ワタシ、こんなシアワセで良いの?(ヽ´ω`)
そんなワケで、31話です。
休日にバッタリ顔を合わせた、真司と青葉。
そんな二人の耳に、謎の金属音が響いてきた。
「なんだ?この音……」
「こんな音、今まで聞こえなかったですよね……?」
音がより大きく聞こえる場所を探そうと、二人は歩きだす。
「……どう?」
「間違いないです………。近付いてます」
そして、二人が辿り着いたのは人気の無い商店街。
出入口付近の曲がり角に設置された、カーブミラーを見上げた……その時だった。
「キャアッ!!?」
「!!あ、青葉ちゃ…っ!?」
悲鳴に驚き、振り向くと……。
なんと、青葉の背後―――無人の骨董屋の窓ガラスから太い縄のような物が伸びて、青葉の首に巻き付いているではないか。
ガラスが割れていないところを見るに、その縄状の物体の持ち主が建物の中に居ないことだけは理解出来た。
「青葉ちゃん!!グッ…何だってんだよ!?このロープはァ……!!!」
しかし、危機はそれだけではなかった。
カーブミラーの奥、真司の背後に迫る、赤い龍のような怪物の姿を青葉は視認した。
(あれって……土産物の置物とか屏風なんかで描かれてる龍そのものじゃない!?)
そして、龍の視線が真司に向いていることにも気付く。
(あの龍……城戸先輩を狙ってる!?)
このままでは、真司も龍に襲われて、二人共お陀仏だ。
(編集長……貴方から教わったアドバイス、今此処で活かしてみせます!!)
“後悔しない決断”をする―――
青葉にとっての決断は、まさしく“それ”だった。
真司の後ろ………赤い龍が映っていたカーブミラーを、手持ちの連装砲型ハンドガンで破壊したのだ。
鏡の中の怪物を殺せる武器など、真司も青葉も知らない。
しかし、攻撃することは出来ずとも、その場しのぎに追い払うぐらいならばという、博打同然の一手だった。
商店街のショーウィンドウに映る影の動きを見た限りでは、成功したらしい。
(良かった………)
真司を守れたことに対する安堵から、己を引きずり込もうとするものへの抵抗が、僅かながら弛んでしまったのだろう。
助けようと必死に伸ばした真司の手が、ガラスの中へと引き込まれていく青葉の手を掴むことは無かった………。
「青葉ちゃんッ!!!」
無駄だと理解しつつも、それでも青葉を飲み込んだガラスを叩かずにはいられなかった。
「クっソ!!クソっ!!チクショオオオオォォッ!!!!」
“取り戻したいか”
「!」
悔しさと怒りに我を忘れかけていた真司の耳に、昨日の仮面怪人の声が響く。
“取り戻したいのなら、この先へ進むための鍵を使え。お前は、もう手に入れた筈だ”
見ると、ガラスの向こうに黄金怪人の姿があり、真司を指差す。
「鍵、だって……?」
その言葉に疑問を抱くが、それはほんの一瞬であり、すぐに気が付いた。
「コイツかっ!」
ズボンのポケットに突っ込んでいた、あのカードデッキだ。
“感じるだろう……その気配を、そしてカードに秘められた力を………”
黄金怪人がそっと手招くと、真司の身体を強烈な力が引き込もうとする。
「っ!!?ぐっ……うぅ、な…なんだ……コレ!?」
あまりに唐突だったこともあり、真司は抗おうとする。
“行け………全てを取り戻し、全てを失い……そして、戦うために”
「うっ!?うわああぁぁぁあッ!!!」
真司は青葉と同じガラスの中へ引きずり込まれてしまった。
「あああぁぁぁああああッ!!!!」
四方八方、全面ガラス張りの様な異空間を、落ちているのか吸い込まれているのかは分からないが、飲み込まれていく中、真司は黒い装甲と濃い紺色のスーツに身を包んだ騎士の姿へと変わった。
そして、仮面騎士の姿となった真司はガラスの中から飛び出した。
「あぃたっ!?…ってぇ〜〜………」
微かに痛む後頭部を押さえながら、真司は辺りを見回す。
「な……なんじゃこりゃあ……!?」
そこは、看板の文字も、道路標識も、建物の並びまでも。
何もかもが鏡像反転した、無人の世界だった。
やっぱり、本編把握してないとキャラとか風景の描写って難しいですね……(ヽ´ω`)
そして、気付けばUAやお気に入り登録者数がすごいことに!?
期待に応えねば、生き残れない!!
人気投票その3
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