この小説とは関係ないのですが、最近パワポケの彼女攻略動画を見るのにハマってます。是非某動画サイトで拝見して見てください。
僕のおすすめは七島麻美というキャラです。
話を戻して、今回は戸村くんと凛がメインです。
よろしければお読みください。
「えっ!?戸村さんをマネージャーに誘った!?」
「はい。いけなかったでしょうか」
「いけないも何もあの人はバイトもしてるし大変だよ!」
「しぶりん?戸村さんって誰なの?」
「私は会ったことありますよ!凄く優しい方です!」
「しまむーも知ってる人なの!?いいなぁ!私も会いたい!」
私、卯月、未央はプロデューサーに呼ばれ事務所に戻るとプロデューサーの突然の言葉からその話題で盛り上がっていた。
プロデューサーは戸村さんの返事待ちとは言っていたけど、本当にマネージャーとしてここに来てくれるのかな…バイトだってあるし、続けていくに連れて自分自身の進路だってある。これから忙しくなっていくのに引き受けてくれるのかな…
「先程も言いましたが確定ではないので皆さんは各々のレッスンや仕事に集中してください。こちらの件は私が対応しますので。」
「はい!」
「あいあいさー!」
「…わかった。」
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「…マネージャーか」
布団で仰向けになり俺は1人つぶやく
プロデューサーの突然の勧誘。突然の事で驚きはしたけどこんな自分が頼りにされるのは素直に嬉しいと思った。それと同時にマネージャーという大事な仕事を完璧にこなすことが出来るのか不安しかない。渋谷さんも、アイドルに勧誘された時こんな感じだったのかな…。
彼女は今、1歩踏み出し、トップアイドルになる為に努力をしている。それを手助け出来たら…って少なからず思ってたこともあった。渋谷さん輝いてる姿を近くで見たい気持ちはどうやっても消せない…こんな自己満足的な考えでマネージャーを始めてもいいのだろうか…。
「あぁ!考えてもダメだ!今日は寝る!」
モヤモヤした気持ちのまま俺は寝ることにした
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「なぁ拓真…」
「おう!俊太!どうした?」
「お前さ…今、やりたいこととか、なりたいものとかってあるか?」
「なんだ突然?何かあったのか?」
「いやー実は知り合いがさ…新しい目標を見つけてそれに向かって頑張っててさ…たまたまそれを手助けしてあげられる仕事を紹介されてさ…」
「ふーん…どういう仕事かは知らんが、お前その子のこと好きなんだろ?」
「え!?いや…そんなことはないと思うけど…」
こいつに聞いたのが間違いだったのかもしれない。この話はなかったことに…
「だって普通の友達だったら、そこまで思い詰めないし、俺だったらその場で断ると思うぞ?そもそも連絡取り合うだけで近くに居たいとか思わないだろ?」
「……」
「その子を好きだなって思うんならやるべきじゃねぇーの?事情はどうであれ近くにいれるならな。」
「確かにそうかも…」
「きっと紹介してくれた人もその事に気づいてるからこそ、お前に声をかけたんじゃないかと思うぞ?俺は。」
「そういう考え方もあるってことか…なるほど…」
「やるやらないはお前次第だし、お前の気持ちは俺にはわからないけど自分が後悔しない方を選ぶべきだな。」
「後悔しない選択か…」
「やらないで後悔するよりやって後悔する方がいいぞ?…多分。」
「だな…つまんない話して悪かったな」
「全然?珍しいとは思ったけど悩みが無くなったなら安心したわ」
「てことで、俺マネージャーやることにするわ」
「おう!!……え?何の?」
「そのうち教えてやるよ!」
普段、アホそうに見えても色々考えてるんだなこいつも…とにかくプロデューサーからもらったチャンスなんだ。やってやる。俺もマネージャーとして頑張って…そして渋谷さんがアイドルとして輝けるように精一杯努力するんだ。自分の好きな人が輝いてる姿を1番近くで見るために…
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「……」
「ごめん!渋谷さん遅くなった!」
「…あっ。」
待ち合わせ場所はあの公園。お昼に突然戸村さんからメールが来てここで待ち合わせをしていた。
「はぁ…はぁ…バイトがちょっと長引いちゃって…俺から呼び出したのに遅れてごめんね?」
「いえ!全然待ってないですよ!なんなら時間ちょうどです!」
「あはは…ありがとう…」
「隣座りますか?」
「あぁ…じゃあ失礼してっと…」
2人並んでベンチに座ることにした。しばらく無言が続いたが戸村さんから話しかけてきた。
「アイドルの方はどう?」
「この間シンデレラプロジェクトのみんなと顔合わせして、みんな学校のあとでレッスンしに行ってる感じです…」
「そっかぁ…他にも何人かいるんだっけ?」
「私を入れて14人です。」
「多いな…顔と名前ちゃんと覚えられるかな…」
「…?」
「えっと…俺さ…シンデレラプロジェクトのマネージャーになる事にしたんだ。それを渋谷さんに1番に伝えたくて…」
「そ、そうなんですか!?でも…戸村さんバイトもあるし、勉強だって…」
「勉強は頑張って両立して行くつもり…。バイトはさっき店長と話してきて辞めてきた。もし、マネージャーで上手く行かなかったらロッカー空けとくから帰ってきなさいって…失礼しちゃうよな全く…」
「あの店長なら言いそう…」
「ちょっと?そこ笑うとこじゃないんだけど!?」
頭の中でその場面が容易に想像出来てしまいつい笑ってしまった。
「でも、本当にいいんですか?マネージャーを引き受けてもらっても…」
「うん。俺も渋谷さんと同じで、今までこれといってやりたいことってって無くてさ、だから挑戦してみようかと思って。この先こんなチャンスないと思うし、何より渋谷さんのアイドルとして輝いてる姿を誰よりも近くでみたいな…と…思って…」
「……」
「……」
「と、とにかく!これからマネージャーとしてビシバシ行くので!よろしく!!」
「ちょっと今…照れてましたよね?あと最後のほうちょっと誤魔化しましたよね?」
「以上解散!!」
戸村さんは呼び出したくせに颯爽と走り去ってしまった。
もう…ほんと慌ただしい人なんだから…
「アイドルとして輝いてる姿か…」
今のままの私じゃあとても想像つかないけど、これから少しずつ頑張っていけば輝けるのかな?これから増えていくかもしれないファンの人達…私にアイドルになる為のきっかけをくれたプロデューサー。そして私の輝いてる姿を誰よりも近くで見たいと言ってくれた戸村さん。
全ての期待に応えたい。私も戸村さんに見てもらいたい。他の誰にも負けないくらい輝いてる姿を…。いつになるか分からないけど、トップアイドルになったら絶対言うんだ。
いつも傍で私を見てくれてありがとう。
そんな貴方が大好きですって。
いかがだったでしょうか?
次回からは戸村俊太マネージャー編ですかね?
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