緑のクウガ編をお楽しみの皆様、大変申し訳ありませんm(_ _;)m
「…………」
雪風が飛び出し、それを五代雄介が追いかけていって、かれこれ一時間近くが経とうとしていた。
「………吹雪」
長い沈黙の中、加賀が口を開く。
「ひゃいっ!?」
何の前触れも無かった為、吹雪はビクッと身を強張らせる。
「暢気そうな彼……五代さんといったかしら。帰ってくる様子が無いのだけど」
「そ…それは、ホラ。大淀さん、言ってたじゃないですか?揚陸侵艦が出たって…それで……」
「それについては、提督が艦隊を率いて対処されている筈です。彼は民間人であり、特に関係は無い筈ですが」
加賀はクウガのことを知らない為、吹雪はクウガの話抜きで雄介を擁護しようとするが……
(うぅ〜……加賀さんの指摘って、いっつも的確過ぎるから反論の余地も無い………)
「大淀さんもだけど……貴女、何か隠していないかしら?」
核心に迫る質問が来たことで、吹雪は固まった。
「あ……えと、ソノ……」
かかなくていい汗が、タラリタラリと出てくる。
これはいかんと、大淀が助け舟を出そうとした、その時―――。
「大淀さん!加賀さん!吹雪ちゃん!」
扉を勢いよく開け、雄介が飛び込んできた。
「五代さん!?」
「五代くん……!」
いったいどうしたのかと、尋ねようとした大淀だったが
「吹雪ちゃん!加賀さん!雪風ちゃん、ホントに自殺するような娘じゃないよね?」
逆に、雄介に質問されてしまった。
「あ…えっと……」
あまりに予想外な展開だった為、加賀は問い詰めることを忘れてしまった。
「大丈夫!雪風ちゃんも大井ちゃんも、必ず連れて帰りますから!!―――だから、桜子さんと大淀さんも解読の方をヨロシク!」
サムズアップ。
それだけを伝えると、雄介は研究室を飛び出していった。
「うん……」
「………もしかして、それを言いに来ただけ……ですか……?」
このシチュエーション、前にもあったような……と思いながら頷く桜子。
吹雪も同様に、首を傾げるのだった。
千葉県 科学警察研究所 02:58 p.m.
雪風捜索は雄介に任せて、一条は長門と共に科警研へと出向き、ゼミルを追跡出来る手段は無いかと榎田に相談していた。
「敵は行動パターンなどが第14号と極めて似ているためか、各地に設置されているレーダーが第3号や第14号の時と同様に、特殊な音波をキャッチしていたみたいね」
「五代雄介が言っていた、奴の羽の音か!」
「急いで準備はしたけど、第14号の時に使ってもらった旧式のやつしか用意出来なかったわ…ゴメンね?」
そう言いながら、榎田が用意したのは通常では聞き取れない特殊な音波などを探知出来るレーダーだった。
「いえ、充分助かります!」
「あ!それと、ガス弾の方も改良したヤツの試作品を20本ばかし送ったからー!」
改めて榎田に一礼をして、一条は研究室を後にした。
改めて、城南大学の桜子の研究室。
そこに、思わぬ来訪者が現れた。
「失礼します」
「はい………え?」
「え……えぇっ!?」
それは、現在行方不明中の重雷装巡洋艦《大井》であった。
「お…おお、大井さん!?」
驚きのあまり、言葉がまとまらない吹雪。
それに対し、加賀と大井は至って冷静だった。
「あの、こちらに五代雄介という方はいらっしゃいます?」
「え……?五代くんに、用事……ですか?」
突然、五代の名前が出たことで桜子も驚きを隠せない。
「今は不在だけど……大井、貴女こそ何をしに来たの?鎮守府は今、雪風だけでなく貴女まで居なくなったことで騒ぎになっているのよ?」
加賀の質問に対し、大井は淡々と答えた。
「無断で飛び出したことについては謝罪するわ。でも、必要なことなの」
「―――提督と五代雄介を殺すためには、ね」
おかしい……
こんな、こんなハズじゃ…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
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