沼田静/仮面ライダーヴァイス
城南大学の院生にして、龍騎やオーディン同様《カードデッキ》を用いて変身する仮面ライダーの青年。
優れた指揮能力と人望の厚さから民衆の支持を集める、沼田統也提督の実弟であり、彼自身も兄を尊敬していた。
しかし、彼を疎ましく思う組織の人間によって兄は殺され、それだけでなく同級生として側に居た鈴谷の死によって、彼の心は憎しみに囚われてしまう。
どれだけ正しくあろうと、嘘偽りで固まった権力の前では無力であると悟り、「本物の力」というものに縛られていたが、龍騎こと真司と青葉の出会いや熊野の対面が、彼の心に僅かながら光を照らした。
沼田統也
赤塚鎮守府元提督。故人。
《海上の脚本家》と讃えられ、その手腕と功績から「山本五十六の再来」とまで言われた。
しかし、当の本人は提督になる事自体が不本意であったらしく、本当は歴史家になりたかったのだという。
艦娘たちを娘や妹のように大切にしており、艦隊の主戦力として活躍していた戦艦・扶桑や長期間秘書艦を務めていた青葉は淡い恋心を抱いていた。
臨機応変に対応出来るよう、戦局や編成などに常に気を配り、柔軟な思考と発想力を以て指揮を執るため、彼の関わった海戦には一度も敗退の記録は無い。
しかし、その柔軟な対応や指揮は、組織に取って意に反するものであり、民衆の支持が彼に集中することを危険視した荒井少将一派によって無実の罪を着せられ、大本営へ出頭する道中、待ち伏せていた犯行グループによって暗殺されてしまう。
その後、遺体は首吊り自殺として偽装工作され、青葉が発見するまで放置されてしまった。
鈴谷/仮面ライダーヴァイス(初代)
最上型重巡洋艦3番艦娘。
今時の女学生風な雰囲気の少女だが、繊細で甘えん坊な一面も持つ。
艦娘としての自分に少しばかり不満を持ち、戦いたくないという願望を抱いていた。
その事で相談を受けた統也の計らいで、「鈴谷海華」という偽名で静の居る城南大学へ入学。
それから間もなく、鈴谷は仮面ライダーオーディンと遭遇。
「艦娘としてではなく、人として戦うための力を求めるか」と問われ、欲しいと答えた際、仮面ライダーヴァイスになるためのカードデッキを手に入れた。
それからは静や周囲の人々を守るために、仮面ライダーとして戦い続けたが、ある時遭遇した漆黒の仮面ライダーの猛攻を受け、致命傷を負ってしまう。
どうにか逃げ切ったが、傷は思いの外深く、鈴谷を捜していた静と合流。艦娘であることを明かし、同時に静への想いを告白。静と両想いであったことに喜びと幸せを感じながら、そのまま静かに命を終えた。
静がヴァイスのカードデッキを受け継ぎ、憎しみの権化と化した最大の要因である。
荒井
大本営総司令部少将。
統也よりも一回りほど先輩なのだが、飛び級で昇格した統也に対して醜い嫉妬心を燃やしていた。
同じく統也の存在を疎ましく思っていた派閥に加担し、彼を反逆者として仕立て上げる計画を思い付き、さらに士官候補生を利用しての暗殺をも企てた。
予定としては、実行犯たちをも捨て駒にして、自分は白を切るハズだったのだが、復讐鬼として現れた静=ヴァイスによって計画は全て崩壊。
ミラーワールドに引きずり込まれ、そこで筆舌し難い拷問を受けながら、消滅した。
小宮
荒井少将を始めとした、統也を排除しようとする一派に唆された士官候補生たちのグループに巻き込まれた、気弱な少年。
押しの弱さに漬け込まれ、パシリなどをやらされてきたが、殺人の加担だけは御免だと逃走。
赤塚鎮守府へ統也の危機を伝えに向かう途中、鈴谷を喪った静に遭遇し、全ての罪を打ち明けたことで、静の温情により法の裁きは幾らか軽く済んだ。
しかし、裁判の閉廷後、自殺を図ったために急遽警察病院へ搬送された。尚、今も意識不明の状態であるという。
次は、ヴァイスとバイトダイラーの詳細でも書こうかしら?と考えています。