武昭が束と知り合ってから2~3ヶ月経ったある日の事……
「束、お前にしては珍しいな、私や一夏以外の知り合いを作るとは」
「えっ?千冬さん、どう言う事ですか?」
束に呼ばれた武昭は先に来ていた千冬と会って驚かれていた。
「あぁ、コイツは自身が興味を持たなければ他人とは関わろうとしないんだ」
「って事は俺は何か興味を持たれたって事なんですね」
「そうだ、それで束、なんで私達を呼んだんだ?」
「フフフ、それは“コレ”を見せる為だからだよっ!」
束が何かに掛けられていた布を取ると白を基調としたパワードスーツが台座に鎮座していた。
「コレは束さんが開発したパワードスーツ!名付けてインフィニット・ストラトス!!」
「インフィニット・ストラトス……無限の成層圏って意味ですか?」
「うん、タッくんの意味でも合ってるけど私としては成層圏より空って方で呼んで欲しいんだよね」
「無限の空……まさか、コレで空を飛べるのか?」
「そうだよ、ちーちゃん、私はこの子と共に、あの大空を……そしてその先の宇宙に行ってみたいんだ……」
束の表情は純粋な子供の様だった。
「そうなのか……で私達に何をさせたいんだ?」
「まずは、ちーちゃんだけど、この子に乗って動作確認をして欲しいんだ」
「な!?何で私なんだ!お前でも良いだろう!!」
「うーん、束さんも最初はそう思ったけど、やっぱりちーちゃんの方が運動神経が良いからお願いしたいんだ」
「束さん、俺は何をするんですか?」
「それでタッ君にはちーちゃんが動かしてる時のデータ収集を手伝ってほしいんだ」
「俺は構いませんけど……千冬さんは……」
「そうだ束、武昭ではダメなのか?この……インフィニット・ストラトスを動かすのは」
「そうなんだけど……タッくんには大き過ぎるんだよ 近くに行ってみてくれるかな?」
武昭がISのそばに行くと機体の方が大きくダボダボな感じだった。
「うむ……その様な事情ならば仕方ないか……こうか?」
「うん、両手足を入れてくれたら自動的に装着されるから」
「それで束さん、この剣みたいな物は何ですか?」
「ん?剣だよ」
「何でこんな武器が付いてるんですか?」
「あぁ、それは宇宙とかのスペースデブリが接近した時とかに破壊する為の物だよ」
「そうなのか、それでまずは何をするんだ?」
「うん、最初はね……」
千冬は指示通りに動作確認をし武昭は束と一緒にデータを調べていた。
終わった後……
「それじゃ、また頼みたい事があったら連絡するからねー」
「はい、分かりました」
「今度は、もっと楽な事をやらせろ」
3人は、そのまま別れて帰宅した。