神崎士郎、これもあーたの仕業ですか!?
「私、青葉は……《艦娘》なんです」
真司に対し、青葉はそう伝えた。
「青葉ちゃん……」
艦娘―――。
深海棲艦と戦うことの出来る、唯一の存在。
そして、一部の人間から深海棲艦と同様に人外扱いされ、虐げられながらも人々のために戦い続けている少女たちのことは、真司もよく知っていた。
「青葉ちゃんが……艦娘……」
「すみません!私……今まで騙してたことになりますよね……」
頭を下げる青葉を、真司はしばらく黙って見ていたが。
「青葉ちゃん……編集長たちは、この事を?」
「編集長にだけは話しました。社長さんですし……でも、他の皆さんには………」
そこまで言うと、青葉は黙り込んでしまう。
「………うん、分かった。令子さんや島田さんたちには言わないよ、絶対」
「!」
その一言に、青葉は驚いた様子で顔を上げた。
「き…聞かないんですか?」
「何を?」
「私が艦娘としての役目を果たさないで、人間みたいに仕事をしようとしてる事について、とか……!」
青葉に尋ねられ、真司は「あぁ…」と苦笑いをしながら頭を掻く。
「そりゃあ、青葉ちゃんみたいな娘がウチを選んだ志望動機は気になるよ?大手会社に比べたら規模は小さいし、顧客の信用は高いけど給料はあと一歩なカンジだし……」
「そ、そうでなくてっ!!」
肝心なことを聞きたい青葉だったが、その時。
「―――先輩!!」
「えっ……うぉわっ!?」
ショーウィンドウのガラス越し……否、
「な……なんだ!?この黄金バットの鳥バージョンみたいなヤツは!」
世代ではないにも関わらず、ネットで見ただけの黄金の怪人の名を思わず口にする真司。
しかし、その黄金の怪人を見て、真司は奇妙な既視感を覚える。
(…………あれ?)
俺は……
コイツを知っている……?
初めて見たハズなのに、なんで………!?
「仮面…ライダー……」
脳裏に浮かんだ言葉を、真司はポツリと呟く。
「仮面ライダー……?先輩、それって何ですか?」
青葉から質問され、真司は戸惑う。
「えっ?いや、それは………」
どう答えたものかと、怪人が映っているショーウィンドウに視線を移す。
「…………あれ?」
しかし、そこに怪人の姿は無かった。
「消えた……!?」
ちょっと目を離した、あの一瞬で姿を消すなんて……
「なぁ……青葉ちゃん。深海棲艦って、幽霊みたいなことが出来たりするヤツが居たりする?たとえば……壁をすり抜けたりとか」
「そんなの聞いたことありませんよ。大体、深海棲艦は海から来るんですよ?揚陸侵艦についてもよく分かっていないのに……そんなのが出てきたら、余計社会がパニックになりますよ!」
「そ…そうだよな、ゴメン……」
「さぁ、行きましょ?」
「う、うん……」
先程の現象に対する疑問を抱えたまま、青葉と共に歩きだす真司。
「目覚めの時は……近い……」
やっぱ、テレビシリーズを見ておかないとキャラやストーリーの掴みがダメだぁ……
楽しみにしてくれてる皆さんのためにも、頑張らねば……(;´Д`)
人気投票その3
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城戸真司
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青葉
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ドラグレッダー
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単ちゃん
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造花ちゃん