カードファイト!!ヴァンガード 全ての物語のReLive   作:先導

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アニメではPSYクオリアゾンビがわいてきましたね。ああ、これからどうなってしまうのか・・・。

バミューダに関してもこれからに期待しちゃいます!

そして来週はデリーターのパックの発売日!シャドウパラディンなどのカードもありますから期待が膨らみます。

さて、今回はアイチ君と櫂君のファイトです。

それではどうぞ!


ブラスター・ブレード

森川の理不尽な言い分でアイチにとって大切なカード、ブラスター・ブレードを森川に取られ、取り戻そうと森川を追いかけてカードキャピタルに入ったアイチ。肝心のブラスター・ブレードは森川がブラスター・ブレードをかけて三和にファイトし、森川が敗北し、三和の手にある。どうしても取り戻したいアイチはファイトでカードを取り返そうと試みる。そしてそのファイトを了承したのは櫂だった。アイチにとっての初めてのファイトはブラスター・ブレードをかけた大事なファイト、負けることは許されない。そして、互いのFV(ファーストヴァンガード)が開き、ファイトが始まる。

 

「リザードランナーアンドゥーにライド!」

 

「ぐらいむに・・・ライド!」

 

ぐらいむ  PW6000

 

リザードランナーアンドゥー  PW6000

 

「グレード0のユニットにライドすることで、お互いヴァンガードとして、惑星クレイに立ったわけだ」

 

アイチがスムーズにファイトできるように、櫂が説明を入れながらファイトを進めるのであった。

 

 

 

イメージ3「ブラスター・ブレード」

 

 

 

「先攻は俺だったな」

 

「うん・・・」

 

「まずは山札から1枚ドローする。自分のターンには、1度だけヴァンガードを1つ上のグレードに昇級させることができる。ライド・ザ・ヴァンガード!グレード1、鎧の化身バー!」

 

鎧の化身バー  PW8000

 

「ライドされたアンドゥーのスキルにより、1枚ドローする。さらに、自身のグレード以下のユニットをこの5か所にコールして従えることができる。これをリアガードと呼ぶ。コール・ザ・リアガード!グレード1、ドラゴンモンクゴジョー!」

 

ドラゴンモンクゴジョー  PW8000

 

「そして・・・アタック!」

 

「・・・っ!」

 

攻撃がくると思いアイチは一瞬ビクつく。

 

「・・・は、先攻した最初のターンはできない」

 

「はぁ・・・」

 

それを聞いたアイチはホッと胸をなでおろす。

 

R  バー  R

R ゴジョー R  櫂の手札5枚 山札42枚

 

「ターンエンド。さ、お前のターンだぜ」

 

「は・・・はい!山札から1枚ドローします。そして、ヴァンガードをグレード1に、ライド!ナイトスクワイヤアレン!」

 

ナイトスクワイヤアレン  PW8000

 

「ぐらいむのスキルで1枚ドローします。さらに、リアガードをコール!グレード1、うぃんがる!」

 

うぃんがる  PW8000

 

「アレンのパワーは8000!」

 

「うぃんがるのパワー8000を加えて16000になるぜ」

 

「そう、アタックの際、後列のユニットのパワーを前列のユニットに加えられる」

 

「ブーストですね」

 

「ふっ、そうだ。アタックするか?」

 

「は、はい!」

 

「だったら、アタックするカードをレストしな」

 

R  アレン  R

R うぃんがる R

 

「リアガード、うぃんがるでヴァンガードのアレンをブースト、バーにアタック!」

 

「さあ・・・ドライブチェックだ!」

 

「ドライブチェック・・・」

 

「山札から1枚めくりな」

 

「は・・・はい」

 

「めくったカードがトリガーユニットだったら、そのアイコンが示す効果を発動できる・・・んだったよな?」

 

「その通りです。出れば、ですが」

 

「ドライブチェック『ナイトスクワイヤアレン』」

 

「トリガーアイコンなし・・・何も発動しないね☆」

 

「ヴァンガードのアタックに勇気づけられた新たなユニットが駆けつける。それがドライブチェックだ。そいつは手札に加えな」

 

「はい」

 

「さあ、ファイトに戻るぞ」

 

「はい!」

 

アレン(アイチ)はバーに接近し、素早い剣さばきで攻撃をする。

 

「俺は1のダメージを受けた。今度はダメージチェックだ『盾の化身ラーム』トリガーアイコンなし。こうしてダメージを受けることで、契約を解除されたユニットが1体ずつヴァンガードの元から去っていく。まるで、危険を感じて逃げ出したようにな。こうしたユニットが6体になった時、つまり、ダメージが6になった時に、すべてのユニットとの契約は破棄され、俺たちは霊体に戻り消滅する。そのファイターの負けだ」

 

「・・・」

 

「理解できたな?授業は終わりだ。いくぞ!」

 

「は、はい!ターンエンドです!」

 

PW16000➡PW8000  アイチの手札6枚 山札41枚  櫂のダメージ1枚

 

「マイターン。スタンド&ドロー!ライド・ザ・ヴァンガード!グレード2、ドラゴンアーマード・ナイト!コール・ザ・リアガード!ドラゴンナイトネハーレン!」

 

ドラゴンアーマード・ナイト  PW10000

ドラゴンナイトネハーレン  PW10000

 

ネハーレン ナイト  R

  R   ゴジョー R

 

「ネハーレンでアレンにアタック!」

 

「の、ノーガードです!ダメージチェック『オースピス・ファルコン』」

 

「次は俺が行く!来い、ゴジョー!アレンにアタック!」

 

『おう!』

 

「ゴジョーのスキルでリアガードが相手より多いなら、ブーストしているユニットのパワープラス3000!」

 

「ノーガードです!」

 

「チェック・ザ・ドライブトリガー『鎧の化身バー』」

 

「トリガーアイコンなしですか」

 

アーマード・ナイト(櫂)はゴジョーとともにアレン(櫂)に攻撃を仕掛け、剣による斬撃を与える。

 

「うわあああ!だ、ダメージチェック『まぁるがる(引)』」

 

「ドロートリガーだな。パワープラス10000して1枚ドローできるぜ、少年」

 

「は、はい。パワーはアレンに与えて、1枚ドロー」

 

「ターンエンドだ」

 

PW10000➡PW8000

PW21000➡PW8000(+10000)  櫂の手札5枚 山札39枚  アイチのダメージ2枚

 

「これで櫂ってやつはダメージ1、アイチって中坊はダメージ2か・・・」

 

「つまり2体が逃げ出したな。ちょっと寂しいか?お前のために集まった奴らだ。大切に導いていくことだ」

 

「う、うん・・・。ま、マイターン!スタンド&ドロー!」

 

アイチは自分のターンを進めていくが、ここで1つの問題が発生する。

 

「・・・ああ・・・!」

 

「手札にグレード2がないんだな?」

 

「う・・・うん・・・」

 

そう、アイチの手札にはグレード2がなく、ライドできない状態だ。

 

「ファイトにはそういうこともある」

 

「・・・そういえば、カズヤ君はこういった場面は初めて見ますか?」

 

「お、おう。そういえば見たことねぇな・・・」

 

「ではいい機会です。こういった場合の対処を教えます。いいですね、櫂先輩」

 

「構わん」

 

リンは咳ばらいをし、グレード2がない状態の対処法を説明する。

 

「ではアイチ君、自分の手札を櫂先輩に見せてください」

 

「う、うん」

 

アイチは自分の手札を櫂に公開する。グレードは1が2枚、0が6枚と、見事にグレード2がない。

 

「これで相手に次のグレードがないことが証明されました。次は、自分の山札の上からを5枚引いて、その中からライドできるユニットを探してください」

 

アイチは言われたとおりに5枚引き、グレード2を探す。だが・・・

 

「・・・・・・」

 

「その様子だと、グレード2がなかったのですね?」

 

「う、うん」

 

先ほどのアイチが引いた5枚はグレード1、1、3、0、3とグレード2がなかった。

 

「まぁこれは必ず成功するわけではないですからね。まずは失敗した場合は、5枚のカードを山札に戻し、シャッフルしてそのまま自分のターンに移ります。ですが、成功すれば1つ上のグレードを手札に加えられ、ライドフェイズにそのユニットにライドすることができます」

 

「ほぉ~、便利なもんだな」

 

「ですがデメリットもあります。手札を加えた後は自分の手札から2枚を除外し、このファイトから使用できなくなるのです。それはまるで、強き者を呼び出した代償として、別次元に飛ばされたようにね」

 

「そ、そうか・・・下手をすればいいユニットが使えなくなるってことか・・・いや、ライドできるだけでも利点か・・・」

 

「ピンチの先導者が未来より強いユニットが駆け付けるための儀式・・・これをGアシストと呼びます」

 

「Gアシスト・・・」

 

「とまぁ、これで説明は終えましたが、2人とも、しっかり覚えましたか?」

 

「おう!」

 

「・・・」

 

リンの理解しているかどうかの確認にカズヤは答えるが、アイチは何の返事もなかった。だがその説明に1つの記憶が蘇った。

 

『これがヴァンガードのデッキ、50枚、だよ。お、覚えた・・・?』

 

「アイチ君?覚えましたか?」

 

「!ご、ごめん!うん・・・しっかり覚えたよ」

 

「結構。ですが、先ほどのGアシストは失敗・・・グレード2にライドできませんね」

 

「だが、ライドできなくともやれることはある」

 

「り、リアガードをコール!ナイトスクワイヤアレン!まぁるがる!」

 

まぁるがる(引)  PW5000

 

「頼むよみんな!力を貸して!」

 

『ノープロブレムだ!』

 

『イェッサー』

 

 アレン   アレン  R

まぁるがる うぃんがる R

 

「まぁるがるのブースト、リアガードのアレンでドラゴンアーマード・ナイトをアタック!」

 

「パワー5000のまぁるがるをブーストしたアレンはパワー13000!パワー10000へのドラゴンアーマード・ナイトの攻撃は通っちまう!」

 

「来い!レッドジェム・カーバンクル!」

 

アレンがまぁるがるとともにアーマード・ナイトに攻撃を仕掛けるが、そこにレッドジェムが現れ、攻撃を凌がれる。

 

「ど、どうして⁉」

 

「俺はシールド5000のレッドジェム・カーバンクルをコールした。それはドラゴンアーマード・ナイトにプラスされ、今のパワーはアレンを上回る15000」

 

「それじゃあ、攻撃は通らない・・・」

 

「相手がアタックしている時、手札にシールド能力を持つカードがあれば、ガーディアンとしてコールできる」

 

「ガーディアン・・・」

 

「ひでぇなぁ櫂。今それを教えるのかよ?」

 

「習うより慣れろってやつだ」

 

「懐かしいですね」

 

「!」

 

後から説明する櫂に三和はそう口にするが、櫂は笑みを浮かべながら答える。リンはその様子に懐かしむ。すると、アイチの脳裏にまた1つ記憶が蘇った。

 

『習うより慣れろってやつだ!』

 

「ガーディアンとしてコールされたユニットは場にとどまることができずに退却する。助かったぜ、レッドジェム」

 

『イエス、マイヴァンガード』

 

「さ、続けな」

 

「うぃんがるのブースト、ヴァンガードのアレンでドラゴンアーマード・ナイトをアタック!」

 

「ノーガードだ」

 

「ドライブチェック『ふろうがる(☆)』」

 

「あれは・・・」

 

「クリティカルトリガー!」

 

「クリティカルトリガーはね、パワー10000プラスと、相手へのダメージを1つ増やすことができるよ☆」

 

「効果は全部ヴァンガードへ!」

 

「今ので櫂は2ダメージを受けたことになる」

 

「ダメージチェック『ドラゴンアーマード・ナイト』『ガード・グリフォン』」

 

「これで櫂はダメージ3、中坊はダメージ2だな」

 

「ターンエンドです」

 

PW13000➡PW10000+SH5000=15000

PW16000(+10000)➡PW10000  アイチの手札7枚 山札36枚

 

「俺のターンだな。スタンド&ドロー。・・・さっきから、何を笑っている?」

 

櫂の言っている通り、アイチの表情はどこか楽しそうに笑っている。

 

「・・・うれしいんだ・・・櫂君」

 

「「櫂・・・君・・・?」」

 

いきなりの君付けに三和とカズヤは疑問符のように口を開いた。

 

「あの日、リンちゃんからカードファイトを教えてもらったその時から、櫂君とファイトするのが夢だったんだ・・・」

 

「おっ?まさかのちゃん付け?」

 

「え・・・だってさっきまで、リンリンのこと日下部さんて・・・」

 

昔語りにソウジは腕を組んで聞いており、シズクはカズヤと三和同様、戸惑っている。遠くから見ていたシンとミサキも同様だった。櫂とリンは昔の記憶をたどり、アイチのことを思い出す。

 

「・・・思い出しました。あなた、あの時の子ですね」

 

「ああ、俺も思い出したぜ。先導アイチ・・・あの時のボロボロだったお前を」

 

「そうだね・・・あの頃の僕は、学校に行くのも苦しかった・・・自分の小さな世界で、窒息しそうだった・・・。そんな時、たまに見かける櫂君やリンちゃんは・・・いつも楽しそうにカードファイトしてた・・・」

 

「・・・楽しそうに、だと?くだらんことを言うな!!こいつを見てもそんなことが言えるか!ライド!ドラゴニック・オーバーロード・ザ・ヴァンガード!!」

 

ドラゴニック・オーバーロード  PW13000

 

「すごい・・・」

 

「櫂の奴、先にグレード3にライドしやがった!」

 

「イマジナリーギフト・フォース!!」

 

「イマジナリーギフト・・・?」

 

イマジナリーギフト・フォース発動!  対象『ドラゴニック・オーバーロード』

 

「これが・・・イマジナリーギフト・・・」

 

「ヴァンガードがグレード3に昇級したことを祝福して、契約したユニットたちに贈られる力のことだ」

 

「ドラゴニック・オーバーロードにパワープラス10000だぜ!」

 

「さらにレッドジェム・カーバンクルと鎧の化身バーをコールしてきたな!」

 

レッドジェム・カーバンクル(引)PW5000

 

「さらにクレステッド・ドラゴンもおまけにコールしたね☆」

 

クレステッド・ドラゴン  PW13000

 

ネハーレン オーバーロード クレステッド

 バー     ゴジョー  レッドジェム

 

「バー、ネハーレン、行け!ヴァンガードのアレンにアタック!」

 

『『御意!』』

 

「来て!幸運の運び手エポナ!」

 

『大丈夫か⁉マイヴァンガード!』

 

「ありがとう、エポナ。退却してゆっくり休んで」

 

「ほぉ、ちゃんと体験したのが効果あったじゃん」

 

「レッドジェム、クレステッド、今度はお前たちだ!ヴァンガードのアレンにアタック!」

 

『御意!』

 

「クレステッドはヴァンガードにアタックした時、相手のリアガードが3枚以下でパワープラス5000!」

 

「ふろうがる!まぁるがる!ガード!」

 

「何っ⁉」

 

「またガードしちゃった!」

 

「ならば我が自ら手を下す!ゴジョー、続け!」

 

『御意!』

 

「リアガードのアレンにアタック!

ゴジョーのスキルでパワープラス3000!」

 

「ノーガード!」

 

「ツインドライブ!」

 

「ツインドライブ⁉」

 

「グレード3のヴァンガードはツインドライブを2回行えるんだ!」

 

「ファーストチェック『魔竜戦鬼ラクシャ(☆)』ゲット、クリティカルトリガー。効果は全てヴァンガードに。セカンドチェック『魔竜戦鬼ラクシャ(☆)』」

 

「またクリティカルトリガーだと⁉」

 

「効果を全てヴァンガードに!」

 

オーバーロードは剣を構え、リアガードのアレンに攻撃の猛威を振るった。アレンはその攻撃に耐えきれず、この場から退却してしまう。

 

(がんばれよ!)

 

「ありがとう。

(はぁ・・・よかった・・・ヴァンガードへの攻撃じゃなくて・・・)」

 

「ダメージを受けずに済んだ・・・とでも思っているのか?」

 

「!」

 

「アタックをヒットした時、カウンターブラストと手札を2枚捨てると、ドラゴニック・オーバーロードはスタンドする!」

 

「ま、マジかよ⁉」

 

「これがオーバーロードの恐ろしいところなんだよなぁ」

 

「じゃあ・・・」

 

「もう1度攻撃できるってわけだ」

 

「オーバーロードでヴァンガードのアレンにアタック!黙示録の炎と呼ばれる我の力、思い知れ!!」

 

「来て!ガーディアン!『ふろうがる(☆)』『ふろうがる(☆)』『オースピス・ファルコン』」

 

もう1度猛威を振るおうと、オーバーロードがアレン(アイチ)に接近すると、危機を察知してきてくれたガーディアンが駆け付ける。

 

「何とかガードできたな・・・」

 

「いいや、今のドラゴニック・オーバーロードはパワー46000・・・アレンと3体のガーディアンのパワーはそいつを上回る48000だけどよ・・・」

 

「櫂にはまだツインドライブがある!」

 

「いや、スタンドしたことで、ドライブマイナス1されて、ドライブチェックだよん☆」

 

「どっちにしてもトリガーが1枚出れば、シールドは突破されます」

 

「ドライブチェック『槍の化身ター(☆)』」

 

「3枚連続でクリティカルトリガー⁉」

 

「パワープラス10000、合計でパワー56000だね!」

 

「さらにクリティカルによって、与えられるダメージは4になる・・・」

 

オーバーロードは立ちふさがるガーディアンを口から吐く黙示録の炎で焼き尽くす。辺りが焼け野原になり、さらにオーバーロードはアレン(アイチ)に4回連続の斬撃を与え、アレン(アイチ)をふっとばさせる。

 

「うわあああああ!!」

 

「今の攻撃、合計でダメージ4、つまり相手はこれで6ダメージです」

 

「終わったな」

 

「まだ4回ダメージチェックがあるぜ」

 

「場合によっちゃあ、俺のように・・・」

 

「ダメージチェック『まぁるがる(引)』ドロートリガー!パワーはヴァンガードに!1枚ドロー!セカンドチェック『沈黙の騎士ギャラティン』サードチェック『堅強の騎士ルノリア』」

 

「ここまでの2枚はトリガーなし・・・次が最後のダメージチェックか・・・」

 

あと1枚・・・一発逆転のヒールトリガーが出るか・・・

 

「ファイナルチェック『世界樹の巫女エレイン(治)』」

 

「ヒールトリガーだ!自分のダメージが相手と同じか多ければダメージ1回復できるぜ、中坊!」

 

「櫂先輩はダメージ3でアイチ君は先ほどのアタックで4枚足されてダメージ6なので、回復できます」

 

「ダメージ1回復、パワーはヴァンガードに!ほっ・・・」

 

何とか凌ぎきり、一安心するアイチ。

 

「首の皮1枚ってところだな、あのアイチ少年は」

 

「けど、中坊はダメージ5、もう後がないぜ」

 

「ターンエンドだ」

 

PW18000➡PW8000+SH15000=23000

PW23000➡PW8000+SH20000=28000

PW31000(+20000)➡PW8000

PW46000(+10000)➡PW8000(+20000)  櫂の手札3枚 山札33枚  アイチのダメージ5枚

 

「我が力の前には、貴様などゴミクズ同然だ!」

 

「・・・そうだよ」

 

『?』

 

「そんなゴミクズだった僕に、櫂君は・・・ブラスター・ブレードをくれた・・・。その時から僕の世界は広がったんだ!」

 

アイチはそんな言葉と共に脳裏に広がったのは、今でも焼き付いている櫂の言葉だ。

 

『いいか、イメージしろ。そのカードの剣士のように、強くなった自分を!』

 

「スタンド&ドロー!」

 

『イメージはお前の力になるんだぜ』

 

櫂の言葉を思い返して、引いたカードは、櫂がアイチにくれたとても大事なカード・・・ブラスター・ブレードだった。

 

「行くよ、櫂君!ライド!立ち上がれ!僕の分身!惑星クレイの神聖国家、ユナイテッド・サンクチュアリの正規軍、ロイヤルパラディンの光の剣!ブラスター・ブレード!!」

 

ブラスター・ブレード  PW10000

 

「アビリティブラスト!バーストバスター!!」

 

ブラスター・ブレード(アイチ)は聖剣によるビームを発射し、ネハーレンを退却させる。

 

「どうなってんだこりゃ⁉」

 

「ブラスター・ブレードが登場した時、カウンターブラストとソウルブラストによって、相手の前列のリアガードを1体退却させるスキルです」

 

ソウルブラスト『ぐらいむ』

 

「うぃんがるのスキルで前列のブラスター・ブレードにパワープラス5000!コール!ナイトスクワイヤアレン!

アレンのスキル!カウンターブラスト!手札からヴァンガードとグレード以下のユニット、グレード0のふろうがるをコール!」

 

ふろうがる(☆)  PW5000

 

「コールしたら、1枚引いて、パワープラス3000!コール!沈黙の騎士ギャラティン!」

 

沈黙の騎士ギャラティン  PW10000

 

「ブラスター・ブレードを手にしてから、僕は、櫂君とカードファイトしたくて、夢中でデッキを組んでた。櫂君が引っ越したと知った時、また昔と同じに戻ると思った・・・。でも・・・デッキを作ってる間は、嫌なことや苦しかったことを忘れられたんだ。まだ僕は、ブラスター・ブレードのように強くなった自分をイメージできないけど・・・強くなるイメージを僕に与えてくれたのは、櫂君なんだ!」

 

 アレン  ブラスター・ブレード ギャラティン

まぁるがる   うぃんがる    ふろうがる

 

「みんな!力を貸して!」

 

『ノープロブレム』

 

『イエッサー!』

 

『『『アイアイサー!』』』

 

「ふろうがるのブースト、ギャラティンでオーバーロードにアタック!」

 

「ガード!『魔竜戦鬼ラクシャ(☆)』」

 

『ご武運を』

 

「うぃんがる、一緒に!オーバーロードにアタック!」

 

『イエッサー!』

 

「だから、こうしてファイトできるのが、とてもうれしい」

 

「黙れ・・・!」

 

バンッ!!

 

アイチの言葉に櫂はファイト台に拳を強く叩きつける。

 

「櫂先輩?」

 

「お前の勝手なイメージを押し付けるな!!」

 

「で・・・でも・・・ファイトしていて感じるよ」

 

「感じる?何をだ!!?」

 

「・・・櫂君が、たまらなくヴァンガードが好きなことを・・・」

 

「こいつ・・・っ!」

 

「一本取られましたね、櫂先輩」

 

カズヤに楽しいこと、それすなわちヴァンガードが大好きだということを言われたリンにとって、アイチの言葉が正しいと感じられている。

 

「いくよ・・・櫂君!!」

 

「ノーガードだ!こい・・・アイチ!!」

 

ブラスター・ブレード(アイチ)はオーバーロードに向かって、聖剣を振るい、聖なる一撃を与えた。オーバーロードはその一撃を剣で受け止める。

 

「ドライブチェック『幸運の運び手エポナ(☆)』クリティカルトリガー!パワーはギャラティン、クリティカルはブラスター・ブレードに!」

 

「これで櫂に2ダメージか・・・これでダメージ5・・・」

 

「いいえ、ダメージ6です」

 

「えっ⁉どういうこと、リンリン?」

 

「ブラスター・ブレードはリアガードが4体以上いれば、クリティカルをプラス1を与えられるのです」

 

「なんだって⁉」

 

ブラスター・ブレードはロイヤルパラディンの仲間たちの力を蓄えて、オーバーロードの剣を真っ二つに折った。そしてそのまま3連続の斬撃を与える。

 

「ダメージ3か・・・ダメージチェック『ドラゴンナイトブルジュ』セカンドチェック『ドラゴンモンクゴジョー』」

 

「これでダメージ5か・・・」

 

「けど、ヒールトリガーがくれば、ダメージを減らせる」

 

最後のダメージチェック・・・ここでヒールトリガー出ればファイト続行できるが果たして・・・

 

「・・・チェック『ドラゴニック・オーバーロード』」

 

「これで・・・ダメージ6・・・」

 

「・・・これで、俺の元から去ったユニットは6体・・・俺はただの霊体に戻る・・・」

 

「櫂君・・・」

 

「・・・ふっ・・・久しぶりだぜ・・・こんなファイト・・・」

 

オーバーロードは粒子となり、この場から消え、残ったのは櫂の霊体・・・だがその霊体もクレイから去っていった。

 

PW15000➡PW13000+SH15000=28000

PW23000➡PW13000

 

アイチのダメージ5枚  櫂のダメージ6枚  勝者アイチ

 

「まさか、櫂に勝つ奴がいるなんて・・・」

 

「ええ・・・それも始めたばかりの初心者に」

 

「リンリンも人のこと言えないよー☆」

 

「うるさいです」

 

バコッ

 

「いた~い・・・」

 

櫂に勝ったことに三和とリンはそれぞれ思ったことを口にした。シズクが余計な一言をしゃべり、リンは一発げんこつをシズクに与える。櫂はデッキを片付けて席を立ち、ショップから出ようとする。

 

「か、櫂君!!」

 

「・・・やはり、そのカードはお前のものだ」

 

「!櫂君・・・ありがとう・・・」

 

カードを取り戻せたこと、そして、櫂と楽しいファイトができたことの喜びで、アイチは笑みを浮かべながらうれし涙を潤ませている。

 

「先導アイチか・・・俺あいつのこと気に入ったぜ」

 

「カズヤもか?実は俺もアイチ少年を気に入ったぜ」

 

見ているだけでわくわくした気持ちになったカズヤとソウジはアイチのことを気に入ったようだ。

 

そして、ショップを出た櫂の脳裏には、アイチが言った一言を思い描く。

 

『いつも楽しそうにカードファイトしてたよね』

 

「・・・ふっ・・・」

 

櫂は口元に笑みを浮かべながら自宅へ戻っていくのであった。

 

 

アイチが先導家にたどり着いたのは夜当たりだった。

 

「ただいまー!」

 

浮かれている様子のアイチを待っていたのは、彼の妹である先導エミだった。

 

「アイチ!こんな時間まで何してたの⁉」

 

アイチはあまりに浮かれており、エミの言葉が聞こえていないのか、そのまま自分の部屋へと向かっていく。

 

「えっ・・・何今の笑顔?」

 

「彼女でもできたのかしら?」

 

「ええ⁉・・・ないない、それはない!妹の勘にかけて!」

 

理由はどうあれ、アイチのあの笑みを見て戸惑いを見せているエミだった。

 

 

翌日の後江中学校の休み時間、アイチは自分の教室に向かって廊下を歩いていると、そこで偶然にも森川たちのグループと鉢合わせをする。

 

「あっ・・・」

 

「!・・・とっとと行くぞ」

 

「「お、おお・・・」」

 

「う、うん・・・」

 

森川はアイチと顔を合わせないようにせっせとその場を去ろうとする。

 

「も、森川・・・アイチの持ってるあれ・・・」

 

「ん・・・?」

 

アイチの手元には取り戻すことができたブラスター・ブレードがあった。

 

「ま、まさかあいつに勝ったのかぁ⁉」

 

「うん・・・。森川君・・・」

 

「!」

 

アイチが森川に声をかける。すると森川はせっせとその場を立ち去ろうと廊下を走る。

 

「「「も、森川(君)!!」」」

 

井崎たちは急いで森川たちの後を追いかける。

 

「アイチ君」

 

森川たちが去った後に、リンがアイチに話しかけてきた。

 

「リンちゃん」

 

「放課後、1戦ファイトしませんか?」

 

「・・・うん!」

 

リンが修羅忍竜クジキリコンゴウ、アイチがブラスター・ブレードを持ってそんな話をしながら教室に入るのであった。

 

 

放課後、アイチとリンはカードキャピタルにやってきて、有言実行のようにファイトを行う。ファイトをやっているうちに、宮地高校生組、シズクが入店してきた。その様子を見てアイチは若干へこみを見せる。何やら空気が重いようだ。

 

「な、なぁ・・・少年たちのあたり、空気重くないか?」

 

「やだなぁ・・・うちああいう空気苦手・・・」

 

「おい戸倉、何とかしてくれよ」

 

「あたしにふるな、この単細胞」

 

「たん⁉んだとぉ⁉」

 

4人がそんな話をしている間に、リンがアイチの様子に苛立ったのかアイチに問いかける。

 

「アイチ君、何ぼさっとしてるんですか?」

 

「!ご、ごめん・・・」

 

「どうせ櫂先輩のことを待ってるんでしょう?」

 

「うん・・・でも・・・もう来ないのかな・・・?」

 

「敗北を気にするような人ではないですよ。その証拠に、ほら」

 

リンにドアを見るような動作をアイチに見せる。アイチはその通りに店のドアを見る。すると、ドアが開かれ、入ってきたのは、櫂と三和だった。

 

「!!ああ・・・!」

 

「よおアイチ。それが終わったら、今日もやるか?」

 

「・・・うん!!」

 

櫂が来てくれたことにアイチは満面な笑みを浮かべる。

 

世界のカードゲーム人口は数億人を超え、生活の1部として当たり前のようになっていた。カードファイト!!ヴァンガード・・・1番の注目のカードゲームだ。そんなアイチの持つ1枚のカードが櫂と再びめぐり合わせてくれたのであった。

 

to be continued…




アイチ「か、櫂君、リンちゃん」

リン「なんですか?」

櫂「どうしたアイチ?」

アイチ「2人はどうしてザをつけるの?」

カズヤ「あ、それ俺も気になった」

櫂・リン「ザ?」

カズヤ「ほれ、スタンドアップ・ザ・ヴァンガードってさ」

リン「それが何か?」

アイチ「ルールブックにはスタンドアップ・ヴァンガードって書いてあるんだけど」

櫂「本当だな」

リン「ただ、私たちにヴァンガードを教えてくれた先輩は、ザをつけてましたよ」

カズヤ「そうなのか・・・」

櫂「よしアイチ、お前もザをつけてみろ」

リン「カズヤ君もいかがですか?」

カズヤ「絶対嫌だ!恥ずいぞ!」

アイチ「ええっと・・・スタンドアップ・ザ・・・や、やっぱり恥ずかしいです~!」

イメージ4「最強ファイターは誰だ!!」
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