絶対に笑ってはいけない来良学園24時   作:嵐牛

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p.m13:00 ②

青葉 「あれにはそんな怯えなくていいか……何されるか分からないけど」

 

青葉 「一応距離をおこう。これはどこかに隠れるのも手か?」

 

 

池 「」

 

 

青葉 「池か……あの辺の木陰なら」

 

池 「」 ザバッ!!

 

 

日高昆布 「…………」 ポタポタ

 

 

青葉 「……最っ悪どっから来てんだ!!」 ダッ

 

日高昆布 「」 シュタタタガシッ!!

 

青葉 「あーっ、もう、あー」

 

日高昆布 「────ッ」

 

コンブスパーン!!

 

青葉 「あだぁあ!!」

 

青葉 「~~~~~来るかねあんなとこから……!」 ダッ

 

 

 

幽平 「そっちは大丈夫?」

 

誠二 「ええ、何とか逃げ延びてます」

 

幽平 「さっき池の中から鬼が飛び出すのを見たよ」

 

誠二 「………本当ですか、それ。安全な場所なんてないじゃないですか」

 

幽平「さあ、どうだろう」

 

幽平 「…………、」

 

デブ 「…………」 ソローリ

 

幽平 「…………」 ダッ

 

誠二 「?どうかしまし……」

 

デブ 「…………」 ボテボテガシッ

 

誠二 「えっ!ああっ!?」

 

幽平 「…………」 コッソリ

 

誠二 「ちょっ、汚くないですか羽島さ」

 

デブ「────ッ」

 

バッチーン!!

 

誠二 「ビンタァッ!!」

 

誠二 「~~~デブはビンタか………」

 

誠二 「……羽島さん汚いな………」

 

 

 

幽平 「危なかった。鬼が増えるごとに逃げるのも難しくなる」

 

幽平 「いや、校舎の中に逃げるって手もあるかな」

 

 

幽平 「二階なら比較的安全なはずだ」

 

幽平 「ん?」

 

?? 「…………」 ダッ

 

幽平 「そんな事はなかったかな」 ダッ

 

?? 「…………」 シュタタタタ!!

 

幽平 「速いな、やっぱり」 タタタタタ

 

幽平 「あれ何て書いてあるんだろう。キ……えっと」

 

キ? 「…………」 ガシッ

 

幽平 「捕まった。何されるんだろう」

 

幽平 「えっと………キ○タマシーン?」

 

 

キ○タマシーン 「…………」

 

 

幽平 「まずこれをまたぐのか」

 

幽平 「股下にあのボールがくるように位置を調節して」

 

幽平 「そしてボタンをおすとボールが射出され

 

キ○タマシーン 「…………」 ポチッ

 

 

ドシュッ

 

キンッッ!!

 

 

幽平 「………………」

 

幽平 「………………」 ピョンピョン

 

幽平 「………………」

 

幽平 「………………」 ピョンピョン

 

幽平 「………………」

 

幽平 「ふう。なんとか治まった」

 

幽平 「………………」

 

幽平 「俺は何でこれを引き受けたのかな?」

 

 

 

正臣 「………羽島幽平がキ○タマシーン」

 

帝人 「うそぉ!?」

 

正臣 「しかし予想以上にムッチャクチャやるな………事務所に訴えられたらどうすんだ」

 

帝人 「でも羽島さん自身が了解してるからそれは無いんじゃないかな」

 

正臣 「まぁ俺達が心配する事でもないか」

 

帝人 「…………あ、ちょっと正臣あれ!!」

 

 

四つん這い 「…………」 ダッ

 

 

正臣 「うわ来た逃げろ!!」 ダッ

 

帝人 「もうやだー!!」 ダッ

 

四つん這い 「…………」 シュタタタタ!!

 

帝人 「ああもう速いってだから!!」

 

正臣 「くそヤバい、捕まる!」

 

帝人 「ど、どうする!? どうやって逃げ

 

 

 

正臣 「おい、おい鬼! こいつこいつ、コイツ狙え! 足遅いからコイツ狙え!!」

 

 

 

正臣 「ははははは!!」

 

帝人 「……………」

 

帝人 「……………」

 

帝人 「え」

 

帝人 「嘘でしょ?」

 

 

♂♀

 

 

四つん這い『────ッ』

 

正臣『いだぁっ!! ごめんなさい!! ごめんなさあ"あっ!!』

 

臨也 「…………あーあ」

 

臨也 「悪いことは出来ないねえ、この世の中」

 

 

♂♀

 

 

帝人 「仲間を裏切ったらね、そういう事になるんだよ」

 

帝人 「僕は逃げられたからよかったけど」

 

正臣 「帝人。これは違うんだ」

 

帝人 「僕………、僕ずっと、正臣の事親友だと思ってたから!!」 ダッ

 

正臣 「待ってくれ帝人! もう一度チャンスをくれえええ!!」

 

 

 

帝人 「何で、何でこんな事に……」

 

帝人 「鬼ごっこって、こんなに辛いものだったっけ………」

 

?? 「…………」 ソローリ

 

帝人 「!?」

 

 

 

帝人<ウワァァァァァァ!!

 

青葉 「あ、先輩追いかけられてる………」

 

青葉 「…………うわ三体ともデブ」

 

青葉 「帝人先輩好かれてるな。デブに」

 

 

♂♀

 

 

誠二 「合流二回目だな」

 

正臣 「被害状況を聞くのも億劫だ」

 

青葉 「羽島さんのキン○マシーンは速攻で広まりましたけどね」

 

幽平 「………………」

 

帝人 「そろそろ限界近いよね。肉体じゃなく精神の方が」

 

誠二 「辛い割に得るものが何も無いのがな」

 

青葉 「『俺は何をやってるんだ』って何回考えたかわかりませんよ」

 

帝人 「本当にね。痛いし疲れるし、ひどい裏切りには合うし………」

 

 

────二十分経過しました。

────鬼、増員します。

 

 

帝人 「………鬼は増えるし」

 

正臣 「またきた………」

 

青葉 「今度は何がくるんだ」

 

 

QRRRRRRrrrrrrrr───

 

 

帝人 「…………」

 

正臣 「…………」

 

誠二 「…………」

 

青葉 「…………」

 

帝人 「………聞いた事のある生き物の声じゃなかった?」

 

羽島 「?」

 

青葉 「気のせいですよ。きっと気のせい」

 

誠二 「だけど今のは……」

 

幽平 「………」

 

正臣 「どうしたんすか、羽島さん」

 

幽平 「あれ」 ユビサシ

 

 

セルティ 「…………」

 

 

帝人 「あれヤバいんじゃないかなあれヤバいんじゃないかな!!」 ダッ

 

正臣 「バイク乗ってんぞオイ!!」 ダッ

 

誠二 「おあつらえ向きに黒いな!」 ダッ

 

青葉 「気のせいじゃなかった畜生!!」 ダッ

 

羽島 「…………」 ダッ

 

セルティ 「…………」 キュルルルルルルルル!!

 

誠二 「なんっっっっで俺なんだ!!!」ダッ

 

帝人 「うわ矢霧君の方いった」

 

正臣 「あれつまり首無しライダーが鬼って事だろ。何て書いてあった」

 

羽島 「よく見えなかったけど、『ド』なんとかって」

 

青葉 「………それって……」

 

セルティ 「…………」 キュルルルルルルルルガシッ!!

 

誠二 「すぐじゃないか! すぐ捕まったじゃないか!!」

 

誠二 「何て書いてあるんだ!? どうせろくでもない事が………」

 

誠二 「え?」

 

誠二 「…………『ドッキリ』?」

 

セルティ 「…………」 グッ

 

 

帝人 「ドッキリだって。ヘルメット外そうとしてる」

 

青葉 「なんだ矢霧先輩ラッキーじゃないですか」

 

正臣 「ホントに首が無いのは全員知ってるもんな────」

 

 

 

セルティ 「【やあ】」 ←首あり

 

誠二 「」

 

 

 

帝人 「!?」

 

正臣 「!?」

 

青葉 「!?」

 

羽島 「?」

 

 

♂♀

 

 

臨也 「え?」

 

 

♂♀

 

 

誠二「    ───────…………………あ! 判ったぞ!美香だ、美香だろお前!!」

 

美香 「あーバレちゃったかー!さすが誠二だね!」

 

誠二 「いや、正直心臓が止まりそうだったけど………どうだ折原さん、これで俺の愛はその程度なんてもう言わせないぞ………!!」

 

美香 「うーん、声の出し方とか頑張ったんだけどな。よしよし、いい子だねーシューター」

 

シューター 「Qrrrr───」

 

帝人 「ビックリした………張間さんだったのか………」

 

正臣 「なるほどなあ、確かにこりゃ立派なドッキリだ」

 

青葉 「それともう一つありますよ」

 

帝人 「もう一つ?」

 

青葉 「ほら、あの人、顔を『あの首』と同じ顔に整形されてますから」

 

正臣 「……ん? どういう事だそれ!?」

 

帝人 「あー、なるほど……首があったらあんな感じなんだね。セルティさん」

 

羽島 「…………?」

 

 

♂♀

 

 

チャリンコ1 「…………」 チリンチリン

 

ズムッ!!

 

青葉 「ぐえっ!」 ←仰向け

 

チャリンコ2 「…………」 チリンチリン

 

ズムッ!!

 

青葉 「ぐええっ!!」

 

正臣 「腹筋ないとキツいぞ腹の上をチャリ通過って」

 

誠二 「おい気をつけろ最後すごいの来る!」

 

チャリンコ3(ピザデブ) 「………」 チリンチリン

 

ズドムッッ!!!

 

青葉「ぐええええっ!?」

 

 

♂♀

 

 

帝人 「うわ、もー、うわー!!」 ダッ

 

青葉 「また帝人先輩追いかけられてるよ」

 

青葉 「今度は何に………」

 

デブ 「…………」 ボテボテボテ

 

青葉 「もういいですよ先輩とデブ!」

 

 

♂♀

 

 

帝人 「やめてよ……何で、何でこんな!!」

 

正臣 「やめろぉーーーっ!! やるなら俺をやれぇーーーーっ!!」

 

青葉 「くそ、こんな事が………許されるとでも思ってるのか……!?」

 

誠二 「その人は………その人はっ! そんな事をやっていい人じゃないんだぁぁあああっ!!」

 

 

鼻フック 「───ッ───ッ」

 

幽平 「……!! ……………!!!」

 

 

♂♀

 

 

正臣 「………長かったな……」

 

帝人 「うん、もうすぐ終わるね……」

 

誠二 「しんどい……」

 

青葉 「羽島さん今回フルコースでしたね」

 

正臣 「な。あんなバケモンに捕まって」

 

帝人 「ここに集まる時に『ちょっと待ってね』って言ってましたからね。三角木馬に」

 

青葉 「友達になってるじゃないですかバケモンと」

 

幽平 「………………」

 

誠二 「でも残り三分で何か鬼もいないし、ここでゆっくり」

 

 

プシューッ

 

 

誠二 「なっ!?」

 

幽平 「予告無しだね」

 

帝人 「うそでしょ、ここに来てそんな……」

 

 

法螺田 「オラァ! ブッ殺してやんよぉ!!」 ←巨大ハリセン

 

 

正臣 「…………」

 

帝人 「あれ、あの人どこかで」

 

青葉 「黄巾賊の……」

 

誠二 「知り合いか」

 

正臣 「………さてね、イイ感じの奴も来た事だし」

 

正臣 「ちょっと積年の恨み(ストレス)をな、発散させてもらおう」

 

法螺田 「デケェハリセンだぞああ!? ビビれよクソ共がよ!!」

 

正臣 「おら」 ムシッ

 

法螺田 「なっ!? テメェ返しやがれ──」

 

正臣 「っっっそぉい!!!」

 

バッシーン!!

 

法螺田 「いでぇぇええ!?」

 

正臣 「ふう………皆もどうだ?」

 

帝人 「あ、じゃあ……えい!」 バッシーン!!

 

誠二 「うおおお!!」 バッシーン!!

 

青葉 「おらあっ!!」 バッシーン!!

 

幽平 「……………」 ドッパーン!!!

 

法螺田 「いでえ!! いでぇよチクショオオオ!!」 バタバタバタ

 

誠二 「フルスイングでしたね羽島さん」

 

帝人 「悪いことしたかな」

 

青葉 「いいんじゃないですか」

 

正臣 「アイツには勝てるんだよな……」

 

 

♂♀

 

 

ガラッ

 

臨也 「やあ、お疲れ」

 

青葉 「……何で楽しそうなんだ、お前」

 

臨也 「別に? 君達の鬼ごっこの生中継をテレビで見てただけさ」

 

正臣「はぁぁああああ!? お前一人勝ちかよ!? 向こうは向こうでイヤな目にあってると思ってたのに!!」

 

誠二「俺達はそれだけを支えに一時間頑張ってたんですよ!?」

 

帝人 「そんな、あんまりじゃないですかこんなのって!!」

 

臨也 「………この一時間で歪んだなあ君達。ていうか俺に言われても知らないよ」

 

帝人 「う………」

 

臨也 「しかし羽島幽平、気の毒だったねえ。あれが俺だったらと思うとゾッとするよ」

 

正臣 「ああそうだ。今さっき羽島さんとルリさんが帰っていったんだけど」

 

臨也 「だけど?」

 

正臣 「最後捨てゼリフで『二度と出ない』って」

 

誠二 「ふww」

 

青葉 「っんんwww」

 

 

デデーン『矢霧、黒沼、アウトー』

 

 

誠二 「………っあー」 バシーン!!

 

青葉 「おうっ」 バシーン!!

 

帝人 「まあそりゃあ言うよね。そもそも出てる時点でおかしかったのに」

 

誠二 「今後バラエティの出演は敬遠しそうだな……」

 

臨也 「いやー、礼を言うよ皆。あれほど笑ったのは久し振りだ。お仕置きもなかったしね。やっぱり人間はいいなあ♪」

 

青葉 「……おい、臨也」

 

臨也 「なんだい?」

 

青葉 「……………」 バッ!!

 

 

シャツ『けら えいこ』

 

 

臨也 「ふふっw」

 

 

デデーン『折原、アウトー』

 

 

臨也 「あっ、もー! うぐっ!」 バシーン!!

 

青葉 「ざまあみやがれ」 モドシモドシ

 

帝人 「グッジョブだよ青葉君」

 

誠二 「しかしもう外も暗いが、次は何が来るんだろうな……?」

 

 

ガラッ

 

新羅 「やあ、皆」

 

 

誠二 「来た………」

 

新羅 「今から体育館で社会人講話があるから行くよ。なんとさる大企業の社長がお越しになられてるから、心して聞くように」

 

正臣 「へーいへい……」

 

青葉 「わかりましたよ……」

 

 

 

 

 

♂♀

 

 

誠二 「くそ、冷えるな体育館……」 ←半袖短パン

 

帝人 「いいかげん元に戻してくれたらいいのにねえ」

 

青葉 「あ、何か始まりますよ」

 

司会『さて、皆さんはこれから社会に飛び立とうとする小さな未来。今後の為に社会で働くかたのお話を聞くのは大変有意義な事です』

 

帝人 「あー、こういうのやるよね、学校って」

 

正臣 「大企業の社長なんて別世界の人の話聞いてもあんま意味なさそうだけどな、この場合」

 

司会『それでは拍手でお出迎えください。この日の為に来てくださいました、大企業《サイレントメイル》の社長様です!』

 

ガラッ

 

青葉 「あ、誰か来た─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平和島(へいわじま)静雄(しずお) 「─────ガァッデム!!!!」

 

 

 

帝人 「」

 

正臣 「」

 

誠二 「」

 

青葉 「」

 

臨也 「」

 

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