着任先の新提督が色々とマトモじゃない。   作:夏夜月怪像

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とうとう……

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吾郎ちゃん、タスケテェ……( ;∀;)


28話 : カガミノムコウ

都内のとある工場の倉庫。

 

 

桜のタトゥの女と、その他の集団が集まっていた。

 

 

 

「バガリン・ジュグビング・ガサパ・セダゴグザ……」

 

桜のタトゥの女の報告に、集団は動揺を見せる。

 

 

「“ヤツ”ノイッテタ、アレカ?」

 

フードを被った少女が尋ねる。

 

 

それに対し、斑模様の上着を羽織った男が代わりに答えた。

 

「ギ・サブ。ザグ……ヂバ・グンパ・ダギバザド・カイリ」

 

「ギズセビ・ゲジョ……ゴロギ・ソブバ・スジョグザバ…エッエッエ……」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「え〜っと……此処、だっけ?」

 

「はい……聞き込みのメモと、同じ番号の部屋です……」

 

 

真司と青葉の二人が立っているのは、一軒のアパートの一室の玄関前。

 

表札には《榊原耕一(さかきばらこういち)》とあり、現在行方不明となっている住人の名である。

 

 

「言っとくけど、これは特別だからね?警察でもない、マイナーの新聞屋なんて本当ならお断りなんだよ?あたしゃ!」

 

 

アパートの大家である老婆のキツい言葉に、二人は頭を下げながら礼を述べ、部屋の鍵を開けてもらう。

 

 

「用が済んだら、さっさと帰っとくれよ?ただでさえ、家賃を滞納されてイライラしてんだから!ブツブツ……」

 

 

言いたいことだけ言うと、大家はさっさと部屋に戻っていった。

 

 

「さて……調査開始といきますか?青葉ちゃん」

 

「ラジャー!」

 

 

 

室内は、一般的な2DK。

独り暮らしには充分な広さだ。

 

しかし……

 

 

 

「何なんでしょう……この有様は……」

 

青葉が若干引いている、その理由。

 

窓や鏡の鏡面が、ガムテープで隙間無く覆われていたのだ。

 

 

これには、流石の真司も驚きを隠せない。

 

「何だよコレ……姿が映らないように、とにかく反射する物を避けてるような……」

 

 

ガムテープで埋め尽くされた窓ガラスに触れた瞬間、真司はまたもこの状況にデジャヴを感じる。

 

 

(まただ……。どうなってんだよ、一体……!?)

 

 

「先輩。コレ……思い切って、剥がしてみません?」

 

「え……?いやいやいやいやッ!青葉ちゃんいきなり何言ってんだよ!?さっき大家さんも言ってただろ!?これは、俺たち新聞記者が軽い気持ちで首を突っ込んでいいヤマじゃない!やっぱ警察に相談して……って、ああ〜〜!揚陸侵艦とかゆー奴らが出たせいで、もう色々とめちゃくちゃだぁ!!」

 

 

青葉の好奇心を思い留まらせようとする真司だったが、独りあれこれと思案している間に

 

「よい……しょっと!」

 

 

青葉はガムテープの一部を剥がしてしまう。

 

 

「あぁ〜〜〜〜〜ッ!!?」

 

 

真司は大声を上げ、咄嗟に青葉を突き飛ばし、覆い被さるように身を伏せた。

 

 

(………ん?俺……なんで、青葉ちゃんを突き倒して……そうだ、鏡から敵が飛び出してくる可能性が………え?敵……?敵って……何のことだ?)

 

 

「ひゃんっ……!」

 

「……ん?」

 

青葉の小さな悲鳴が聞こえたので、視線を落とすと

 

 

真司の右手は、青葉の左胸を触っていた。

 

 

「イヤアァァッ!!先輩の、スケベっ!!!」

 

「ごめんなそォイッ!?」

 

 

この時、真司は理解した。

 

艦娘のビンタは、編集長のゲンコツよりも痛い……と。

 

 

 

 

「………」

 

そんなドタバタ騒ぎをしている中、青葉の剥がしたガムテープの隙間から、謎の影がそっと様子を伺っていた。

 

 

 

「………ミツケタ」

 

 




なんか、後半が単なるラブコメタッチになってしまいました……(^_^;)


次回、次回こそはライダーらしい展開に!!

人気投票その3

  • 城戸真司
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