えっと……バギング・ズガギド・ズガギビン・ババ?
ヤベーイ……チョウヤベーイ…(;´Д`)
石ノ森鎮守府 11:19 a.m.
鎮守府に到着した雄介と長門たちは、門前で待っていた一条に出迎えられた。
「まさか、あの店で働いている艦娘が居たとはな……」
「俺も、冒険の合間に手紙を貰ったりして、二人の顔と名前は知ってたんですけど……いやあ、意外と分かんないもんなんスね?」
廊下を歩きながら、一条と雄介は北上と島風について話していた。
「へへ〜♪スーパー北上さまの潜伏スキルは、伝説の傭兵にも負けないぞ〜?ショータァ〜イム、なんてね〜」
「……?」
北上のゆるいノリとおふざけに、一条はキョトンとする。
「このカンジが、おやっさんと意気投合したんでしょうね♪見てて和みますもん、やっぱ」
北上のノリに対し、雄介はほんわかとした笑みを浮かべる。
「それより……提督の方こそ、どうなの?この鎮守府の今の状況は」
次に、島風が一条に尋ねた。
「現在、吹雪を秘書艦…長門を補佐艦として、執務と各艦娘のメンタルケアや武器弾薬などの資材管理・運用を手伝ってもらっている」
ある程度進むと、執務室の扉の前に来た。
「此処が、俺の仕事部屋だ」
「執務室ですか……なんか、緊張しちゃうなあ……」
ウキウキしている様子の雄介に、一条は苦笑する。
「ガッカリさせてすまないが……」
「はい?」
扉を開け、一条は雄介たちを中へ通した。
「『執務室』の名が残っているだけで、まだ整理も掃除も済んでいないんだ……」
そこは、一言で表すと『ゴミ溜め』だった。
壁や床はボロボロ、窓ガラスはひび割れ、壁際にはクモの巣が張られている。
そして何より、北上たち女性陣は勿論、雄介すら眉をひそめた最大の原因は、扉を開けた瞬間に放たれた異臭………『イカ臭い匂い』と共に、何かしらの香料が幾重にも混じって臭ってきた。
「着任してすぐ、清掃作業に掛かろうとは思ったんだが……すまない」
すると、雄介はポンっと手を叩いた。
「…よし!それじゃ、今から掃除をしよ!此処が使えないと、一条さんやみんなが仕事出来ないし!ね?」
これまた予想外の提案に、一条たちはポカンとする。
「ええ〜〜〜?ゆうちゃんマジでやんの〜!?」
あからさまに嫌そうな顔をする北上。
「だって!此処は北上ちゃんや島風ちゃんにとっても、想い出の場所なんだろ?いくら悪い提督が居たからって、そこに悪い想い出しかないって訳じゃないじゃん!」
そう言われて、北上と島風は黙り込んでしまう。
雄介の言うとおり、嫌な想い出はあくまで当時の提督に関することのみ。
艦娘同士や姉妹で過ごした時間は、悪いことばかりではなかった。
「大丈夫!」
サムズアップ。
雄介の笑顔に、頭を掻きながら唸る北上と俯いて考え込む島風。
東京都 某所 12:06 p.m.
無人の水族館。
敷地内のカフェらしき場所に、桜のタトゥの女とその仲間と思われる集団が集まっていた。
その片隅で、初老の男が声をかけてきた。
「ジュンヂパ・ドド・ボダダバ?」
それを合図とし、桜のタトゥの女は、1体の怪人に声をかける。
「ゴソゴソ・ザジレスゾ・ザビュー」
呼ばれたその怪人は、小顔で切れ長の眼を持ち、細く引き締まった薄茶色の身体にはマントのような皮膜を持っており、どこかムササビを思わせる姿をしていた。
「ビベン・グデギ・ファファグド・ムセギジャジャ・ザバ…ハハ!」
嬉しそうに笑い、桜のタトゥの女のもとへ歩み寄る。
「ドググ・ビヂゼ…バギング・バギン・ビンザ……」
桜のタトゥの女の言葉に怪人__ザビューが頷くと、女は右手中指に填めた錨型の飾りを付けた指輪を、腹部の装飾に押し当て、鍵を回すようにひねる。
すると、ザビューの身に“何か”が流れ込み、ザビューは歩きだした。
「ギ・ギバ?バギング・バギン・ビンザゾ?」
初老の男の言葉に対し、ザビューは肩掛けを羽織った若い男の姿に変わると、こう返した。
「ハッ…。サブショグ・ザゼ……」
雄介が、来たッ!!(オー○マイト並感)
クウガ第3章、ついに始動!
これから、石ノ森鎮守府との交流が多くなる予定です(^_^)
本作の人気投票その1
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大淀