武昭達が壁の奥の隠し通路を進んでいくと急に明るくなり皆が一瞬目を瞑ったが開くとさっきまでとは違う所にいた。
「嘘……私が調査した時は、こんな所は何も無かった筈だよ!」
「ここは……
「武昭君、その聖域って……ここの事?」
束が驚いていると武昭が心当たりがあったみたいで刀奈が話しかけた。
「えぇ……ここは俺の中にいる……ウワッ!?」
武昭が何かを話そうとした時に急に体が光り出し光が収まると皆の目の前に茶色の短髪の1人の人物が居て大体の者達は身構えたが武昭だけは分かっていた。
「なっ!いつの間に!!」
「貴方は……何故、ここに居るんですか?……
「どうやら、この世界……いや、
「俺達って……!この小宇宙と凍気は!」
「アイオリアの言う通り……この世界では我らもこの様に動けるみたいだ」
武昭が感じたので見ると青緑色の髪の男性が傍に立っていた。
「なんでカミュさんまで……ここは一体どこなんですか?聖域とは違うんですか?」
「ここは聖域で間違いはない……だが……」
「あぁ、カミュも気付いたか」
「何かあるんですか?」
「説明するよりも俺達に着いてきてくれ、ここが俺たちの知る聖域ならば
「そうだな、アイオリアの考えてる通りならばだが」
2人が何処かに向かうと皆はその後をついていった。
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皆が2人に連れられて到着した場所は1つの神殿の前で、その入り口には何らかのマークがあった。
「やはり……ここは俺達が知る聖域だな……」
「あぁ、だが小宇宙は何も感じないがな……」
「あのマークって……確か星占いとかで使う牡羊座のマークだったっけ?」
2人がそのマークを見て何処か感傷に浸っていると簪がそのマークの意味に気づいた。
「そう言えば……簪ちゃんの言う通りね」
「俺もアイオリアさんの戦いの記憶中で見た事がある……けど、その時は……」
「ッ!アイオリアさん!カミュさん!」
「あぁ!この小宇宙の持ち主を俺達は知っている!!」
「我ら聖闘士が忘れてはならない小宇宙だ!!」
「何!今の小宇宙は!?覚えて間のない私でも分かる程、巨大な小宇宙だわ……」
「嘘?……今のがタッ君達が感じてる小宇宙って言う物なの?……何か私達の頭の中に直接、声が聞こえてきた様な……」
武昭が何かを2人に聞こうとした時にそこにいた皆の頭の中に何者かの声が聞こえてきた。
「アイオリアさん、カミュさん……この小宇宙が発せられてるのは……」
「あぁ……
「ならば、俺達がやるべき事は決まっている」
アイオリアの言葉にカミュと武昭がうなづくと目の前の最初の十二宮に向かって駆け出した。
「ちょっと武昭!?」
「悪いな鈴!この小宇宙の持ち主が
「武昭の言う通りだ!行くぞカミュ!武昭!!」
「分かっている!アイオリア!着いて来れなくとも我らは待つ様な事はしないぞ!!」
「当たり前です!俺だってそれなりに鍛えてるんですから!!」
3人は駆け出して行ったが他の皆は、その速さに追いつけなかったので今の自分達が出せる速度で駆け出した。