「「「───明けまして、おめでとうございます」」」
365日のサイクルは目瞬きの内に流れ去る。
飽きる事のない拙速と緩慢、人という名の歯車は変わりない明日を求めて日夜蠕動を繰り返す。
生きた歯車、と人間をそう例えるとするならば、街はいくつもの歯車で出来た群体だろう。
生まれ、朽ちて、零れ落ち、回り続ける歯車達は、今日も街を動かしていく。
時の経過に変質していく歯車達が、自分自身の変化によって、街がどう動きどこへ向かうのかもわからないまま────
───ただ自らの次へと向かい、カラカラ、カラカラ、カラカラと。
お尻をシバかれた回数───
──────299回。
『裏切りの夕焼け』
歌手:THEATRE BROOK
裏切りの夕焼け
やっかいに絡みつく那須島を
切り裂くようにして
贄川は叫ぶ 歌うように
blow up louder
知り合いのパンツはそこにある
blow up louder
償いは激辛チョコのかけら
ああ聖辺ルリ
美声のもやし
今 信じれば変わるのさ
けら えいこのサインも
臨也は何故かいない
地獄のような鬼ごっこ
幽平の玉を
マシンが蹴り上げる悪夢
fairyride
タイキック 徒橋は踏みこんだ
fairyride
帝人は激痛を癒せないまま
ああ静雄が来る
闇を抜けて
今 感じれば見えるのさ
わかりきったお約束が
ああ暴露で荒れる
口撃戦
今 辛すぎて叫ぶのさ
傷舐め合う黒歴史
ああオレたちにも意地ってモノがある
きっと誰にも負けはしないモノがあるはずさ
本当は無いと思えるコトがある
きっとでも価値はそこに必ずある
めちゃ汚い 腕相撲
おお朝日は昇る
年は明けて
今 感じれば見えるのさ
未来へ向かう あの明日
ああ朝日は昇る
水平線
今 信じれば変わるのさ
尻の痛み 笑顔へと──────
臨也 「………あー、しんどい」
臨也 「ていうか眠い。早く帰ろう」
臨也 「まったく新羅のやつ、今回の企画にどれだけ本気になってるんだい」
臨也 「羽島幽平や聖辺ルリ………百歩譲って粟楠会はいいとして、どうやって帝人君の両親を呼んだんだ」
臨也 「これはちょっと新羅の見方を改める必要が………」
臨也 「……………」
臨也 「そういえば……」
臨也 「今回セルティいなかったな………」
【終わり】