着任先の新提督が色々とマトモじゃない。   作:夏夜月怪像

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なんやかんやで、『着任先』シリーズももうすぐ連載2周年を迎え……てしまうの!?

いいの!?単にダラけながら書いてるから終わってないだけなのに!?Σ(゚Д゚;)


125話 : 邂逅

千葉県 習志野市内 12:25 p.m.

 

 

揚陸侵艦出現の通報を受け、警視庁鎮守府と協力体制を取っていた千葉県警の警官隊と、その支援部隊として派遣されてきた《流星鎮守府》の艦娘たちが出動、撃退に当たっていたのだが、ここで一つ大きな誤算が生じた。

 

「フウゥゥゥアッ!!」

 

「うああぁーっ!?」

 

攻撃対象である揚陸侵艦……ガバリは、大柄かつ筋肉質な見た目に違わぬ怪力とは別に、想像を越える素早さとスタミナをも備えていたのだ。

 

また、警官隊が射撃をしようとすれば、一瞬の隙を突いてラリアットなどの力技でねじ伏せる、艦娘が引きつけ、隙を作ろうとしても警官やその死体を使って攻撃出来ないよう妨害するなどといった、かつての「未確認生命体第22号」と比べ物にならぬ知性の高さをも見せつけてきた。

 

 

「く……!!いかにも頭が悪そうな見た目なのに、やってくれるじゃないっ」

 

支援部隊の旗艦である五十鈴が苦々しい顔をすると、随伴艦の一人である長月が励ました。

 

「大丈夫だ、五十鈴姉!本庁の艦隊もきっと合流してくれる!だから、今は持ちこたえるんだ!!」

 

「フゥー…!フゥー!!ヌウアァァァっ!!!」

 

 

その時。

 

一台のオートバイが駆けつけ、ガバリの体当たりを阻んだ。

 

 

そのバイクには、何かしらのロゴが《SB-555V》という型式番号と共にプリントされていた。

 

バイクの乗り手らしい男がヘルメットを脱ぎ、ガバリを見据える。

 

「たっくん……!」

 

 

それは、流星鎮守府の提督……『乾 巧』少佐であった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

一方、利根から報せを受けた雄介と雪風は、神奈川県から急遽Uターン。習志野へと向かっていた。

 

すると、そこへ長門から無線が入る。

 

『五代雄介、聞こえるか!』

「長門さん!ひょっとして、習志野の件ですか!?」

『…そうだ!今、流星鎮守府から増援が到着したらしい!私達もなるべく急いで合流する!!』

 

「分かりました!!」

『よし…。分かってると思うが、二人とも無理はしても無茶はするなよ?』

 

「はい!!」

「りょーかいですっ!」

 

雄介と雪風の力強い返事に、長門は思わず顔を綻ばせた。

 

 

我ながら、随分と信用するようになったもんだ、と。

 

だが、そうさせるだけの物を彼は持っているのだ。

 

単なる力だけでは成し得ない、根源的な何かを。

 

 

 

そして……ガバリと対峙する巧は、バイク・オートバジンに積んでいたアタッシュケースを開け、中のツールを出そうとした。

 

 

しかし……

 

「たっくん!!危ないっ!!」

 

「ッ!?」

「フウゥゥゥアッ!!」

 

抵抗も小細工も許さぬ―――そう言わんばかりの勢いで突撃。体勢を低くしての体当たりだった為、巧も避けきれず、突き飛ばされてしまう。

 

「巧ッ!!」

「っ……。気にすんな、ちょっと派手に転ばされただけだ」

 

立ち上がり、ギアを取りに行こうとした、その時だった。

 

「!」

 

両者を遮るようにして、バイク・ドルフィンチェイサーを駆る五代雄介と同乗した雪風が到着。

 

 

「大丈夫ですかっ!」

「………」

 

 

戦いの場にて、夢を追う男と夢を守る男が邂逅した。




二番煎じにならず、かつ艦娘との絡みも出来る展開はなんだろうと、練りに練り込んだ結果。

かつてのオーズ&龍騎のような事になりそうです(´・ω・`)
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