元気なアルバイターとひとつ下の後輩   作:オレンジフラワー

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初めまして。

オレンジフラワーと申します

ノリと勢いでこの作品を描きました。
タグでもあるように亀投稿になってしまうと思います。
分からないことも沢山あるので意見やアドバイスを貰いながら頑張りたいと思うのでよろしくお願いします。


第1話 元気だけはいい男

 

 

 

 

 

突然だがみなさんは高校生活といったら何を思い浮かべるだろうか

 

学校行事、部活、高校生ならではの恋愛など沢山のものがある。だがそれ以外で俺が選んだのは…

 

「いらっしゃいませー!!」

 

コンビニのアルバイトである。

 

学校行事は嫌でも強制参加だし、元々運動は嫌いではないが逆に好きなものもないからそこまで興味は湧かなかったし、偏見かもしれないが文化部は女子がやるイメージだったので指示通り動けばお金が貰えるアルバイトを選んだ。しかもバイト先も家からそこそこ近いという俺にとってなかなかの好条件だった。

 

初めは分からない事だらけだし、お客にはめちゃくちゃ文句も言われるしやめてやろうかと思ったが、いざ給料を貰うとまたやる気になってしまい、なんやかんや1年続けてしまっていた。

 

学年も1つ上がり高校2年になり、学校生活ではクラス替え以外は特に変わりはなかったが、バイトでは1つだけ変わったことがある。

それは…

 

「3点で520円になります。」

 

今、俺が接客している女の子が週に2、3回ここのコンビニに来ていることだ。1年も続けていればだいたいの常連さんは覚えてくる。この子はここ最近よく見るから常連になりかけている所だろう。

顔を見る限り綺麗な顔立ちで、少し大人っぽいような雰囲気だった。

相手の子が小銭を探してる間にチラッと見るとうちの高校制服を着ていた。こんな子同級生にいたってけ?

あ、そもそも俺高校入ってほとんど女の子と話してないから分かるわけなかったわ。

 

「600円でお願いします。」

 

「あ、はい。600円お預かりします」

 

おっと、危ない。寂しい感情にひたってる暇じゃなかった。仕事は仕事で割り切らないと…

 

「80円とレシートのお返しになります。」

 

1年間鍛えた華麗なレジ捌きでお釣りを返す。

 

お釣りやレシートを渡す時、必ずこの子は一礼をしてくれる。店員からするとこういうちょっとした事で嬉しい気持ちになる。たまにお釣りも受け取らずどっか行く奴はいるし、レシートだけなのに待ってる人がいて、いざレシートを渡すと見もせずに捨てる奴がいてお前なんで待ってたねんって奴がいるので一礼をしてるくれるだけで、大袈裟かもしれないけど仕事して良かったと思う瞬間である。

 

「ありがとうございましたー!またお越しくださいませー!」

 

元気よくあいさつをし、そして今日もこの子はお釣りを渡したあと軽く一礼をして店を出ていく。

うわっ…後ろ姿も綺麗だわ。年上なのかな…

気づけばバイトであの子に会うのが楽しみになっていた。

 

_____________________________________________

 

場面は変わって翌日の1限目の体育の授業。

種目はサッカーである。

 

バイトが22時まででなかなか眠いところだが、サボり過ぎず授業に取り組むとしよう。

 

「俊太いったぞ!」

 

試合終盤ついに俺の元にボールが来た!

 

「おっしゃ!まかせろーい!」

 

俺はバイトで極めた声には自信があるので、勢い良く声を上げ転がってきたボールを華麗に空振り。ボールはコートの外に出て相手チームのスローイン。そしてなんとも言えない静寂が生まれる。

 

「……あっ」

 

「……」

 

それから、全員の笑いものにめちゃくちゃ恥ずかしい授業となった。

だから運動は嫌いなんだ…。

 

 

_______________________________________________

 

 

またまた場面は変わり、3階、1年A組。

 

私は窓際の席から2年生と思われる体育の授業を眺めていた。

うちの学校は学年ごとにジャージの色が違い、1年生は赤、2年生は青、3年生は緑と分かれている。

今日の数学は、先生の都合で自習になってしまったので、クラスのみんなは課題をこなして怒られない程度にお喋りをしていた。

 

私も、課題が終わりどうしようか迷っていた所に外から男子生徒の声が聞こえたのでグラウンドに目を向けた。

すると、どこかで見覚えのある男の人が、コートギリギリをだるーい感じで走っていた。

私は記憶を辿り、ひとつ思い出したことがあった。

 

「……あっ、あの人は…」

 

私はふと思い出すことが出来た。

 

「凛?何見てるの?」

 

私の声に気づいたのか、前の子が私に話しかけてきた。

 

「うん?あぁ〜…外の体育の授業を見てたんだよ」

 

外に向かって指を指すと同時に大きな声が聞こえてきた。

 

「おっしゃ!まかせろーい!!」

 

そして、ボールを華麗に空振り。みんなに笑われていた。

 

「あはは!あの人めっちゃ面白い!」

 

前の子は可笑しそうに笑っている。

 

「あの声…やっぱりあの人だ…」

 

「ん?なんの話?」

 

「いや、なんでもないよ。」

 

話す機会があれば今度からかってみよう。

 

よく通っているコンビニの、元気で明るい店員さんはひとつ上の先輩だった。

 

 

 




読んでいただきありがとうございました。

沢山の方の意見、感想、アドバイスを待ってますので気軽によろしくお願いします!
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