絶対に笑ってはいけない来良学園24時   作:嵐牛

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p.m18:00

♂♀

 

 

誠二 「しかし災難でしたね」

 

青葉 「よく首もげなかったな、お前」

 

臨也 「………喰らう瞬間に力が流れる方向に全力で首を回したからね。ある程度は威力を逃がせたんだよ」

 

正臣 「それでもあそこまで吹っ飛ぶんだな……」

 

臨也 「おかげで今ちょっとむち打ち気味なんだよね。ったく、これキッチリ治療してくれるん……………、あ」

 

帝人 「どうしたんですか?」

 

臨也 「今気付いた」

 

青葉 「何に」

 

臨也 「大企業サイレントメイル……。『(silent)』『(male)』だ」

 

正臣 「あー…………!」

 

誠二「フィールド オブ バタフライで『蝶野』と同じか……」

 

帝人 「大企業ピースアイランドとかなら解りやすかったですけどね」

 

青葉 「それだと臨也の奴が察して早々に逃げ出しちゃうからじゃ?」

 

ガララ

 

新羅 「やあ皆」

 

誠二 「もう岸谷さんが悪魔の使いに見えるようになってきた……」

 

臨也 「…………………」

 

新羅 「嫌だなあ臨也、そんな目で見ないでよ。さて皆、次は会議の見学に行こう」

 

青葉 「見学?」

 

新羅 「そう。この学園では定期的に先生達の間で会議が行われているんだけど、今日がちょうどその日なんだ。いい機会だから見学させてもらおう」

 

帝人 「会議ですか………」

 

青葉 「って事は」

 

正臣 「そうだな。いよいよ終盤になってきたらしいぜ」

 

 

♂♀

 

 

ガララ

 

新羅 「失礼します。ほら、皆入った入った」

 

帝人 「失礼しま………

 

 

竜ヶ峰(父) 「……………」

 

竜ヶ峰(母) 「……………」

 

張間(はりま)美香(みか) 「……………」

 

六条(ろくじょう)千景(ちかげ) 「……………」

 

ブルースクウェアD 「……………」

 

矢霧(やぎり)波江(なみえ) 「……………」

 

 

帝人 「えぇー………………」

 

正臣 「失礼しm…………」

 

誠二 「これは………」

 

青葉 「ちょっと……」

 

新羅 「ほらほら、早くイスに座って」

 

帝人 「は、はあ」

 

ガタタ

 

竜ヶ峰(父) 「ゴホン………えー、ではこれより、ヨードー黒光り来良学園定例会議を始める」

 

竜ヶ峰(父) 「生徒達が学業に励み、のびのびと学生生活を謳歌するには、そのための環境が必要だ。

しかし! その環境を自ら台無しにしてしまうような生徒も残念ながら存在する。

そんな生徒をマークしてリストを作るわけだが、何か情報を持っている人はいるか?」

 

臨也 「暴露ネタきた!」

 

正臣 「うわっいきなりキラキラし始めたこいつ」

 

帝人 「さっきまでイライラしてたのに」

 

青葉 「つーかこいつ情報屋ですよ。こいつ込みでこのイベントヤバくないですか!?」

 

帝人 「うわ最悪だ!!」

 

臨也 「早く聞かせてくれ」 ワクワク

 

 

波江 「じゃあ、私からいくわ」スッ

 

 

竜ヶ峰(父) 「うん。教えてくれ」

 

波江 「ええ。………ええと、まずこれは、企画の上で必要に駆られての事であって、決して私が人の悪口を言うのが好きな女という訳じゃない事をハッキリ言っておくんだけど…………」 チラッチラッ

 

誠二(何でチラチラ俺を見るんだろう?)

 

 

波江 「折原臨也という生徒の事なのだけど」

 

 

正臣 「おっ」

 

青葉 「期待できますね、これ」

 

臨也(へえ。何がくるのかな?)

 

波江 「彼はネット上で一つのチャットルームの主催者をやっていて、自分もそこに書き込んで誰かと会話しているの」

 

帝人(ああ、懐かしいな)

 

正臣(これか………)

 

波江 「私もそのチャットルームを見たことがあるのだけど…………ある日、私は見てしまったの」

 

竜ヶ峰(父) 「何を?」

 

 

波江 「………彼がチャットに書き込みをしている姿よ」

 

 

臨也 「あれ、これって」

 

 

波江 「…………彼は、二つの名前を使ってチャットに書き込んでいたわ。荒らしなんかじゃない。彼は……彼は…………」 ウルウル

 

波江 「自作自演をしていたの………!二つの名前を使って、会話の書き込みをして………まるで、誰かと仲良く喋ってるみたいに…………」 ジワッ

 

波江 「まるで………友達のいない寂しさを、誤魔化してるみたいに…………っ!!」 ボロボロ

 

 

帝人 「…………」

 

正臣 「…………」

 

誠二 「…………」

 

青葉 「…………」

 

臨也 「波江ェ…………」

 

竜ヶ峰(父) 「………以上、かな」

 

波江 「…………はい」

 

竜ヶ峰(父) 「その生徒は……保護観察にあたるとしよう」

 

臨也 「いや違うからね? そうやって演じた方が他人に与える印象を操作しやすいからで」

 

帝人 「今度、どこかに遊びに行きませんか」

 

正臣 「辛い事があったら言えよ」

 

青葉 「相談に乗る位ならできるからな」

 

臨也 「ちょっと待て。何で皆そんな優しい目をしてるんだい。だから俺は別に可哀想な子枠に入ってるんじゃ」

 

誠二 「折原さん。メアド交換しませんか」

 

臨也 「やめろ!!」

 

 

竜ヶ峰(父) 「では………他に何か知ってる人はいないか?」

 

美香 「はい。誠二の事で一つあります」

 

 

誠二 「お、俺だと?」

 

波江 「!」 ガタッ

 

竜ヶ峰(父) 「どんな事かな?」

 

美香 「えっと、つい最近の事なんですけど」

 

正臣 「これ聞く立場だとメッチャ面白いな」

 

誠二(大丈夫だ。俺は何もおかしな事はしてない……はず)

 

 

美香 「さっき誠二にドッキリを仕掛けた時の事です」

 

 

誠二 「え?」

 

青葉 「近っ」

 

美香 「あの時首無しライダー……セルティさんになりきって驚かせたんですけど、あの時、ヘルメットに小型カメラ付けてたんです」

 

竜ヶ峰(父) 「ふむふむ」

 

美香 「で、ドッキリを仕掛けた瞬間の顔を撮影しちゃったんですけど………それがこの写真パネルです」 ドン

 

 

誠二『』←トロ顔

 

 

デデーン『全員、アウトー』

 

 

帝人 「うわー……wwったい!」 バシーン!!

 

正臣 「男がその顔キツいってもう……くあっ!」 バシーン!!

 

誠二 「…………おうっ」 バシーン!!

 

青葉 「金輪際見たくない顔きたな……ふぐっ!」 バシーン!!

 

臨也 「これはちょっと……っく!!」 バシーン!!

 

 

誠二 「こうやって見ると我ながらキツいな………」

 

臨也 「ひどいなコレは夢に出るよ……。好きな男がこんな顔したら躊躇わず縁を切るべきだ」

 

誠二 「…………」 ズーン

 

美香 「大丈夫だよ誠二! そんな誠二も私は大好きだから!」

 

波江 「誠二、こんな女の戯れ言は無視しなさい。貴方を受け入れるのは私よ」

 

誠二 「やめてくれ……優しさが痛い……」

 

竜ヶ峰(父) 「その生徒には注意を払う必要があるな。他に何かあるか?」

 

 

ブルースクウェアD 「あ、じゃあ、はい」

 

 

竜ヶ峰(父) 「ふむ。誰の事かな」

 

ブルースクウェアD 「あー、黒沼青葉の事なんすけど」

 

青葉 「え 俺?」

 

帝人 「あ、ちょっと楽しみ」 ワクワク

 

青葉 「先輩!」

 

 

ブルースクウェアD 「っとぉ、まあソイツ、ウチのリーダー的な奴なんすけどぉ。

アジトにいた時に、だーれもいねえ部屋に青葉が一人でいたから、何やってんのかなーって見てみたんすよ」

 

ブルースクウェアD 「そしたら、あいつ……」

 

 

ブルースクウェアD「手鏡持って………悪っぽい笑顔の練習してたんすよねぇ………」

 

 

デデーン『紀田、黒沼、折原、アウトー』

 

 

正臣 「痛いww痛いwwwいたぁっ!」 バシーン!!

 

青葉 「何をバラしてくれてんだよ! っつあ!!」 バシーン!!

 

臨也 「プッフッハッハッハッwwwwあっく!」 バシーン!!

 

 

帝人 「ん、んー……」

 

青葉 「うわもう死にたい。うわー最悪……」

 

誠二 「元気出せよ」

 

 

竜ヶ峰(父) 「フフッ………他に何かあるか?」

 

 

青葉 「今ちょっと笑いましたよねあの人!?」

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