」

 

当鎮守府の在籍艦の一人・阿賀野が、伸びをして体をほぐす。

 

「提督さんが東京に移ってから、もうすぐ2ヶ月かぁ………」

 

「早く帰ってくるといいなあ……」

 

すると

 

「阿賀野姉〜〜?」

「ゔっ、能代……」

 

姉妹艦・能代が、険しい表情で仁王立ちしていた。

 

 

「また仕事サボったわね!?もう……ちょっと目を離すと、すぐこれなんだから!」

 

「し…しょうがないでしょお?只でさえ人手が足りないんだから〜」

「それは分かるけど、サボって良い言い訳にはなりませんっ!」

「やぁ〜んっ」

 

 

腕を掴まれ、阿賀野は能代に連行されて行った。

 

 

一方、提督である一条が不在の中にあっても、変わらずに職務に励む艦娘も居た。

 

 

「よし……仕分けはとりあえず、これでお終いかな?」

 

 

駆逐艦・朝雲。

 

吹雪の同期であり、雄介と一条の背中を見て、生きるための目標に定めた艦娘の一人である。

 

 

「提督と五代さん……また会いに来てくれるかな……」




次回、暴走を開始したカバの揚陸侵艦・ガバリがついに、長野付近に!!

雄介と一条たちは、果たして対処出来るのか!?

そして、恩師との再会は!?
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