着任先の新提督が色々とマトモじゃない。   作:夏夜月怪像

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本作も次回で本編連載30回を迎えるでございますっ!!


文言の崩壊は、どうかお見逃し下さいm(_ _)m

青葉「何でもいいから、さっさと続きを書いて下さい!」

青葉、仕切らないでヨォ〜!


29話 : 真司と鏡の国の魔女(アリス)

調査を終えたアパートから程近いハンバーガーショップ。

 

 

向かい側に座る真司をジト目で睨みながらドリンクを飲む青葉と、両手を合わせて頭を下げたままの真司がそこに居た。

 

 

「ほんっっとぉ〜〜〜に申し訳ないッ!!!」

 

 

「謝って済むなら、憲兵も警察も要らないんですよ!もう……なんで急にセクハラなんか………」

 

「だから、そのつもりは無かったんだって!」

 

 

己の感じた不安を、青葉が感じていなかった以上、いくら言葉で表現しても伝わらないだろう。

 

 

(でも……本当になんだったんだ?あの時の胸のざわ付きは……)

 

 

しかし。

 

真司が考え込んでいるのと同じ様に、青葉も考え込んでいた。

 

 

(青葉、やっちゃいましたぁ………!!せっかく、艦娘としての私を受け入れてもらえたのに……!いや、でもやっぱり人として守るべき最低限のモラルはありますもん!)

 

 

「ハァ……」

 

 

そのため息は、ほぼ同時に出た。

 

 

「……あ」

 

「えっ……えっと…」

 

 

またしても気まずくなる二人。

 

 

「……も、戻ろっか……」

 

「はい……」

 

 

会計を済ませ、二人は会社へ戻る。

 

 

 

 

 

 

そして。

 

それ以降は、これといった進展も無く、時間だけが過ぎたのだった。

 

 

「じゃあ、お先に失礼しますね?」

 

「おう、お疲れ〜!」

 

「痴漢とかには気をつけなさいよ〜?」

 

 

大久保、そして令子が青葉と挨拶を交わしたが、令子の一言に真司は一瞬、ビクッと反応した。

 

 

「真司くん、どうかした?」

 

 

先輩の一人で、プログラマーとして一流の腕を持つ島田が声をかける。

 

「い、いや!なんでもないッスよ、島田さん…!」

 

 

大久保の視線を躱しつつ、真司は仕事を程々に切り上げる。

 

 

「っし……今日はこんな所かな……。ハァ……明日どんな顔して会えばいいんだろ……」

 

 

ノートパソコンを片付け、デスクから立とうとした、その時。

 

 

“リュウキ”

 

「……ん?」

 

 

聞き覚えの無い声が、耳に入る。

 

しかし、辺りを見回しても誰も居ない。

 

 

「……な、何なんだよ……!?誰だ!!」

 

 

“コッチ……君の後ろ”

 

 

声がする方―――外側の窓ガラスに振り向くと

 

 

 

「うっ…うわあぁぁぁあッ!!?」

 

そこに映っていたのは、色白の肌に白いワンピースという姿をした、肩まで伸ばした金色の髪と深い青色の瞳の少女だった。

 

 

“やっと会えた……”

 

 

窓ガラスと自分の背後を交互に見る真司。

 

 

(同じだ……昼間の黄金仮面と同じだッ!?)

 

 

“リュウキ……ううん、シンジ”

 

 

ゆっくりと歩み寄り、少女はガラスの中から抜け出て、真司と対面する。

 

 

「え……えっ……!?」

 

 

立て続けに起こった現象に対して混乱する真司に、少女は口元に人差し指を立てて、静かにするようアピールする。

 

 

 

「私はアリス。シンジ……どうしても、あなたに会っておきたかったの」

 

「俺に……?いや、そもそもなんで俺の名前を知ってるんだ?」

 

 

目の前の少女―――アリスに尋ねる真司だったが、彼女は何も答えず、黒いケースを一つ取り出した。

 

 

 

「…それは?」

 

「分からない……。でも、これはあなたが持つべきだと思う」

 

「俺が?」

 

 

ケースを受け取り、カバーを開いてみる真司。

 

「……カード?」

 

一枚取り出すも、それには何も描かれていなかった。

 

 

「えっと……アリス?これって……」

 

「……ごめんなさい。私に出来るのは、これぐらいしか………」

 

 

悲しそうにそう告げると、アリスは再びガラスの中へ。

 

 

「お、おい!?」

 

「そのカードデッキは、あなたの分岐点……。鏡の奥に閉じ込められた、戦いの記憶の鎖を解き放つか……今の幸せを守るために、記憶を封じ込めたままにするのか……どちらを取るかは、あなたの自由」

 

 

でも、とアリスは言葉を続ける。

 

 

「もし、“目覚め”を望めば……」

 

 

 

 

あなたは、戦い続けなきゃならなくなる―――

 

 

「……え?」

 

 

アリスの告げた、最後の言葉の意味を聞こうとしたが、アリスはもう何処にも居なかった。

 

 

 

「戦い続けなきゃならない……って、どういうことだ………?」

 

 

そう呟く真司の疑問に、答えるものは無かった………。




チキショオ……

やっぱりテレビシリーズを観てないと難産ですね……。


誰か……誰かドラ○もんを雇っていませんか!?

人気投票その3

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