一年戦争だけで終わらなかったんだけど…   作:suzumi

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一年戦争編
1話


おっすおらジェイク・ハートランド!

 

訳あって連邦軍の特殊部隊の隊長になっちゃった!

 

いきなりなんだって?俺自身もよく分からないよ。

 

ただなんとなく覚えていることは前世はブラックに勤めてしまってエナドリ漬けで働いていたらいつのまにか死んじまってた事と前世はガンダムオタクいわゆるガノタだった事だ。

 

その中でも矛盾が山ほど出て来るとはいえオリジナルのゲームシリーズ。

特にPS2のガンダム戦記が1番好きだった。

 

ノエルたん可愛いよとか妄言をのたまったりしたものだが働き始めると共に徐々に時間と気力が削られていったからやっていなかった。

 

それは正直思う事がないでも無いけどちっちゃくなってた時点で諦めはついたんだが、気づいた。

 

宇宙世紀0068に小学生になっていた。

 

なるほど…ここはガンダムの世界線か…。

 

なんて冷静に焦っていたんだがよく考えたらあれだ。

 

開幕人生ハードモードが確定するアーマードコアや同じ宇宙世紀でもロクな目に合わないのが確定するVガンダムあたりじゃなくて良かった…。

 

なんて絶対に言えないよ!?少なくとも今後70年くらいは戦争戦争アーンド戦争の世界史もびっくりな密度で戦争が起こるからね!

 

まぁそれは一旦置いておいてそれでも大丈夫だとタカを括っていたのだ。

 

ジェイク・ハートランドなる人物は一年戦争にはもちろんその後の歴史にも出てこないからもうこの後はアナハイムの偉い人の靴の裏を舐めて全力で媚びへつらいながら生きていくしかねえなと覚悟を決めて戦争に全力で関わらないと覚悟を決めていたのだが、その考えが甘かった。

 

そう、よく考えるべきだった。

 

ハートランド少将なる人が親父だった事。

 

転生特典かどうかは知らないがこの体は性能が半端じゃなく一度見聞きした事なら大体出来るくらいの廃スペックだった事。

 

そして声帯が死んでいるのかと錯覚するくらいに喋れない事、硬い口調ならすんなり喋れるのだがふざけた事は本当に何も言えない。

転生した時のバグじゃなかろうか。

 

まぁ顔も良いし適当に営業マンでもすっかなー。頑張ればいけるでしょなんて雑に考えていたのがいけなかったのだろう。

 

親父の手引きで士官学校に入学させられてしまった。

 

仕方ないやん、本当にあ、洗濯物干しといたよーというノリで願書出しといたよーと言われたのである。

 

ここで落ちておけば良かったのだがこの頃には家族に情が湧いていて親父にも恥をかかせたくなかったからつい勉強してしまった。

 

その結果合格。

 

そして周囲の期待がプレッシャーになり1位をキープする事を強制され最終的に0078年に士官学校を首席で卒業。

 

79年に戦争が起きるあたりは記憶の通りだった。

 

その後ジャブローに呼び寄せられて急に新型兵器のテストをしてもらいたいとかでプロトタイプガンダムに乗せられたあたりでようやく気づいた。

 

俺隊長やん。喋られへん隊長やん。

 

なんでや工藤!なんで無口な廃スペック隊長になってしまったんや!

 

<坊やだからさ…

 

誰だ今の。

 

というわけで3ヶ月ほど基礎動作を入力してはテスト、入力してはテストのトライアンドエラーに付き合わされた。

 

0079の6月頃だったな…という事は基本OSとかにも関わりそうだな…。

なんかすごい事をしてる気がする…。

 

それで終わったと思っていたら急にレビル将軍から辞令が下った。

 

 

「ジェイク・ハートランド少尉を中尉に任命し新設するMS特殊部隊第3小隊の小隊長に任ずる。」

 

はい、ノエルちゃんが部下になりますよ皆さん!

 

なんて喜べたら良かったんですが流石に無理ゲーですよ。なんだ中尉って。

 

いや、ゲームでやるのはグフとか出てきてたから結構後半でMSの研究も多少進んでる頃なのに時期が変わってしまってこの設立スピードの速さですよ。

 

俺の記憶が正しければGMとガンタンクが初期機体だった筈なんだが。

 

まだ6月下旬だよ。GMどころかガンダムすらプロトタイプしか出来てねえよ。後はなんか余ったパーツで出来た陸戦型系。

 

それでこの設立スピードって連邦でMSを使う部隊で最初期も最初期になるんじゃないのこの部隊。

 

これだったら最初っからガンダムくれても良いのにプロトタイプガンダムは取り上げられて陸ジムで参戦ですよ。あーあ…。

 

なんだよ「陸戦型GMは今後の量産機の前身になるであろうMSだ。この機体でデータを取ってくれれば君の後に続く者の道標になるだろう。」ってじゃあ学習型コンピュータ載ってるガンダムの方がいいのでなくて!?

 

…そして今日が、部隊発足の日である。

 

あー、しんどいな…。

 

「今日からこの部隊のオペレーターを努めます。ノエル・アンダーソン伍長です。

隊長、これからこの部隊は戦線の要になるMSを最初期に運用した栄えある部隊の1つになります。

必ず、生きて帰ってきてくださいね。隊長クラスのパイロットなんてこの先10年は見つからないんですから。」

 

なんでこんなに好感度高いのん…?

 

「ジェイク・ハートランド中尉だ、これから君達の指揮を執る…執るのか?

それと買い被りすぎだ。

俺位のパイロットなどそう経たないうちに出て来るだろう。」

 

いっぱい出て来るよね〜アムロとかカミーユとかジュドーとかそれこそガンダムシリーズの数だけ出て来るよね〜。

 

「隊長で買い被りなら他のMS乗りなんて猿真似になっちゃいますよ…。」

 

あれ?そういえばユニコーンとかどうなるんだ?

 

年表的に考えてそんなに離れてないよな?

 

嘘だろ下手すっと連邦にいるならそれも鎮圧しなきゃいけないのかよ。

 

というか終わったらスターダスト始まってZにいっちゃうんじゃん。

 

ダメじゃん。本当にダメじゃん。

 

…どうやってエゥーゴに行こうかな…。

 

 

 

 

あの人はどうしてあんな事が言えるんだろう。

 

MSのOS製作時にテストパイロットを務めて技術チームの無茶でしかない要求を完璧に熟した人なのに。

 

普通重力下の状態でバレルロールなんて出来ないのに、隊長は平然と回避行動のパターンを入れるんだよな?と確認を取った後に実行した。

 

余りにも平然としたまま行うものだから起動試験時にパイロットにも同じような要求がされてしまってテスト機だったプロトタイプガンダムがパーツ交換の憂き目に遭ったのは手痛い損失だった。

 

そんな事を平然とOSが未完成の時にやってしまった隊長は非凡の極みだとやはり思うのです。

 

だから私はここの部隊のオペレーターに志願したのです。

 

あの人の側にいればMSの進化を間近で見れると感じたから私は今ここに居ます。

 

なんだかおかしい。これはまるで一目惚れしちゃったみたい。

 

 

 

 

私ジョン・コーウェンが初めて彼に会ったのは79年の6月中旬あたりだったか。

 

まだ准将だった私はレビル将軍にMS開発の進捗確認の同行を命ぜられた時、柄にもなく大はしゃぎをしてしまった。

 

何せハートランド少将の秘蔵っ子がテストパイロットを務めていると聞いていたからな。

 

パーシング・ハートランド少将も1年戦争を息子と共に駆け抜けた英雄であった。

 

ジェイク中尉がMSの鬼才、戦士としての到達点であるならパーシング少将は戦術の鬼才だった。

 

いかに味方の損害をなくし敵に甚大な被害を与えるかに注力し、彼の作戦に従えばヒトツメも戦車で殺せるとは前線の兵士の合言葉だった。

 

だが2人とも政治的な駆け引きは全くしなかった辺り、やはり血筋なのだろうな。そこは奥方や私がカバーせねばならなかったが…。

 

それはそれとして、OSの調整作業とはあそこまで過酷なものだったのだな。

 

仮想敵がいると仮定し最適な射撃姿勢を取れるようにパターンを数百通り入力したり、格闘をしなければならない状況下でどうすれば隙を無くしながら破壊するかなどを技術者と激論を交わしながら動きを作り上げていく中尉は、やると決めたら意地でも引かないパーシング少将の血を継いでいるのだと再確認出来た。

 

だが、やはりというべきだろうか…人間とは随分と疑心暗鬼が酷いものだな。

 

居なければ私達が生きていられるか分からなかった英雄を平然と切り捨てるような真似をするとは。

 

私の権限が及ぶ範囲でやるだけやるが…バスク・オムの追求が思ったより激しい。彼らを守り切れるのだろうか…。




1/31年齢がおかしいと再三言われたので編集しました

更新の感覚が空くなら

  • 時系列順で各戦争のイベントだけ抜き出せ
  • 時系列関係ないからMS開発の部分書け
  • とりあえず続きをだな…?

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