NARUTO〜二人だけの奇跡〜 作:神崎理衣寐
そして、更新遅くてごめんなさい!
早く書けるように頑張ります…!
二つの影が、火影のいる部屋の窓の前でパッと一瞬消える。
そして、次の瞬間には、二つの影は火影の前へと現れた。
「暗部名天狐」
「暗部名翳」
「「只今任務を終え、帰還いたしました」」
「天狐…と翳か…ご苦労だったな」
「いえ…」
「して…二人は…どういう仲なのじゃ?」
「…はっ?」
どういうつもりだ…? じっちゃん。
俺が誰かと帰って来たから不思議に思ってるのか?
いや、でも今までだって、合同任務とか…で…って…あーーーーー!
翳とか自分でじっちゃんに名乗ってたから忘れてたけど、今、翳の姿シカマルじゃねーか!
…忘れてた……。
「いや…その、なんというか…?」
「あー、俺ら、ツーマンセル組むんで」
「「は?」」
いやいや、シカマル、何言ってるんだよ。
いや、まぁ確かに、自尊心の塊だったりする奴や、九尾を憎んでる奴らと組むよりは、何倍も…むしろ、普通にやりやすいだろうけど…。
「…翳…良いのか?」
「…何がだ?」
「分かってるだろ…」
俺は、九尾の狐の器なんだぞ。
見張りや護衛の何がいるはずだから、声には出さず、面を外さず、ただの沈黙によってそれを伝える。
というかシカマル…翳ってバラして良いのか?
「良いわけないだろ? 記憶操作は得意分野だ」
「…そうか」
俺の手は、血で汚れている。
真っ赤で、真っ黒で、醜い。
哀れとも呼べるほど、純粋なものは何も持って居ないし、生きたいとさえ思って居ない。
そんな俺とシカマルじゃ、釣り合うものも釣り合わない。
このままじゃ、俺がシカマルをタダでさえ暗部にいて闇に染まりかけて居るというのに、そんな手間や時間を省いて、光に戻れない闇の最深部まで高速エレベーターに強制的に乗せてしまうようなものだ。
それを、よくもまぁ、シカマルは分かってるくせに公言したものだ。
そしに、三代目も分かっていて許容するとは、なんとまぁ…。
「…はぁ」
俺はため息をつくと、シカマルによる『洗脳操作』の術が終わるのを待つ。
逃げたくても、影を止められた暗部たちは動くこともできないだろう。
そして、シカマルは術を終えた一瞬の隙に、俺のよく知る暗部の見た目に姿を変え、黒鳥の面を付けた。
これでもう、今夜のことを覚えて居るのは、俺とシカマルと三代目の3人だけということになる。
「して、ナルトもそれでいいんじゃな?」
「いや、その……」
いやいや、なんでそんな純粋な目ができるんだよ、ふりか? ふりだよな?
………。
……。
…。
『…ナルト諦めろ。無理だ』
「……はぁ。…分かりました。ー暗部総隊長天狐、暗部総副隊長翳とツーマンセルを組むことを申請いたしますー」
言霊に乗せて、三代目に許可を願う。
その横で、シカマルも同じように申請をしていた。
もう、どうなってもしらねーからな!