カードファイト!!ヴァンガード 全ての物語のReLive 作:先導
さて、今回はカードショップヴォヤージュが出てくる話です。
それではどうぞ!
宣戦布告!!ショップ対抗戦
惑星クレイに存在する海洋国家メガラニカ・・・その大海原に、2つの船が衝突しあっている。そう・・・今現在2つの船にそれぞれの代表者が対決しているのだ。
「我ら不死身の海賊団の敗北はない!かかってこい!!」
1つの船は幽霊船・・・7つの海をまたにかけ、深海の魍魎たちが集う不死の海賊団・・・グランブルー。
「無敵の海軍に挑むとは、愚かな」
もう1つの船は軍の艦隊・・・7つの海を轟かせ、絶対正義を掲げる無敵海軍・・・アクアフォース。
「勝利の風よ・・・吹け!!」
アクアフォース代表の竜は嵐を海賊船に向けて放った。この嵐によって、海賊船は沈んでいく。
「例え今は敗れようとも、我らは何度でも蘇るのだ!!」
グランブルー代表の船長は船に沈み際に高らかにそう口にした。
そして・・・このイメージが終わり・・・ヴァンガードの最大級の大会、アジアサーキットの決勝の決着がついた。1人の男性のダメージが6となり、対戦相手の少年が勝利を納めた。
「決まったーーー!!優勝は、香港代表、蒼龍レオン選手!!」
『おおおおおお!!』
「準決勝で地元日本代表、光定ケンジ選手を、決勝でも、同じく日本代表大文字ゴウキ選手を下し、見事に、ヴァンガードファイト、アジアサーキットを制しました!!」
優勝者である金髪の少年、蒼龍レオンの優勝、白熱したファイトによって会場は観客による大歓声が広がっていた。
イメージ7「宣戦布告!! ショップ対抗戦」
カードキャピタルにて、いつものメンバーたちはそのアジアサーキットの光景を店のテレビで見ていた。大会の迫力にほとんどのメンバーは圧倒されている。
「すごく大きな大会なんですね、アジアサーキットって」
「君たちがここに通うようになった時には、エントリーは締め切られてたんだ。残念だよなー。出てほしかったなー。お店の宣伝にもなったのにー」
アイチとシンがそう話している間に、テレビでは表彰式の様子が映されている。
『表彰式のプレゼンターはオフィシャルサポーターとして大いに盛り上げてくれた・・・ウルトラレアの3人です!』
3人組のアイドルグループ、ウルトラレアの登場により、歓声も大きくなり、いつものメンバーの一部も歓声を上げている。
「「うおおおお!!レッカちゃーーん!!」」
「はぁ、井崎も稲永もわかってないなー」
「そうそう。ウルトラレアといえば、スイコだ」
「何言ってんだよ。コーリンちゃんが最高に決まってんだろ」
「そうそう☆こればっかは譲れないよねー☆」
井崎と稲永はツインドリルの少女、レッカを、メグミと三和は水色の短髪の女性、スイコを、森川とシズクは金髪の長髪でその髪を短めに結んでいる女性、コーリンを推しており、その食い違いによって互いに睨みあっている。そして、どういうわけかウルトラレアのそれぞれの推しのメインカラーの法被を着てそれぞれの推しを応援する6人。
「ここ、アイドルショップじゃないんだけど。出禁になりたいの?」
「「「「「「・・・・・・」」」」」」
ミサキの出禁という言葉に反応して6人はすぐに黙り込んでしまう。
「まったく、アイドルなんぞに現を抜かしてからに・・・」
「お前はミサキラブ度が高いからなー・・・周りが引くくらいに」
ソウジの呆れたような顔にカズヤは若干ながら引いた顔でそう言った。
『蒼龍レオン選手は12歳!アジアサーキット、最年少優勝記録を打ち立てみゃしたー!』
「・・・まさか、あんな小学生にゴウキが負けるなんて・・・」
「なんだ?あのバンダナの奴と知り合いか?」
カムイが蒼龍レオンと戦った相手、大文字ゴウキを知った風な口ぶりにカズヤはそう尋ねる。
「はい。前に通ってた"ヴォヤージュ"っていうショップで・・・」
「ポタージュ?」
「食い物の店か?」
「ヴォヤージュっす!カードショップヴォヤージュ!」
カムイはカードキャピタルに来る前の出来事、ゴウキと出会った時のことを話す。
「ヴォヤージュはここらで1番でかい店なんです。そこで最強のファイターになることが、強くなる近道だと思って・・・」
「なるほど。それで1番強いゴウキとファイトしたってわけか」
「はい。ゴウキはマジで強かった・・・俺じゃ全然歯が立たなかった・・・。そこで俺はゴウキを倒すためにヴォヤージュに通うようになったん・・・です・・・けど・・・どうしても勝てなかった。だから、このままじゃだめだと思って・・・」
これまでの話の流れでカムイはゴウキに言ったのだ。ゴウキを倒すまではヴォヤージュには戻らないと。
「ヴォヤージュか・・・行ってみたいなぁ・・・」
「ちょっと!アイチお義兄さん!他所の店に行くなんて話、ミサキさんに聞かれたらまずいっす!」
「げっ・・・今の、聞かれてねぇよな・・・?」
3人は恐る恐るとミサキの方を振り返ってみると、ミサキは本を読んでいて、話は聞こえていなかったようだ。それには3人、一安心。
「それに俺、宣言したし・・・ゴウキに勝てるようになるまで戻らないって・・・」
カムイは再びテレビに視線を戻す。
「アジアで2番目に強いファイター・・・」
「イメージしてみたら?あの人に勝つ自分の姿を」
「ゴウキに勝つ俺の姿・・・?」
アイチに言われたとおり、カムイはゴウキに勝つイメージを浮かべてみるが・・・
「うわあ~!ダメっす~!負けた姿しかイメージできないっす~!」
「どうしたらそんなケツを抑えるイメージができるんだよ・・・?」
負ける姿しかイメージできず、お尻を抑えながらゴロゴロと地団駄を踏むカムイにカズヤは少し呆れる。
「こんにちは。何やってるの?」
そこでちょうど店に入ってきたエミがアイチにそう尋ねてきた。
「カムイ君が通ってたお店に連れってってもらおうと思ったんだけど・・・」
「へー、私も行きたい!」
「でもカムイの奴は・・・」
「喜んで案内しますよ、エミさん!!」
「え?」
「は?」
エミから頼まれればすぐにでも案内しようとするカムイの姿にアイチとカズヤは少し苦笑いを浮かべる。
☆
翌日、カムイにヴォヤージュを案内してもらうことになり、今現在は駅前でアイチとカズヤ、エミがカムイの到着を待っている。
「待ち合わせ場所、ここでいいの?」
「そのはずだけど・・・」
「寝坊か?」
3人はまだ来ていないカムイを気長に待っていると・・・
「エミさん!」
「ん・・・きゃあ!」
「俺っすよ、エミさん!」
マスクと伊達メガネをつけ、つんつんとはねた髪を無理やり抑え込んだ姿のカムイがやってきた。
「カムイ君⁉」
「どうしてそんな格好なの⁉」
「え・・・ええ、まぁ・・・いろいろありまして・・・」
「いろいろってなんだよ?」
「そ、その・・・じゃ、じゃあ行きましょうか!」
いかにも不審者極まりない恰好を尋ねてもごまかされるが、ようやくヴォヤージュへの道のりを歩く4人だった。
「大文字ゴウキさんに会えるかな?」
「決勝の翌日だし、さすがに今日は来てないんじゃないかな?」
「そういうもんかねぇ?」
4人はそんな会話をしながらカードショップヴォヤージュに向かっていくのだった。
☆
一方その頃、カードショップヴォヤージュのファイトスペース、ファイト台の前に、アジアサーキットを準優勝で納めたバンダナを頭に巻いた青年、大文字ゴウキが立っている。ファイト台には彼のデッキがきれいにまとめている。
「ゴウキさん、そろそろお時間です」
「うむ」
ゴウキは薄青緑色の髪の天然パーマで首元にバンダナを巻いている少年に呼ばれ、デッキを持ってファイトスペースを出ていった。
☆
数分後、アイチたちは目的地であるカードショップヴォヤージュの入り口前にたどり着いた。カードキャピタルと比べたら、やはり大きい店だ。
「ここがヴォヤージュ・・・」
「キャピタルと比べたらでかいな・・・」
「・・・俺は、外で待ってるっす。3人だけで入ってください」
カムイは入るのが気まずいのかそう言った。
「どうして?一緒に入りましょうよ」
「ちょ・・・ちょ、ちょっと、エミさん!」
だがエミはカムイの手を取り、ともにヴォヤージュの扉まで連れていかれる。4人はヴォヤージュの中に入っていくと・・・
「待っていたぞ!!」
なんとゴウキが待ちかまえていたかのようにそこにいた。
(待っていた⁉ゴウキは俺たちが来るってわかってたのか⁉なんで⁉情報が漏れたのか⁉ていうか、悪いことしに来たわけじゃないぞ?)
カムイはゴウキが言った発言が気がかりに感じていたが、長い沈黙が流れ、そこに薄青緑色の髪の少年が現れ、ゴウキに声をかける。
「あの・・・ゴウキさん・・・この人たちは、違いますよね・・・?」
「うむ・・・すまん!人違いだ!」
「そ、そうですか・・・」
どうやらゴウキは別の誰かを待っていたようで、偶然間が悪く、アイチたちが店にやってきたというようだ。
「お騒がせして、すみませんでした。あ、僕はこのヴォヤージュでアルバイトをしてる天城スバルといいます。この人は、もう知ってるかもしれませんが、大文字ゴウキさんです」
「よろしくな!」
「お、おう」
薄青緑色の髪の天然パーマで首元にバンダナを巻いている少年、天城スバルは丁寧にあいさつをして、ゴウキの紹介もした。
「じゃ、俺はこの辺で・・・」
カムイはゴウキに正体がばれる前に店から立ち去ろうとする。
「ちょーーっとまったーーー!!この裏切り者---!!」
「うおおお⁉」
だがその前に立つ全現れた少女がカムイに飛び蹴りを放ち、カムイは飛び蹴りを食らって転んでしまう。その拍子でメガネとマスクが外れてしまい、髪も元通りになってしまう。
「!君はカムイ君⁉」
「何っ⁉カムイだと⁉」
スバルとゴウキに正体をばれてしまったカムイ。スバルとゴウキが驚いている間にカムイに飛び蹴りを放った少女はカムイを睨みつけている。
「今になってよくのこのこと顔を出せたわね!勝手に店から出てったくせに!」
「何ってんだよ!出てけって言ったのはナギサ、お前だろ!」
「そうだっけ?」
「・・・誰?」
事情をよく知らないエミはナギサと呼ばれる少女に首をかしげている。
「ゴウキの妹のナギサ・・・やたらと気が強いんすよ」
「イラ・・・」
カムイの紹介の仕方にゴウキの妹、大文字ナギサはイラつきを見せる。
「こいつのせいで俺は・・・」
カムイはヴォヤージュを出るきっかけを語り始める。
☆
『ノートリガー・・・俺の負けだ・・・』
『気にすることはないわよ。うちのお兄ちゃんはほら、化け物みたいなものだから』
『ははは・・・ナギサちゃん・・・ゴウキさんに失礼だよ』
『倒そうと思ったら、修行の旅に出るしかない!・・・なんちゃって』
『・・・そうか・・・そうだよな。俺は・・・修行の旅に出る!!』
『えっ?』
☆
「どうだ!思い出したか!」
「だからって本当に出ていくことないでしょ⁉」
どうやらナギサはあの時冗談半分で修行の旅と言っていたようだが、それを本気にしたカムイが店を出ていって、現在に至るというわけだ。
「そっか・・・急にヴォヤージュに顔を見せなくなったのはそういうことだったんだね」
「なるほど・・・戻ってきたということは・・・俺を倒すだけの力をつけてきたということだな!!」
ゴウキの問いにカムイはアイチたちに顔を向ける。
(正直、ここにはアイチさんたちを案内してきただけだ!ゴウキとファイトする気なんて、全然なかった・・・けど、言い訳なんて男らしくねぇ!!)
カムイは自身の男のプライドを持って、真実を隠し、ゴウキに堂々と宣言する。
「ああ!俺はゴウキを倒すために来た!こっちの3人は今のショップの仲間で、勝負の見届け人だ!」
「ほう・・・」
「カムイ君・・・」
「お、おい・・・」
カムイのゴウキに挑戦ともいえる言葉にアイチとカズヤは少し止めに入ろうとした時・・・
ふわぁ・・・
アイチとカズヤにひと吹きの風が吹いた。
(風・・・?)
アイチが疑問に抱いていると・・・
「妙な風が吹いているようだな」
ヴォヤージュの自動ドアから、1人の金髪の少年が入店してきた。
「!こ、この人は・・・!」
「蒼龍レオン!」
その少年はなんと、アジアサーキットの最年少チャンピオン、香港代表の蒼龍レオンだった。
「アジアサーキットのチャンピオンが何でここにいんだよ⁉」
「俺が呼んだんだ。どうしてももう1度ファイトしたくてな」
「そうか・・・みんなレオン君が来るのを待っていたんだ・・・」
どうやらゴウキが待っていた人物とは、自分を打ち負かしたレオンだったようだ。今集まっているギャラリーについて、納得がいくアイチ。
「風のささやきが聞こえた。ゴウキを倒せるファイターが来ていると」
そう言ってレオンはアイチに視線を向ける。
「風を感じたことは?」
「え、ええっと・・・」
どうやらレオンはゴウキを倒せるファイターはアイチだと思い込んでいるようだ。返答に困っているアイチ。
「「違---う!!」」
レオンの問いに答えるように声をかぶせたのはカムイとナギサだった。
「ゴウキを倒しに来たのはこの俺、葛木カムイ様だ!」
「君が・・・?」
カムイの発言にレオンは意外そうな顔をしている。
「本当だったらゴウキを倒して力を見せつけてやるつもりだったけど、せっかくアジアチャンピオンが来たんだ。ゴウキを倒したお前を倒して、俺がゴウキより強くなったって、証明してやる!!いいだろ、ゴウキ!」
「うむ!思う存分戦うがいい!」
ゴウキの了承を得て、カムイはアジアサーキットのチャンピオン、レオンとファイトすることになった。
「まさか、こんなことになるなんて・・・」
「ま、レクリエーションとしてはいいんじゃね?」
そんなこととは他所にアイチは苦笑いを浮かべ、カズヤはのんきにそう口にする。
☆
その頃カードキャピタルでは、アイチたちが来ていない状況からか、店はいつもに増して静かな雰囲気を出している。
「静かね・・・」
「ふわあ~・・・」
「珍しく、アイチもカズヤも来てないし・・・」
ミサキは意外そうにしながら、店を見まわしている。
「まさか、他所の店に行ってるとは、言えないよなー・・・」
「あーあ、うちも行けばよかったなー・・・」
事情を知っている三和とシズクはため息をつきながら櫂とリンとでファイトを行っている。
「・・・風が出てきたな」
「この風は・・・なんでしょう、海の風でしょうか?」
「「え?」」
櫂とリンから急に出た言葉に三和とシズクはきょとんとする。
☆
ヴォヤージュのファイトスペース、アイチやゴウキたちといったギャラリーに見守られながら、カムイとレオンはファイト台の前に立ち、ファイトの準備を進める。
「風を感じたことは?」
「はぁ?何言ってんだ?」
レオンの問いにカムイはわけわからないといった表情になっている。
「・・・始めようか」
互いに準備を終えて、ファイトが始まろうとしていた。
「「スタンドアップ・(マイ・)ヴァンガード!!」」
ふわぁ・・・
「!また風が・・・」
アイチとカズヤの間に風が吹いたことに疑問を抱くアイチだったが、カズヤは風よりもファイトを見たいのか、気にした様子はなかった。
「ライド!士官候補生エリック!」
「俺様ライド!バトルライザー!」
バトルライザー PW6000
士官候補生エリック PW6000
「カムイ君のデッキがノヴァグラップラーに変わってる・・・」
「前は違ってたわよね・・・」
「修行の旅に出てから使い始めたというわけか。もしカムイがノヴァグラップラーデッキを使いこなしているとなると・・・このファイト、面白くなるぞ!」
カムイのデッキを見て、スバルとナギサは少し驚いているが、ゴウキは好戦的な笑みを浮かべている。
「俺の先攻だ!ドロー!俺様ライド!ライザーカスタム!」
ライザーカスタム PW8000
「バトルライザーのスキルで1枚ドロー!」
R ライザーカスタム R
R R R
「行くぞ!ライザーカスタムでヴァンガードにアタック!」
「ちょっとカムイ!1番最初のターンはアタックできないはずでしょ!」
「ナギサちゃん、それはね、ライザーカスタムのスキルなんだよ」
「ライザーカスタムは手札を1枚ソウルに置くことで、最初のターンでもアタック可能となる」
「代わりとして、ドライブチェックを失っちゃうけどね」
ソウルに送ったカード 『アシュラ・カイザー』
「ノーガード。ダメージチェック『ショットガン・アサルト』」
「ターンエンドだ!」
PW8000➡PW6000 カムイの手札5枚 山札42枚 レオンのダメージ1枚
「僕のターンだ。ドロー。ライド!ティアーナイトテオ!」
ティアーナイトテオ PW8000
「エリックのスキルで1枚ドロー。風よ来れ・・・
ドロテア テオ R
R R R
「行くぞ!テオでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『高速遊撃のイルカ兵(前)』フロントトリガー!効果は前列のユニットに」
「ダメージチェック『ジェットライザー』」
「かかれ、ドロテア!ヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『アイアン・キラー』」
「本来ならドロテアはパワー不足でダメージを与えられない・・・」
「だがここでフロントトリガーが出るとはな・・・」
「ターンエンドだ」
PW8000(+10000)➡PW8000
PW170000➡PW8000 レオンの手札6枚 山札40枚 カムイのダメージ2枚
「俺のターン!スタンド&ドロー!俺様ライド!ハイパワードライザーカスタム!」
ハイパワードライザーカスタム PW9000
「ハイパワードライザーカスタムのスキルで、ソウルからバトルライザーを同じ縦列にスペリオルコール!さらに、バーストライザー、ライザーカスタムをコール!」
バーストライザー PW9000
R ハイパワード バースト
R バトルライザー ライザーカスタム
「いけぇ!ライザーカスタムのブースト、バーストライザーでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード。ダメージチェック『
「バトルライザーのブースト、ハイパワードライザーカスタムでヴァンガードに俺様アターーック!!
バーストライザーのスキル!カウンターブラスト!ソウルブラスト『ライザーカスタム』バーストライザーをスタンド!
ライザーカスタムのスキル!同じ縦列のリアガードがスタンドしたことで、ライザーカスタムはスタンド!」
「ガード!虹色秘薬の医療士官!」
「ドライブチェック『ウォールボーイ(治)』ヒールトリガー!ダメージ1回復!パワーはバーストライザーに!」
「しかも、ヴァンガードがアタックしたことでバーストライザーはスキルが発動し・・・」
「スタンドによってもう1回アタックできるぜ!」
「ライザーカスタムのブースト、バーストライザーでヴァンガードをアタック!」
「ノーガード。ダメージチェック『ティアーナイトテオ』」
「ターンエンドだ!」
PW17000➡PW8000
PW15000➡PW8000+SH20000=28000
PW27000➡PW8000 カムイの手札4枚 山札38枚 レオンのダメージ3枚
「アジアチャンピオンと互角に戦えてる!いける・・・いけるぞ!!」
「僕のターン。スタンド&ドロー。ライド。潮騒の水将アルゴス!ドロテアを移動。風よ、我が元にティアーナイトラザロスを!」
潮騒の水将アルゴス PW9000
ティアーナイトラザロス PW9000
ラザロス アルゴス R
ドロテア R R
「ひれ伏せ!ラザロスでバーストライザーにアタック!」
「ノーガード!」
「受けるがいい!アルゴスでヴァンガードをアタック!
アルゴスのスキル!カウンターブラスト!ソウルブラスト『ティアーナイトテオ』2回目以降のアタックであれば、ラザロスをスタンド!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『潮騒の水将アルゴス』」
「ダメージチェック『トランスライザー』」
「風は2度吹くのだよ。ドロテアのブースト、ラザロスでヴァンガードをアタック!
ラザロスのスキル!2回目以降のアタックなら、パワープラス3000!」
「受けるかよ!頼むぜ、ウォールボーイ!」
「ターンエンドだ」
PW9000➡PW9000
PW9000➡PW9000
PW19000➡PW9000+SH20000=29000 レオンの手札5枚 山札36枚 カムイのダメージ2枚
「カムイのくせに生意気よ!1ダメージしか増えないなんて!」
「ナギサちゃん、落ち着いて・・・」
「俺のターン!スタンド&ドロー!俺様ライド!パーフェクトライザー!!」
パーフェクトライザー PW12000
「イマジナリーギフト・アクセル!!」
イマジナリーギフト・アクセル発動! アクセルサークル追加
「相手が誰だろうが、負けるわけにはいかない!コール!ハイパワードライザーカスタム!アシュラ・カイザー!」
アシュラ・カイザー PW12000
R パーフェクト ハイパワード アシュラ
R バトルライザー ライザーカスタム
「俺は、もっともっと強くなるために修行の旅に出たんだ!ライザーカスタムのブースト、ハイパワードでヴァンガードをアタック!」
「ノーガード。ダメージチェック『輝石通信のラッコ兵(引)』ドロートリガー。パワーはヴァンガードに。1枚ドロー」
「アシュラ・カイザーでヴァンガードをアタック!」
「インターセプト!『ティアーナイトラザロス』流浪の民ということか」
「バトルライザーのブースト、パーフェクトライザーでヴァンガードをアタック!
パーフェクトライザーのカウンターブラスト(2)!スキル発動!アシュラ・カイザー、ハイパワードライザーカスタムをスタンド!
ライザーカスタムのスキルで自身をスタンド!」
「ガード!高速遊撃のイルカ兵!」
パーフェクトライザーはアルゴス(レオン)に向かって、強烈なパンチを繰り出そうとしたが、その場から現れたイルカ兵によって、巨大な拳は防がれてしまう。
「ツインドライブ『アシュラ・カイザー』2枚目『ターボライザー(前)』フロントトリガー!効果は前列へ!まだまだ!ライザーカスタムのブースト、ハイパワードでヴァンガードをアタック!」
「ノーガード。ダメージチェック『
「これでレオン君のダメージは5!」
「しかも攻撃はまだ残ってるぜ!」
「いけー!アジアチャンピオンを倒しちゃえ!」
「アシュラ・カイザーでヴァンガードをアタックだ!」
「止めさせてもらう。バトルシップ・インテリジェンス!」
「くっ・・・ターンエンドだ!」
PW17000➡PW9000(+10000)
PW22000➡PW19000+SH5000=24000
PW18000(+10000)➡PW19000+SH15000=34000
PW27000➡PW19000
PW32000➡PW19000+SH15000=34000 カムイの手札3枚 山札34枚 レオンのダメージ5枚(裏1枚)
「けど、これでダメージは5対2。次の俺のターンで決めてやる!」
ふわぁ・・・
「・・・いい風が吹いてきたようだ」
「「!」」
「ライド!ネイブルゲイザー・ドラゴン!!」
ネイブルゲイザー・ドラゴン PW12000
「イマジナリーギフト・アクセル!!」
イマジナリーギフト・アクセル発動! アクセルサークル追加
「コール!アルゴス!ネイブルゲイザー・ドラゴン!テオ!ラザロス!我が民よ、集え!」
「何ぃ⁉」
「ドロテアのスキル。カウンターブラスト(2)。アルゴスにパワープラス8000」
ラザロス ネイブルゲイザー ネイブルゲイザー アルゴス
R テオ R
「荒れ狂え、嵐!アルゴスでヴァンガードをアタック!
アルゴスのスキル!カウンターブラスト!1回目のアタックであるなら、自身をスタンド!」
「ノーガード!ダメージチェック『パーフェクトライザー』」
「ラザロスでヴァンガードをアタック!
ラザロスのスキル!パワープラス3000!」
「インターセプト!『ハイパワードライザーカスタム』」
「アルゴスでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『ハイパワードライザーカスタム』」
「ヴァンガードのネイブルゲイザーでヴァンガードにアタック!
ネイブルゲイザーのスキル!カウンターブラスト!3回目以降のアタックならば、アルゴスをスタンド!パワープラス10000!」
「くっ・・・ノーガードだ・・・!」
「ツインドライブ『バトルシップ・インテリジェンス(☆)』クリティカルトリガー。パワーはリアガードのネイブルゲイザー・ドラゴンに。セカンドチェック『高速遊撃のイルカ兵(前)』フロントトリガー。効果は前列のユニットに。さらば、流浪のロボット軍団」
ネイブルゲイザーはパーフェクトライザーに狙いを定めて、ハイドロビームガンにエネルギーをため、発射させる。すでにボロボロの状態のパーフェクトライザーはハイドロビームに包まれ、大爆発を引き起こした。
PW27000➡PW12000
PW12000➡PW12000+SH5000=17000
PW27000➡PW12000
PW20000➡PW12000
ダメージチェック『パーフェクトライザー』『バーストライザー』
カムイのダメージ6枚 レオンのダメージ5枚 勝者レオン
「・・・俺の負けだ・・・」
「そこから逆転するのか・・・」
「さすがアジアチャンピオン」
「強すぎ・・・」
ダメージ5の状態でカムイのダメージを2から6枚まで追いやったレオンの実力の高さにギャラリーは感服の声が上がる。
「カムイ・・・」
負けたことで悔しがるカムイにかわいそうと思ったのかナギサは声をかけようとするが、その前にエミがカムイを励ましていた。
「いいファイトだったよ、カムイ君!」
「あ、ありがとう・・・エミさん」
「むぅ~・・・」
その様子を見てナギサはふくれっ面になり、悪態をつく。
「ふん!何よ、結局負けちゃったじゃーん!今いる店もたいした店じゃないみたいね!」
ナギサの悪態にカムイとエミは憤慨する。
「!カードキャピタルか!」
「たいしたことないですって⁉」
「そんな店知らないわよ。どうせ弱小ファイターしかいないんでしょ?」
「「なっ!」」
「おいおいナギサ、そんな言い方するんじゃない!いくら無名店だからって」
「ゴウキさんのそれもバカにしてますよ・・・」
「そ、そうか?」
ナギサのカードキャピタルに対する悪態にカムイは反論する。
「俺のことはどれだけけなしてもいい!けど、キャピタルのことは悪く言うな!!ここに負けないくらい、すげぇ店なんだ!!」
「むむむむむ~!!」
カムイの反論にナギサはさらにふくれっ面になり、ある提案を持ちかけてきた。
「だったら勝負しましょうよ!!お互いの店の看板をかけて!!」
「「「「えっ?」」」」
突然店の看板を掛けて勝負を挑んできたナギサに4人はきょとんとなる。
「ゴウキさん、ナギサちゃんはああ言ってますけど、どうします?」
「面白そうだな!どうせなら団体戦にしようじゃないか!ショップ対抗戦だ!」
スバルはゴウキの答えを尋ねる。ゴウキは賛成派のようだ。
「カムイ君・・・こういうことは、みんなとよく相談しないと・・・」
「受けてやるぜ!!カードキャピタルとヴォヤージュの全面戦争だ!!」
「・・・聞いてねぇなこりゃ・・・」
勝手に話を進められて、アイチとカズヤは苦笑いを浮かべるしかなかった。
「こちらのメンバーはゴウキさんとナギサちゃん、僕が出るとして、残りのメンバーはどうします?」
「あん?お前ファイトできるのか?」
「ああ!スバルは俺が認めるほどのファイターだ!アジアサーキットの順位も、トップ5という好成績だ!」
どうやらスバルもアジアサーキットに出場していたらしく、その実力は5位という好成績を収めているようだ。
「そんな・・・僕なんてまだまだ・・・」
プルルルル・・・
「すまん、俺からだ」
スバルが謙遜していると、ゴウキのスマホから着信が届く。ゴウキは通話に出る。
「・・・おお、皇帝か。どうした?」
「皇帝?」
ゴウキが口にした皇帝というあだ名にエミは首をかしげる。
「知らないの?皇帝っていうのは、アジアサーキット3位の光定ケンジのことよ!」
どうやらゴウキが電話しているのはそのアジアサーキット3位の光定ケンジのようだ。
「今日は俺とレオンのファイトを見に来るんじゃなかったのか?」
≪僕としてもそのつもりで電車に飛び乗ったんだけど・・・気が付いたら、なぜか自然豊かな場所に来ていたんだ。いやー、うっかりうっかり。あははは≫
どうも光定ケンジという人物はドジをやらかしたようだ。
「なぁ皇帝。ショップ対抗戦に出ないか?」
≪え?ショップ対抗戦?面白い・・・ぜひ参加したいね≫
光定をショップ対抗戦に誘うことに成功したゴウキは通話を切り、カムイに視線を戻す。
「と、いうことだ。皇帝はここにたまに顔を出す。メンバーに加えてもいいよな?」
「あ、ああ・・・」
「でもそれだと4対4になるから、せめてあと1人・・・」
プルルルル
スバルがメンバーを考えていると、今度はスバルのスマホが鳴り出す。スバルはすぐにスマホに出る。
「もしもし・・・月城先輩?どうしました?」
「月城先輩って誰だ?」
先ほど出た月城の名に首をかしげるカズヤ。
「皇帝のチームメイトだ。奴もたまにこのショップを出入りをする」
「聞いて驚きなさい!アジアサーキットの順位は4位よ!」
「えっ?光定さんが来てないかですか?」
スバルは光定の名が出てきたことにきょとんとする。
≪うん。レオンのファイトを見るって言ってた。来てる?≫
「それが・・・来てないんですけど・・・」
≪そう。わかった≫
「あ、待ってください月城先輩!」
≪何?≫
「ショップ対抗戦に出てみませんか?光定さんも出るって言ってました」
≪皇帝も?ショップ対抗戦・・・出てみたい≫
月城という名の者も了承を得て、スバルは通話を切る。
「ということで、月城先輩も出ることになったんだけど、構わないよね、カムイ君」
「お、おう」
「皇帝とお兄ちゃん、ソードナイトにスバル君、それに私を加えて、こっちのメンバーは決まりよ」
ナギサがメンバーということを聞いて、不満げなカムイ。
「えー・・・お前弱いじゃん」
「な・・・何言ってんのよ!あれから私だって力をつけたんだから!あんたたちなんか一ひねりよ!」
カムイの言葉を聞いて憤慨するナギサ。
「君は出るのかな?」
「「えっ?」」
レオンはアイチに声をかけてきた。
「いや・・・それは・・・まだ・・・」
「出るに決まってるでしょ!アイチは強いんだから!」
レオンの問いにアイチは言いよどむが、エミが強制的に参加を押し付けられるアイチ。
「アイチというのが君の名か」
「あ、あの・・・先導アイチです・・・」
エミが代わりに言っていたが、アイチが出ると聞いてレオンは笑みを浮かべて、とんでもないことを言い出す。
「ゴウキ、僕もこの対抗戦に参加させてもらおう!ヴォヤージュの一員として!」
何とレオンがヴォヤージュの一員としてショップ対抗戦出ると言い出したのだ。
「本当か?そいつは大歓迎だ!」
「アジアチャンピオンが参戦だと⁉」
「マジ、かよ・・・」
レオンの参戦にカズヤとカムイは驚愕する。
「じゃ、今日はこれで失礼するよ」
レオンはそれだけを言い残してファイトスペースから去っていった。
「・・・というわけで・・・6対6よ」
「「「「え?」」」」
「カードショップヴォヤージュのドリームチームがきゃぴなんたらっていう無名店を蹴散らしてやるわ!」
レオンの参戦もあって、6対6のショップ対抗戦になった。
「アジアサーキット準優勝!今や日本最強ファイターにして最強のお兄ちゃん!大文字ゴウキ!アジアサーキット5位にして、ヴォヤージュのエース!天城スバル!皇帝の愛称で親しまれ、アジアサーキット3位の光定ケンジ!ソードナイトの称号を持ち、アジアサーキット4位の月城ルナ!風の音と共に香港からやってきた、アジアチャンピオン!蒼龍レオン!そして、彼らアジアトップ5を率いるのは、ヴォヤージュ一のプリティ美少女ファイター!大文字ナギサ!チーム名はナギサウィズアザーズ!略して・・・チームNWO!首を洗って待ってなさい!」
「か、返り討ちにしてやるぜ!」
「どうなっちゃうんだろう・・・?」
こうしてカードキャピタルとカードショップヴォヤージュによるショップ対抗戦がカムイたちの意思によって、勝手に開催することとなった。
☆
カードショップヴォヤージュから出た4人は帰り道を歩いている。その中でカズヤは少し憂鬱な気持ちになっている。
「たく、勝手に話進めやがって・・・後からミサキになんて言われるかわかんねぇぞ?」
「「す、すみません・・・」」
「ま、まぁまぁカズヤさん・・・」
「ま、やるとなったからには仕方ねぇ。今は帰ろうぜ」
カズヤは諦め、後のことは帰ってから考えることにした。そんな話をしながら歩いていると・・・
「おい、そこの青い髪の貴様、止まれ」
突然後ろから声をかけられ、4人は立ち止まり、後ろを振り返る。そこには、福原高校の制服を着て、長い金髪で片目が髪で隠れている青年がいた。
「青髪ってアイチのことか?」
「な、何か用ですか・・・?」
「・・・・・・」
青年に声をかけても青年は何も答えず、アイチに近づき、ずいっと顔を近づける。
「「??」」
「お、おい」
「な、何か用・・・ですか?」
「・・・なるほど、確かにそれなりの波が出ているが・・・所詮俺の敵ではないか・・・。レオンはなぜこのような小者に気にかけるのだろうか・・・」
アイチの顔をじーっと見つめる青年はぶつぶつと何かを呟いている。
「あ、あの・・・」
「・・・もういい。邪魔して悪かったな」
「おいちょっと待てよ。なんなんだお前はよ?それに誰だお前?」
カズヤの問いに青年はアイチから離れながら答える。
「・・・一条キョウヤ。それが俺の名だ」
青年、一条キョウヤは名を名乗った後、その場を去っていった。
「なんなのあれー?」
「いったいなんだったんだ?」
「一条・・・キョウヤ・・・」
4人はキョウヤの背中を見つめるのだが、アイチとカズヤはキョウヤと一緒にいた時、何やら海の波の音が聞こえたのが気になったのだった。
to be continued…
カムイ「まずいことになった!勢いでショップ対抗戦決めちまったけど、アイチお義兄さんたち都合が悪くて出られないんだよ~」
森川「キャピタルには俺がいるだろうが!」
井崎「俺も!」
メグミ「あたしも!」
稲永「僕も!」
ソウジ「俺もいるぜ!」
カムイ「森川、井崎、花崎、稲永、ソウジ・・・!わかった!俺たち6人であいつら蹴散らそうぜ!」
森川「ようし!チーム名はどうする!」
カムイ「6人の頭文字を合わせよう!」
シズク「えっと、6人の頭文字をあわせると、あはいいかも・・・?・・・バカじゃないのかなー☆」
イメージ8「結成!!