武昭達はムウに連れられて白羊宮内にある部屋に来ていた。
「ふぅ……とりあえずは、こんな所で大丈夫だね」
「束さん、武昭は大丈夫なんですか?」
「うん、出血は多かったけど止血はされてたから問題ないよ。しばらくの間は安静にしてないと駄目だけど」
「そうですか……それで確かムウさんと言ってましたけど、なんでこんな事をしたんですか?」
束が武昭の治療を終えて状況を聞いた鈴がホッとした表情をしてると楯無が気になった事を尋ねたと同時に部屋にアイオリアとカミュが入ってきた。
「それに関しては俺達から話そう」
「アイオリアさん、それにカミュさんも」
「2人はどこに行ってたんですか?」
「うむ、それについては
アイオリアがそう言うと1人の男性が入ってきた。
「皆、初めてだな。俺の名前はアイオロスと言う。アイオリアの兄でもある」
「初めまして、私は凰鈴音って言います。そして彼が小宙武昭です。」
鈴が寝ている武昭の自己紹介をすると他の皆も自己紹介をした。
「それでアイオロスさんに聞きたいんですけど……なんで、こんな事をしたんですか?武昭が何をしたって言うんですか!?」
「それは
アイオリアは声を荒げた鈴に冷静に話した。
「俺もその事を兄さんから聞いた時は、ここに居た理由にも納得が言ったんだ」
「それで私達がここに来た理由は武昭を
カミュの言葉に黙ってうなづいたアイオロスが武昭に近付いて手を翳した時だった……
「え?……凄い……アイオロスさんの小宇宙を感じるけど……武昭が使ってるのとは何か違うわ……」
「そうなの?鈴ちゃん」
「(ほう……どうやら彼女も聖闘士としての素質はあるみたいだな)よし……」
アイオリアの手から光が出て武昭に照らされたのを鈴だけはそれが小宇宙だと気づいていた。
「ん……あれ?……ここは……アイオリアさん……カミュさんに……あなたは……」
「こうして会うのは初めてだな、俺はアイオリアの兄のアイオロスだ」
「あ、はい初めまして……会うのは初めてですけど
「そうか……それで体の方はどうだ?」
アイオリアに言われて武昭が体を確認していた。
「はい、傷は残ってますけど歩く程度なら問題ない感じです。それに小宇宙も回復してます」
「あぁ、それは俺が小宇宙を分け与えたからだ、それで目を覚まして直ぐなんだが来て欲しい所があるんだ」
「来て欲しい所……それは俺達がここに来た事と関係があるんですね?」
武昭の言葉にアイオロスは黙ってうなづいた。
「分かりました、じゃあアイオロスさんの言う通りにします……あっ、鈴達はどうする?」
「それに関しては問題は無い……
部屋に1人の男性が入って来るとカミュが声をかけた。
「おぉ、ミロではないか。それよりもその言葉は本当なのか?」
「そうだ、だから彼女達が一緒でも大丈夫だ」
「なら
アイオロスの言葉に武昭達は後をついて行った。
武昭達はアイオロス達黄金聖闘士達の後ろをついて十二宮を上がって行ったが……
(上に行く程に強大だけど凄く優しい小宇宙を感じる……どうやら鈴も俺と同じ様に感じてる様だな)
武昭が鈴の顔を見ると軽く汗をながしていた。
そんな中アイオロス達に連れてこられたのは大きな扉の前だった。
「失礼します、射手座の黄金聖闘士アイオロス、彼等を連れて来ました」
(そうですか……ではお入りなさい)
扉から女性の声がしたがその声からは謎の迫力が感じられた。
許可を貰ったアイオロス達が部屋に入ると大きな玉座に1人の女性が座っておりその前の通路には数人の黄金聖闘士が左右に整列していた。
「ア、アイオロスさん……彼女は………もしかして……」
武昭達が無意識に敬意を表して膝をついて女性の事を聞こうとしたが……
「小宙武昭よ……あなたは、まだ聖闘士ではないのでその様にしなくても構いません」
「は、はいっ!分かりました!!」
女性に言われた武昭は慌てて立ち上がった。
その後、武昭達と一緒に来た黄金聖闘士達が他の黄金聖闘士達が居る場所に立つと女性が口を開いた。
「それでは私の事を教えましょう……私の名前は城戸沙織と言います……そしてこの世界での女神アテナでもあります」
「やっぱり、そうでしたか……
武昭はアテナの言葉に何処か納得すると気になっていた事を尋ねた。
「それで女神アテナに聞きたいんですけど………なんで、この世界に女神アテナやアイオリアさん達黄金聖闘士がいるんですか?」
「えぇ……それを説明するには、ある者達を呼ぶ必要があります……サガ……」
アテナが言うと