絶対に笑ってはいけない来良学園24時   作:嵐牛

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a.m9:00 ③

正臣 「押したらどうなるかわかんねーのがなあ」

 

臨也 「三段目………無し。四段目……無し。よし、俺は終わったよ」

 

誠二 「………俺か。はぁ」

 

青葉 「やるしかないですよ、もう」

 

誠二 「そうだな、いい加減腹を括ろう。……一段目」

 

ガラッ

 

 

パネル 「」 ←裏向き

 

 

誠二 「またこれか………」

 

帝人 「いや、でもこれ写真じゃないみたいだよ。絵かな?」

 

臨也 「覚悟だけ決めてひっくり返そう」

 

誠二 「そうですね。………いくぞ」

 

クルッ

 

 

パネル 「」 ←誠二の似顔絵(少女漫画風)

 

 

デデーン『紀田、折原、アウトー』

 

 

正臣 「耽美wwめっちゃ耽美wwwぐあっ!」 バシーン!!

 

臨也 「しかもww薔薇くわえてwwwあー!」 バシーン!!

 

誠二 「何だこれは……」

 

帝人 「すごい上手だなあ……うわ、スクリーントーン手書きしてる」

 

青葉 「感心が笑いを通り越しちゃいましたね」

 

臨也 「ん?隅っこにサインが……」

 

 

パネル 「『作:矢霧波江』」

 

 

臨也 「ブプッww」

 

 

デデーン『折原、アウトー』

 

 

臨也 「判りきってた事なのに!!ぐあ!!」バシーン!!

 

正臣 「何見たか知らねえけど、お前結構ゲラだよな。やっぱ」

 

誠二 「………じゃあ次いくぞ。……二段目、無し。三段目、無し。四段目……」

 

ガラッ

 

 

誠二 「…………」 トン

 

黄色スイッチ 「」

 

 

帝人 「三色揃ったね……」

 

臨也 「もういいんじゃないかな。開ける義理のない引き出しネタに付き合ってるんだから、スイッチくらい無視したっていいんじゃないかな」

 

青葉 「同意なのは癪だけど、そうもいかないだろ」

 

正臣 「舞台に立った役者の辛いところだな」

 

誠二 「とりあえず、俺はこれでノルマ達成だ。残るは………」

 

 

帝人 「…………僕か」

 

 

正臣 「さっきみたいなデカいリアクションはやめてくれよ」

 

青葉 「二次被害がこっちにくるんですからね」

 

帝人 「わ、わかってるよ。……い、一段目

 

 

ガrバチィィイイン!!

 

 

いだぁぁぁぁああぁああああっっ!?」

 

 

デデーン『紀田、矢霧、黒沼、折原、アウトー』

 

 

正臣 「言ったそばからお前ー!! っおう!」 バシーン!!

 

誠二 「今何が起きた!? ぐぅ!!」 バシーン!!

 

青葉 「凄い音しましたね……っあー」 バシーン!!

 

臨也 「……なんか俺連打されてないかい? あぐっ!!」 バシーン!!

 

帝人 「………で、電気がきた。取っ手、握ったら、電気きた」

 

青葉 「ああ……。かなり強かったみたいですね、電流」

 

誠二 「え、じゃあどうやって開けるんだその引き出し。触ったらバチンだろう?」

 

臨也 「靴で開けたら?靴底のゴムなら電気通さないだろ」

 

帝人 「そこまでして開けたいものじゃないんですけどね……。それしかありませんか。………よっ、と……」

 

ガラッ

 

帝人 「……無いですね」

 

正臣 「バッチーン喰らったんだから何かありゃよかったのにな」

 

帝人 「思わないよ。二段目……無し。三段目」

 

ガラッ

 

 

ビニール袋「」

 

 

青葉 「……何ですか、それ」

 

帝人 「………ビニール袋」

 

誠二 「ただの、って事はないだろう」

 

帝人 「いや、どこからどう見ても……あ。何か入ってる?」

 

ガサガサ

 

 

ゴミ 「」

 

 

帝人 「…………ゴミ、だね」

 

正臣 「ああ」

 

帝人 「…………フフッ」

 

正臣 「プッwフフww」

 

 

デデーン『竜ヶ峰、紀田、アウトー』

 

 

帝人「いでっ!!」 バシーン!!

 

正臣「っあー」 バシーン!!

 

青葉 「…………ゴミ、かぁ」

 

臨也 「馬鹿にされてるよ、君」

 

帝人 「ですかね……。じゃあ最後開けますよ。四段目」

 

ガラッ

 

正臣 「何かあったか?」

 

帝人「……これ入ってた」

 

 

封筒 「」

 

 

誠二 「大体何が入ってるかわかるな。ここまで来ると」

 

帝人 「そうかな? 中身出すよ」

 

ガサガサ

 

 

帝人「うわDVD入ってた……」

 

 

誠二 「やっぱりか」

 

臨也 「二枚あるね。『♂』と『♀』で分類されてる」

 

青葉 「もう嫌な予感しかしない」

 

正臣 「むしろ嫌な予感がしないものなんてないけどな、この企画」

 

帝人 「どうします?今見ます?これ」

 

臨也 「うーん……」

 

 

新羅 「やあ、皆」

 

 

正臣 「あ」

 

誠二 「岸谷さん」

 

新羅 「いやすまない、君達に学生証を渡し忘れてたよ。今から配るから、隣へと回していってくれないか」

 

臨也 「わかったよ。はい」

 

青葉 「ああ。どうぞ」

 

誠二 「ん。ほら」

 

正臣 「どーも。そらよ」

 

帝人 「ありがとう」

 

新羅 「全員に行き渡ったかな?じゃあ、まず最初のページを開いてくれ。君達の写真が本人のものかどうかを確認してほしい」

 

帝人 「はあ。……うん、ちゃんと僕だ」

 

正臣 「俺も」

 

青葉 「僕もです」

 

臨也 「俺もだね」

 

誠二 「…………………」

 

 

手帳 「」 ←グラビアアイドル(顔:誠二)

 

誠二 「…………フスッ」

 

 

デデーン『矢霧、アウトー』

 

 

帝人 「えっ?」

 

正臣 「ああ……」

 

青葉 「矢霧先輩でしたか」

 

臨也 「あらら」

 

誠二 「悪意あるだろう……ぐおっ!!」 バシーン!!

 

青葉 「いいスイングしてるなあ」

 

誠二 「っつ………ほら見てみろ。これ」

 

青葉 「いやいいですよ別に見たくなップフッwww」

 

 

デデーン『黒沼、アウトー』

 

 

青葉 「矢霧先ぱーい!! いづっ!!」 バシーン!!

 

臨也 「どれどれ………っ……」

 

正臣 「……よく作ったな、この合成写真(アイコラ)

 

帝人 「専門職の人いるよね」

 

新羅 「確認は済んだかい?じゃあ、今から最初の授業が始まるから皆ついてきてくれ」

 

帝人 「えー……」

 

誠二 「ここまででかなり体力使ったんだが」

 

青葉 「次は誰が来るやら」

 

臨也 「もう早く終わってくれ……」

 

正臣 「んじゃまぁ、行きますか」

 

新羅 「こっちだよ」

 

 

♂♀

 

 

臨也 「まあ、見ようによってはスイッチとDVDネタを回避できたって事にならないかな?」

 

青葉 「先延ばしにした、とも言えるな」

 

正臣 「俺はただ那須島が来ない事を祈るよ。ツボにはまりそうで」

 

帝人 「ん? ねえ、あれ」

 

 

女子生徒達 「」 ワイワイキャピキャピ

 

 

正臣 「………おい。あの中に顔見知りいるってやついるか?」

 

帝人 「んー、いないね」

 

青葉 「いませんね」

 

誠二 「……いないな」

 

臨也 「俺も」

 

正臣 「俺もだ。じゃああれは怪しいけどトラップとかじゃ──」

 

帝人 「あ、誰か来た」

 

 

三ヶ島沙樹「やっほー!」 トテトテ

 

 

正臣 「」

 

沙樹 「へへ。来ちゃった」

 

正臣 「」

 

沙樹 「おにぃ、お仕事がんばってね。ぷぅ♪」

 

正臣 「」

 

女生徒A 「沙樹ー、はやくー」

 

沙樹 「うん、今いくー」

 

正臣 「」

 

臨也 「……………」

 

正臣 「……」

 

臨也 「……………」

 

正臣 「………ブフッwwwふwww」

 

臨也 「プッwヒャッヒャッヒャッヒャww」

 

 

デデーン『紀田、折原、アウトー』

 

 

正臣 「ふざけんなぁぁぁぁあああ!!! ぐおあっ!!」 バシーン!!

 

臨也 「本っ当にやめてくれないかこういうの!! っあー!!」 バシーン!!

 

帝人 「今の誰だったんだろう」

 

青葉 「沙樹って呼ばれてたから、さっきの……」

 

帝人 「ああ……」

 

正臣 「もうヤダ。さっきの今でコレはねえだろ!」

 

臨也 「今さらだけどわかった。新羅は本気で俺達のお尻を壊しにきてる」

 

帝人 「なんか臨也さんが主に矢面に立ってる気がしますけどね」

 

青葉 「こいつよく笑いますからね。ある意味レアですよ、今みたいに真顔でいようとする折原臨也は」

 

新羅 「おーい皆ー。急ぎたまえよ、授業が始まっちゃうよ」

 

臨也 「よくもぬけぬけと……」

 

正臣 「一応言っとくけど、諸悪の根源お前だからな?」

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