今回はイチャイチャではなく昔話!
とりあえず久しぶりだから言っておこう…。
ゆうかりんの可愛さは世界一ィィィイイイ!!
ゆうかりん可愛いぃぃぃいいいいいいいい!!
「そういえばずっときになってたんだけどねぇ…」
魅魔が私に話しかける。
私はそれに対して、外の花の方にむいていた視線を魅魔に向ける。
島夢はちょっと出かける…といって出て行ってしまった…。
まったく…どこにいっているのかしらね。
護衛に妹紅も一緒に行ったけれど…少し心配ね。
島夢と外出か………………
「私が幽香にあってもう数百年になるけど…その傘、初めて会ったときからずっと持ってるね…それ、なんなんだい?ただの傘じゃないんだろう?」
ちょっと思考が変な方向に行きかけたとき、魅魔は私が座っている椅子にかけてある傘を流し見しながら言う。
まあ、確かに何百年も劣化せず、さらに私が全力で振り回しても壊れず、高密度の妖力を発射しても砕けない。
これがただの傘だというのなら、傘は雨を防ぐ道具ではなく、兵器になっているだろう…などとくだらないことを考えながら口を動かす。
「ええ、確かに…ただの傘ではないわね…」
そういいながら私は椅子にかけてあった傘を取り、ひざの上に乗せる。
「この傘の話…ききたい?」
「ああ、きいてみたいね」
そう…と呟きながら話し出す。
ひざの上の傘を見つめながら…。
「そうね…確か…今から数百年以上昔…私と島夢が出会ってちょうど千年のころの夏だったわね…」
語り始める…。
ええ、本当に懐かしい話ね…。
「島夢、どうしたの?」
いつも以上に挙動不審な島夢にそう声をかける。
島夢は私に気づき、こちらを向く。
「いや…幽香、なにが欲しい?」
「何が欲しい…って…」
私はそう呟きながら考える。
何が欲しい?…か。
特にないのだけれど…。
う~ん…
「そうね…ええ、ないわ…私は今の生活で満足しているから…別に欲しいものはないわ」
ええ、今の生活で満足よ…。
千年くらい前までは…花のことしか興味もなく、花を見て世話をしているときしか充実していなかったのに…。
けれど、今は違うわ…。
彼がいるだけで…普通に過ごすだけでも楽しい…。
何を考えてるのかしら…?
少し無駄なことを考えてしまったわね。
「そうか…うん、わかった」
そういって島夢はどこかへ歩いて行ってしまう…。
何がわかったのかしら?
まあ、いいわ…
今から水やりだし、島夢のことは置いておきましょう。
「それにしても暑いわね…日光は苦手じゃないけれど、流石にここまで来ると…ね」
私は妖怪だし、日光に弱い妖怪じゃないので大丈夫だが…。人間よりよっぽど丈夫な私が暑いというくらいの気温…。
島夢は大丈夫なのかしら?
熱中症とかにかかってないかしら?
「少しだけ心配…。水やりが終わったら探しに行こうかしら?」
水やりをしながら呟く…。
そういえば夏は嫌いじゃないけれど、夕立はあんまり好きじゃないわね…。水のやりすぎになったりするし、雨の勢いが強かったりするから花が弱ってしまう…。
いきなり降るし…。
とか考えていると水やりが終わった。
「それにしても、島夢…遅いわね…。どうせ暇だし…行くとしましょうか」
私は何も持たずに歩き出す。島夢の霊力…といっても常人並しかないため、探すのは苦労するが、長い間一緒にいた彼の霊力ならば探知できる。
島夢の霊力の方向へ歩を進める。
周りの植物を見ながら…野に咲く花を見ながら歩いて向かう…。
散歩は好き、たくさんの花を見れるし…でも、やっぱり隣に誰かいた方が楽しい…。
誰かが隣にいた方が楽しい? 千年前の私からは考えられないわね…。
まったく、私も随分変わったわね…いえ腑抜けた…といっても過言ではないわ…。
そんなことを考えながら歩いて行く…。
島夢のところについたとき、島夢は空を見ていた…そしてポツリと言った。
「一雨きそうだな…」
その言葉につられて私も空を見上げる…少し曇っていて振りそうだ…。
水遣りが終わってからの天候の変化はあまり好ましくないのだけれど…。
そう思っていると、島夢が私を見つけて、歩いてこっちに向かってくる…。
迎えに来たのが嬉しかったのか少し笑みを浮かべてこちらに歩いてくる。
「迎えに来なくてもよかったのに…」
島夢は少し肩をすくませながらそう呟く…。
「いいのよ、どうせ暇だったから」
私はそっけなくそう答えた。
島夢はそれでも嬉しそうにしている。
「雨が降りそうだし、はやく帰るわよ」
「ああ、そうだな…帰ろうか」
私たちは二人で並んで歩き出した。
他愛無い会話をしながら歩く。
side島夢
「それで?あの傘の話になってないんだが…」
「ここからだよ」
俺は今妹紅と話ながら家へ帰る、帰路の途中。
妹紅は幽香の傘のことが気になったみたいで、俺に聞いてきたので、話してきかせることにした。
まだ家まではそこそこ距離があるので、まだまだつきそうにない…。
つくころには話は終わっているだろう…。
「んじゃあ、続きを話そうか…」
雨が降りそうだ…家まではもう少し時間がかかる。
降りだすまでには間に合うかなぁ…と思いつつ歩く。
花がたくさんある、太陽は見えない…雲で隠れて見えない…。
「この間の台風で向日葵が何本か逝ってしまったわ…」
とても悲しそうに、それこそ知り合いでも亡くなったかのように話す彼女の横顔は、空と同じ、曇っているようにも見えた…。
けど、まぁ…そんな顔も美しくて、綺麗で、でも悲しそうな顔をしているから俺もちょっとだけ悲しくて…。
「花は枯れるものだ」
「ええ、わかっているわ…」
「自然に咲いて、自然に枯れるから美しいんだ」
幽香は悲しそうな顔をして歩く。
彼女は花が大好きだ。でも花はすぐ枯れる…。
俺たち人間よりもずっと儚くて、脆い…。
人間の俺でもそう思うのだ。幽香からすれば、どれほど儚く見えるのか…。
頬に水の雫が落ちてきた。
「雨だ…」
「ええ…雨ね」
ポツポツと雨が降って来て、だんだん強くなってくる。
濡れるのは少し遠慮したいので、近くの大きな木の陰に隠れて雨が上がるのを待つとしよう…。
そう考えた俺は幽香の手を引いて、大きな木の陰に隠れる。
「また…何本か枯れるのかしらね…」
幽香が曇り空の彼方を見ながらポツリとつぶやく。
「ああ、枯れるだろうな…」
雨の勢いは強い、何本かが弱って最悪枯れるだろう…。
幽香は水やりを終わらせていたようだし、水のやりすぎにもなる…。
「花はすぐに枯れてしまうものね…」
「枯れない花もあるさ」
俺は呟いた。
幽香は少し驚いた顔でこちらを見る。
「俺はそれを編むことにする…」
「?それは何?」
幽香は少し楽しそうに、興味深そうに微笑みながら俺を見ている。
俺は右手を幽香に差し出しながら右手で棒状のものを編む。
これは雨を防いでくれる、日差しを防いでくれる…。
そして何より…。
「幻想郷で唯一枯れない花だ」
手に編み出したそれは、ピンク色をしている…傘。
それを幽香に渡す。
幽香はそれを受け取って、傘を見てそれから俺を見て、心底楽しそうな笑みを浮かべながら言う。
「
「戯言でも、狂言でも、少なくとも俺はそう思っているのさ」
「そう、あなたらしくて面白いわ」
「ありがと」
幽香は傘を手首にかけてクルクル回しながら言う。
少しは気に入ってもらえたみたいでよかった。
「じゃあ、行きましょうか」
幽香は傘を差して微笑みながら歩き出す。
「いや、俺濡れるじゃん…」
俺は少し呟くように言った。
「?入らないの?」
不思議そうに言った幽香…。
入る…傘に…相合傘というやつだな!
答えはもちろん
「是非お願いします!!」
「とまあ、こんな感じで渡したのがあの傘だ」
「………あの傘をその場で作り出したってことか?」
妹紅が驚いて聞いてくる…。
いや、あのときは少し能力使っただけだし、今は使えないし。
「そんなことはどうでもいいだろ?さっさと帰ろうぜ?雨が降りそうだ」
俺はそう言いながらを空を見上げる。
そこにはあの日みたいな曇天が広がっていた。
そして、家が見えてきた…。
その玄関には、幽香が扉に背中を預け、少し微笑を浮かべて待っていた。
今回は本編でテンション抑えたので…。
とりあえずゆうかりんの可愛さは最高である。
好きなキャラは人それぞれなので異論は認めるが、ゆうかりんの可愛さは世界一なのである。
ゆうかりんは可愛いのだ、どれくらい可愛いかというとおかしくなりそうなくらい可愛いのだ、まだ幼かった4歳の島夢少年こと俺が一目惚れするくらい可愛く美しく綺麗なのだ。
これはこの世の絶対的な心理で、恐ろしいくらいの真実なのさ。
いかれている?何を今更!!十年ほど言うのが遅いぞ!!
ということで、少しだけすっきりしました、『諸君』のときほどじゃないけどすっきりしました。
では、また妄想が爆発したときにでも会いましょう!