一年戦争だけで終わらなかったんだけど…   作:suzumi

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おやすみなので早めに投稿です


9話

さて、今日の特集はこの番組でも特に人気のあるコーナー。MSパイロット名鑑Next。宇宙世紀90年という事で大特番4時間スペシャルである今番組、その2時間位はこのコーナーに使う様にプロデューサーに進言しましたところ、使う使わないでスタッフ間で殴り合いの大戦争が起こった事は当局での伝説になるでしょう。

 

今回の特集は一年戦争の“白い悪魔”アムロ・レイでもジオンのエースの象徴“赤い彗星”シャア・アズナブルでも謎多きエース“真紅の稲妻”ジョニー・ライデンでもありません。

 

公式戦果はアムロ・レイに続く第3位ですが、そのキャリアの多くを教導隊隊長として費やしたために戦果を築き上げた期間は地球が主戦場であった時期のみ。その後もMSのエキスパートととして活躍し続けた

“連邦の戦神”ジェイク・ハートランド、

”戦神の弓“ラリー・ラドリー、

”戦神の盾“アニッシュ・ロフマンの3人で構成された最強部隊議論で必ず名が上がるデルタ第1小隊通称「デルタ・ガーネット」。

 

その隊長である彼が一年戦争中に率いた“戦争の勝敗を変えた部隊”と名高い「第1MS戦闘機動研究技術検証大隊」。そしてその流れを組むオーガスタ教導団。その基幹部隊であるMS教導群で彼と共にアグレッサーを勤める事を許された

”ブルーホーク“アラン・アイルワード、

”ポイズンアップル”リル・ソマーズ、

“アイアンマン“デニス・バロウの3人の第2小隊「デルタ・サファイア」

 

“フランベルジュ”カムナ・タチバナ、

”ミセリコルデ“シャーリー・ラムゼイ、

”ツヴァイヘンダー“パミル・マクダミルの第3小隊「デルタ・ペリドット」

 

以上の3小隊を根幹としたオーガスタ教導団は、基地閉鎖の時までエース養成所として機能していたそうで、訓練を修了すると連邦軍の中では階級が2つ程上と同じ待遇を受けるのだとか。理由は訓練修了者0人の年もある余りに過酷な訓練課程で、訓練中の事故によりトラウマを背負う訓練生もいるとか。

 

その様な戦士でありながら同時に教え育てる者であったジェイク・ハートランド、及びデルタ中隊の素顔に今回は迫っていきたいと思います。

 

「なぁノエル。」

 

「どうしたんですか隊長?特番を組まれる様な人間である事はとっくに理解してるでしょう?」

 

「隊長呼びはやめてくれ…。ちょくちょく俺たちは抜けて教導とかしてなかったはずなのにどうしてこんな事になってるんだろうな…。」

 

「仕方がないじゃないですか、アナタが戦果を挙げすぎるのが悪いんです。とりあえずアナタに教えられたって言っていれば箔がつくんです。そこにアナタが教えたという事実は要りませんからね。」

 

「んなこと言われてもなあ…現に教導隊じゃなくって特務隊で動いてる方が多かっただろう?なんでまたこんな嘘つかないといけないんだろうな…。」

 

「そっちの方が都合が良いからですよ。現に私達が関わった案件は表には出せないのが多いですから。後ろで後進を育てていた、そういう事にしておくと全部解決するんですから、そうしておきましょう。…それとも、また戦場に立っていたいですか?」

 

「…お前に危害が及ぶ可能性があるなら、何度でも戦場に行って帰ってきてやるさ。」

 

「ふふっ、信頼してますよ?隊長。…あら、起きちゃったみたいですね。」

 

「おとぉさん…おかぁさん…なんのはなししてるの…?」

 

「いい子は寝る時間だよ、エステル。お父さんと一緒にベッドに行こう。」

 

「やぁだ…おかぁさんもいっしょがいい…。」

 

「…ご指名だぞ、ノエル?」

 

「ふふっ、分かったわ。じゃあ一緒に行きましょうか。大丈夫よ、どこにもいかないから。」

 

「うそはだめなの…おとぉさんおほしさまといっしょにどこかにいっちゃうもん…。みどりのひかりといっしょに…。」

 

「大丈夫だよ。お父さんはどこにも行ったりしないから。…アナタ?どうしたの?」

 

「…いや、なんでもない。じゃあ今日は一緒に寝ようか。どこにも行ったりしないから。帰ってくるよ、約束だ。」

 

「やくそくだよ…?」

 

「ああ、約束だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…成る程な…オデッサでビッグトレーを沈めたフェンリルに第6MS機動試験小隊を殲滅したブラウアー隊か…、後から合流した3機はどこの所属だ?」

 

「北アメリカ方面軍に向かう第8輸送機中隊を殲滅した白い盾にジオンマークをマーキングした部隊と一致します。輸送隊をエスコートしていた36戦車大隊と第9MS試験群を殲滅した部隊ですね。部隊名は…“アイアス”。」

 

「ソロモン方面でサラミス二隻と宇宙戦闘機10機を落とした部隊です。やり手では有ります。」

 

「その3部隊に奇襲をされて損害はあれだけか…やはり彼らに任せて間違いではなかったな。だが…取り逃がした理由にある、隊長機2機の行動不能とはどういう事だ?」

 

「…ローレン・ナカモト技官の元で主導して後付けした教育型コンピュータが、それまで採用していたOSと噛み合わずにエラーを起こし、機体が強制停止を実行したためです。元よりその日は学習型コンピュータの機動実験と正常に動作するかの試験で有りましたので、この件については致し方が無いかと…。」

 

「2機の隊長機が停止した理由は分かった。なら何故同じコンピュータを積んでいたジェイク機が停止していない?コーウェン准将?」

 

「…それは…その…。」

 

「その点については私から述べさせて頂きます。」

 

「アニー中尉か、何故なのかね?」

 

「まずあの機体に搭載された教育型コンピュータの特性をご説明させていただきます。本コンピュータ、“RNT-01トレーサー”はパイロットの実戦、仮想訓練で得たデータをコンピュータに入力し、その上でパイロットの行動を予測し取り得る行動を狭め機体のレスポンスを上げるというシステムです。これまでは歩行、姿勢制御、飛行等の行動は全て機体側が自動で行なっていましたが、攻撃行動、特に格闘においてはパイロットが入力したコマンドを機体内のパターン化された行動で消化する形でして、大変柔軟性に欠けていました。そこで事前にデータを集めて、それをトレースする形で個人の動きに変えるというのがトレーサーシステムの概要です。今回の停止はOS側がパイロットの要求行動パターンを解析し続けた結果のエラーでした。」

 

「ではジェイク中尉は元から入力されたデータのみで戦ったと?」

 

「…いえ、トレーサーシステムを使わずにそのままフルマニュアルでの操縦を行い、敵機を撤退に追い込みました。」

 

「……ん?」

 

「ジェイク中尉は初期から入力されている動作パターンも使用せず、全ての行動をマニュアルで制動しました。まぁあれです、目隠しして飛行機を飛ばす様なものですよ。」

 

「…はぁつくづく規格外だな…彼は。」

 

「それを予見した貴方も大概なものですよ。ゴップ議長。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「襲撃は失敗したか…。連邦の技術は我らを超えたという事か。」

 

「ですが、ヒートホークなどの近接武器やザクバズーカなどの兵器は有効という事が分かっただけでも御の字ではないでしょうか。キシリア閣下。」

 

「本当に御の字と言うのか?我が軍で主兵装として広く普及しているザクマシンガンは効かないことが同時に証明されたのだ。それに有効な武装であっても近接戦ではこちらのMSは1発もらうだけで落ちるのだぞ?バズーカは弾速が遅く、回避に専念されれば避けられる代物だ。」

 

「地上方面では格闘戦を主体にした局地戦MSが開発されております。噂によればザクの運動性を軽々と凌駕するとか。」

 

「奴らは恐らくその先を行くだろうがな。…ツィマッド社が新機軸のMSを開発していたな?」

 

「熱核エンジンを使用したホバー移動を可能にする機体ですね。未だに試作段階で、マ大佐の統合整備計画の煽りを受け開発は難航しているはずですが。」

 

「ツィマッドの担当者にアポイントメントを取れ。私自ら出向こう。」

 

「閣下自らですか!?そこまでなさらなくとも…。」

 

「しなければならんのだ。…そして乱入してきたドズル兄様の部隊はどうなっている?」

 

「はい…現在はフェンリル隊と合同で動いているそうです。当面はフェンリル隊の指揮下に入り、ガルマ閣下のおられる北米で別れガルマ閣下の指揮下に移行する様です。」

 

「ドズル兄様は心配性の様だ…。他の連中の動向は?」

 

「修羅の双星がガルマ様の指揮下に入ったとの情報があったという事と…。」

 

「あの2人か…なかなか腕の立つパイロットだったな。」

 

「シャア少佐がサイド7にて連邦のMSと交戦したとの報告が。」

 

「機体の特徴は?」

 

「報告に上がっています通り、RXなる試作機の様です。フェンリル隊が交戦した少数機も同系統の機体と思われます。現在は地球に進路を向けているとの事です。」

 

「用心は…せねばならんか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はーい元気ィ?僕の名前はジェイクってんだ。

 

とりあえず色々訳わかんない連中を追っ払って一息つけたらと思ったら、昨日の今日で試作機が搬入されてきたんだ!

 

新しいガンダムタイプだって!いったい誰が乗るんだろうね!

 

ガンダム 4号機と5号機だって!サラブレッド隊に渡るんだろうなぁ!きっとそうだろうなぁ!

 

「どけどけー!我らが戦神様とタチバナ隊長の宇宙用の機体だぞー!完璧にチューンナップしてジオン野郎をボコボコにしてもらわなきゃならんからなぁ!!やるぞおまえらぁ!!」

 

「「「「「オッス!!!」」」」」

 

ふざけんなお前らNT-1仕様になっちゃうでしょうが今すぐ改造をやめんかダボハゼがぁ!!




アレックスが一機しかないから問題になるのであって地球で改修すればポケ戦が起こらないことに気づく。

そういえば活動報告でリクエスト的なやつ受け付けてます

更新の感覚が空くなら

  • 時系列順で各戦争のイベントだけ抜き出せ
  • 時系列関係ないからMS開発の部分書け
  • とりあえず続きをだな…?

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