着任先の新提督が色々とマトモじゃない。   作:夏夜月怪像

148 / 152
だいぶ遅くなりましたが、最新話です。

新年の挨拶もイマイチ決まらぬ有様ですが、今後も応援していただければ幸いですm(_ _;)m


133話 疾駆

千葉県 習志野市内 12:50 p.m.

 

「フフ‥‥クスクス‥‥」

 

深海棲艦《姫級》・飛行場棲姫の繰り出す艦載機による猛攻を、戦士クウガと雪風、ファイズと天龍は辛くも凌いでいた。天龍や雪風の砲撃、オートバジンのバスターホイールを以てしても、飛行場棲姫の耐久力は凄まじく、攻撃が通じているのかさえ分からぬ程だった。

 

「ちっくしょお‥‥。一筋縄じゃいかねえ頑丈さだってのは報告書とかで知っちゃあいたが、コイツは想像以上だぜ!」

 

「ししょー!天龍さん!雪風が援護射撃に回りますので、その隙に攻め込んでくださいっ!」

「雪風ちゃん!?」

「バカ野郎!!そんな事したらお前が‥‥!!」

「だいじょーぶ!!雪風は、カンタンには轟沈(しず)みませんッ!!」

 

雪風の気持ちは嬉しいが、相手は深海棲艦の中でも上位種‥‥底知れぬ力を秘めているであろう強敵だ。駆逐艦である雪風一人に任せては、それこそ取り返しのつかない事になりかねない。

 

しかし‥‥だからと言って、このまま持久戦を行うには、援軍の到着を待つだけの体力も弾薬も残されていない‥‥

 

と、そこへファイズが口を挟んだ。

 

 

「‥‥っち。しょうがねえな」

「!」

「ふえ?」

 

「このメンツで、ここまで粘って、それでも奴の方が火力も堅さも俺達を上回ってる。いくら増援を待ったって、その前に俺らが潰れちまったら意味は無ぇし、万が一来たとしても勝てる保証は無い」

「ソウダ!ダカラココデ、ヒトリノコラズ‥‥」

「けどな」

「‥‥ン?」

 

「打つ手が無い訳じゃねえし、ここで倒れるつもりもない」

「いったい、何を‥‥?」

 

クウガが尋ねると、ファイズは気怠げに答えた。

 

「俺がヤツを食い止める」

「えっ!?」

 

 

ファイズフォンのミッションメモリーを抜き取り、オートバジンの左ハンドルにセット。

 

引き抜くと、【READY】の電子音声が発せられると同時に、フォトンブラッドで構成された深紅の刀身を形成。

ファイズ専用の剣戟装備・ファイズエッジとなる。

 

「‥‥と言っても、“ほんの10秒だけ”だがな」

 

さらに、左腕に装着しているデジタル腕時計・SB-555W 《ファイズアクセル》から専用のミッションメモリー・アクセルメモリーを抜き取るとフォンのメモリ用スロットにセットした。

 

 

【COMPLETE】

 

メモリのデータが読み込まれると、胸部装甲・フルメタルラングが展開。続いて、ファイズのスーツに施されたラインが赤から黄へと一瞬変わり、そのまま白いラインへと変化した。

マスクの複眼も黄色から赤へと変わり、変身完了。

 

 

ファイズ・アクセルフォーム。

 

「人間ゴトキガ‥‥タッタ一人デ、ワタシニ敵ウト思ッテイルノカッ!!」

 

挑発されたと見て、飛行場姫は怒りの声をあげながら艤装を操り、艦載機と別に砲撃を放とうとした。

 

 

それに対する、ファイズの応じ方はあまりにシンプルだった。

 

【START UP】




久しぶり過ぎて、どこをどう見せるべきか。そもそも誰にメインスポットを当てようか………

ひたすらに悩み続け、いっその事、下手に出し惜しみせずにした方が気も楽か?という発想に到った結果、こんなコトに(ヽ´ω`)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。