東方花守録   作:島夢

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もこたんインしたお

「幽香~?」

 

「なに?」

 

 

俺は幽香ににこやかに話しかける

幽香は頭に?マークを浮かべて首をかしげている

 

 

「ぐはっ!?」

 

「え?どうしたの!?」

 

 

首傾げてる幽香かわいすぎんよ~

思わず吐血するくらいには可愛い

まあ、待て、今回はそのために幽香を呼んだわけではない

 

 

「今、白髪でもんぺ着た女の子が迷い込んだけど…どうする?」

 

「…花になにかしているわけでは「ないな」…そう…じゃあ放っておけば帰るでしょう」

 

 

まあ、そうかもしれんが…

それって…家に来たらどうするんだろうか…

 

とか考えていると…コンコン、と戸をたたく音がする

 

 

「!」

 

「あー…予想が当たったか…というか、妖怪の家によく来ようなんて思ったな…」

 

「それ…あなたが言えることじゃないわよ…?」

 

 

ジト目で幽香が見てくる

やべぇ…すげぇご褒美もらっちまった!

うれすい!

ジト目ってなんか興奮するよね!

え?しない?そんなことはないと思うよ?

だってジト目って…なんかいいじゃない!

 

とか考えていると幽香が玄関の戸をあけている

 

 

「いらっしゃい、花を傷つけないなら…入っていいわよ?今日は気分が良いから」

 

 

今日はなぜか機嫌がいいだよなぁ幽香

夜来香(イエライシャン)という花が咲いたので気分がいいらしい

 

ちなみに現在日本ではチューベローズと呼ばれているぞ

 

花言葉は『危険な快楽』『危険な関係』

どうでもいいけど危険な快楽って卑猥だね

なんだか媚薬とかができそうだね、いや、そんなものは夜来香(イエライシャン)をどう加工してもできないんだけどね

 

 

「ありがとう…ございます」

 

 

えぇ…落ち込んではいるけどそんな簡単に妖怪の家によく上がりこめるね…中々肝が据わってるぞ…この子

 

 

「あぁ~…名前教えてくれる?」

 

「人間!?」

 

 

めっちゃびっくりされた

なぜ?

 

 

「なんでって顔しているけど妖怪の家にナチュラルに住んでいる人間…どこかおかしいところない?」

 

 

あぁ…なるほどね…え?なんで?

どこもおかしくないよ?

好きな人と一緒にいたいのは普通じゃない?

 

 

「名前は…藤原 妹紅だ…じゃなくてです」

 

「敬語がつらいんなら敬語いらないよ?」

 

「わ、わかった」

 

 

もこたんインしたお!

幽香の家にもこたんインしたお!

 

 

「俺の名前は島夢だ、よろしくなもこたん」

 

「もこたん!?」

 

「私は風見 幽香よ、よろしくねもこたん」

 

「えぇ!?あんたも!?」

 

 

幽香が乗ってきてくれた

いいねぇ、そういうのりのいいところもところも好きだよ

や、愛してるといってもいいぜ?

 

 

「これからどうするつもりだ?というか、なんでここに来たんだ?ああ、俺が言ってるのはなんで都の外に出たかじゃなくてこの家に近づいたかだぞ?妹紅の身の上話なんて聞く必要ないし、妹紅も話したくないだろ?」

 

 

うん、正直もこたんのことなんて知らなくていいし…

幽香の秘密ならどんとこい!絶対知りたいけど、もこたんの身の上話はべつにいいかなぁと思ってる

だってなんでここに来たのか聞いたときにちょっと悲しそうな顔をしたからな

 

 

「えっと…泊まる場所探してたんだ」

 

 

泊まる場所に選んだところが花の大妖怪のところってどういうことだよ…

まあ、いいや

 

 

「それにしても綺麗な目と髪だな」

 

「…そういわれたのははじめてだよ…みんな妖怪だ化け物だなんだって言ってくるしな」

 

「ふぅ~ん…可愛いのになぁ~まっ、俺は妹紅には女性としてみての興味ないな、俺は幽香一筋だぜ!」

 

 

まあ、確かに可愛いと思うが、一番は幽香だよなぁ~やっぱり!

 

 

「ん~別に島夢にはそういう意味での興味は無いのに…なんだろう、この敗北感…」

 

 

だが興味ないのに理由がもう一つ…

 

 

「発育もよくないみt「燃えろ!」ぎゃぁあああああああああああああああああっ!! 」

 

 

熱い!熱い!死ぬ死ぬ、俺普通の人間だから!今は普通の人間だから!

 

 

 

 

 

みたいな会話もあった

取り合えず風呂入ることにした、今日は先に俺が入る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side妹紅

 

 

「なあ、幽香」

 

「なに?」

 

 

いくら考えても分からなかったので直接聞いてみることにした

あの二人は本当に人間と妖怪なのだろうか…

とても仲が良さそうだし…

あの二人はどういう関係なんだろう

 

 

「島夢と幽香はどういう関係なんだ」

 

「ん~そうね…腐れ縁…かしらね」

 

「ふ~ん…人間と妖怪の腐れ縁か」

 

 

不思議な関係だ

妖怪と人は…妖怪は人を襲い、人がそれを退治する、そして殺し殺されを繰り替えす

この国のいろいろなところに行ったが、どこでもそれが当たり前だった

なのに…なぜこの二人は…

 

 

「不思議そうね…元々私は妖怪を襲うような妖怪じゃないのよ」

 

「…え?」

 

 

妖怪を襲うような妖怪じゃない?

ここに来る途中に村人の会話を盗み聞きしたとき、ここには好んで人を襲う花妖怪がいる…

そういう話をたくさん聞いたのに?

 

 

「私はね、花さえ無事ならそれでいいの、花を傷つけるようなら、妖怪でも神でも人でも、関係ないわ」

 

 

幽香はそう言いながら窓の外にある、たくさんの花々を見る

そしてチラッとだが、ほんの一瞬だけ風呂場を見た…いや、島夢のいるほうを見た

 

 

「幽香が守ろうとしているのは…花だけなのか?」

 

「ええ、それ以外になにがあるっていうの?」

 

 

幽香はそっけなくそういった

が、私は純粋に気になったので聞いてみた

 

 

「島夢…とか?」

 

「なっ…!…え…う…」

 

 

すごい…大妖怪が狼狽えている

こんなの初めて見た

同性の私でも…ちょっとかわいく見えてくる…

 

幽香はどんどん顔を赤く染めていく

 

 

「…はぁ…その通り…ね、島夢を守る、それもあるわ」

 

 

しばらく狼狽えたあと、幽香はあきらめたようにそう言った

人と妖怪…相容れないはずの二人なのに…

 

でも、少なくとも…私には感動を覚えるほど…綺麗な絆だと思った

 

花のように、儚くて

 

夢のように、曖昧だと…

 

そう思った

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